今西洋介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
非常に勉強になった。
性被害にあいやすいのは、社会的に苦しい環境にある人である場合が多く、そういった人に支援が届きづらいということのリスクの一つでもある
性被害等を受けた子どもは無意識のうちに心身の不調に陥る場合がある。問題行動的な振る舞い、様子が、実は被害を受けたことによるものだった、ということもある。もちろんそうでないこともあるが、注意が必要
リベンジポルノ防止法、撮影罪、保管罪など、法制度的に性被害を減らす動きは進んできた
子どもの権利擁護(チャイルド・アドボカシー)という観点から、性被害の予防や、性被害にあった子どものケアをすることが必要。日本にはその観点がまだ非常に乏しい。
性加害を -
Posted by ブクログ
子どもの性被害のニュースを聞くたびに情けなくなるし、わが子を、というのも多くて怒りしかない。
小児性愛者は100人に1人らしい。
トランスジェンダーの権利といっしょにしちゃダメ。
著者も、生まれつきなんだからって、子どもを性的な対象にする権利なんて認められないと。
性的な対象を子どもにしているマンガやアニメも日本ぐらいらしい。
罪も軽いし、再犯防止も進んでない、ゆるゆるの日本。
アメリカの小学校では、問題があれば、担任がすべて対処するのではなく、校長に任せたり、スクールカウンセラーやスクールポリスまでいる。
著者は「想い」と「システム」を変えたいと訴える。
近ごろ「同意」という -
Posted by ブクログ
男性として生きてきて、性加害に関する認識やリテラシーが足りていないなと感じたため読んでみた。
まず認識を改めねばと感じたのが、性犯罪の多さである。そもそも統計には記録されずらい性質の犯罪であるため、全体数はわからないが、女性だけでなく男性も成人するまでに性加害を受ける人はかなりの数がいると言うこと、また小児性愛者もかなりの数がいるということがわかり、子どもを持つのであれば一切油断ができない社会であることがわかった。
また、日本における性教育のレベルの低さも懸念である。そもそも我々大人がまともな性教育を受けていないし、学校が提供できる性教育も、性についてのタブー視の強さから、片手落ちだ。
性的同