あらすじ
★睡眠トレーニング(ネントレ)は赤ちゃんの脳に有害?
★子どものワクチンについて知っておくべきことは?
★母親が仕事をすることが子どもに与える影響は?
★親の性格が子どもに与える影響とは?
子育てに関する根拠のない神話には、はっきりNOを。答えのない問いには、考え方や行動のヒントを。
母親についての疫学研究を行い、子どもの医療や社会問題に関するSNSでの発信が子育て層に圧倒的支持を集める小児科医・新生児科医の今西洋介氏(ふらいと先生)が、12歳までのお子さんの育児に役立つ「エビデンスにもとづく子育ての最新知識」を、1冊の本にまとめました。
赤ちゃんの睡眠トレーニングから子どもの食事指導、ワクチン、保育園vs幼稚園問題、そして子どもへの性被害を防ぐ方法まで。注目のメールマガジン「ふらいと先生のニュースレター」で紹介されたトピックの中から、特に反響の大きかったテーマを厳選し、新たな書下ろしも加えて再構成。
海外の研究論文や専門情報に裏付けられた最先端の子どもの医学情報を温かなメッセージとともにわかりやすく届ける本書は、日々子育てに奮闘するお父さん、お母さんにとって大きな力となるはずです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
子育てに正解はないので思い悩むことも多いと思うけど、この本を始めとする信頼できる資料、情報に触れて、自分の力で考え見極められる親になりたいと思った。
この本から学んだこと
○陰謀論に惑わされず、子どもにはちゃんとワクチンを打たせる 。
○保育園に早めに入れるにしても、しっかり腰を据えて学ばせる。家で教育するにしても、愛情を持って接する。
○日本は他国よりも性犯罪対策があまり進んでいない。自分の子どものことは自分で守れるよう最善を尽くす。子どもの些細な変化に敏感になる。
○臍帯血バンク→登録するなら民間より公的機関
Posted by ブクログ
子育てで気になる疑問について、特に情報の取捨選択が難しいような分野は、どうしたらいいか素人としては検討が難しいが、そういった問題について医学研究のエビデンスから丁寧に実態を説明してくれる良書。
反ワクチンのデマの否定から、子どもの性被害を防ぐためのポイントなど幅広く扱っている。
ニュースレターからピックアップして書籍化した形なので、多数のトピックが載っている。子育て中の人は、気になるトピックだけでも読むと参考になると思う。
Posted by ブクログ
育児について、論文等をもとにエビデンスのある育て方が記されているが、著者が3人の子育てをしているので、親の立場に寄り添った内容と感じた。
また、ビジネス書のようにサクサク読めるのがありがたい。
Posted by ブクログ
育児の疑問を素人にもわかりやすく解説してくれる。両親のメンタル安定に寄与するであろう分野の記述もあってバイブルになりそう。臍帯血の話は妊娠中に読みたかった!
話はズレるが、エビデンスに基づいた専門書に近い本でも基本的に母親に対して解説するスタンスなのは何故だろう?たとえ読者層の大半は母親であっても、専門家として両性へ呼びかける。そこからじゃない?
Posted by ブクログ
第1章 未就学児(0〜5歳)
第2章 学童期(6〜12歳)
第3章 妊娠期〜出産
目次を見て、妊娠・出産が最後なんだ?と思ったけど、読んでみて、なるほど。
2章までは、まぁそうだよね、の内容(過ぎ去ってしまった者の感想です)。
私にとっては、3章が一番インパクトありました。
赤ちゃんの看取りとか、臍帯血バンクとか、立ち止まって悩まなければいけないほど深刻な事態にならなかったことにあらためて感謝です。
筆者自身がまさに子育て世代であり、妊娠・子育て中の方々を暖かく応援する内容です。
こういう応援メッセージを受けて、妊娠・子育て現役の方々が、安心して子供に愛情を注げますように。
Posted by ブクログ
未就学児の話については既知のものが多かったが、学童期の話は初めて知ることが多かった。
普段エビデンスに基づく子育ての情報は積極的に得ているので、ワクチンに否定的な考えを持つ方との接し方については正解が見えていなかったが、(ワクチン接種に)悩んでいること自体がよい親の証という言葉は目から鱗。子どものことを思って悩んでいること自体は同じなんだな…と思えそう(もちろん、エビデンスベースでは受けたほうが良いと書いてあるが)。
以下、初めて知ったこと。
・擬人化は孤独を感じる人々が感情的な安定を得るための手段(ぬいぐるみ)
・権威的な子育てはいじめっ子に関連あり。いじめっ子親への子育てプログラムが有効
・水に関わる場所に性被害が多い
・性加害者の住所開示では初犯を防げず、有効性が見られなかった
・モンテッソーリはデータ上は良い効果(但し、他の因子の影響もあるかも)