S・J・ベネットのレビュー一覧

  • エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬

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    女王陛下がアームチェア・ディテクティブとなり秘書官補や旧知の職員を駆使して謎を解いていく。
    今回はバッキンガム宮殿が舞台。

    女王陛下と「失言王」エディンバラ公とのやりとりが楽しい。

    在位年数も経験も自分たちよりずっと長い女王を「何も知らなくていいお姫様」扱いする男性側近たちに心の中で苛立ちつつ優秀な女性側近たちとの強力タッグで問題を解決する女王まじ陛下。

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    2023年03月05日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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     2022年は多くの著名人が鬼籍に入った年だったように思う。
     イギリスのエリザベス二世女王陛下は我々の多くが生まれた時から女王であり、日本でも親しまれた方だった。
     本書はもちろんフィクションではあるが、実際の各国の首脳が登場したりと現実の皇室もこのような日常なのかと想像することが出来て楽しい。
     著者が女性ということもあるだろうが、女王を含めた女性陣は生き生きと描かれ羨ましくなる一方で、男性陣の女王を侮った態度に、いわゆるざまぁ展開を期待し
    たが女王の器広い!と、新年から自分の狭量さを反省させられた…。

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    2023年01月04日
  • エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬

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    エリザベス女王が王室内で起こった事件を解決する物語です。もちろんフィクションですが、登場人物がリアルで、現実に起こった事のように錯覚してしまいました。何百点もある美術品の中から女王はなぜその絵画にこだわるのか…素敵でした。

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    2025年10月31日
  • エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬

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    ミステリーものとしては確かにもうちょっと複雑でもいい気がするけど、女王がこんな風に会話するのあり得るのかも、とリアルとフィクションを同時に楽しめたのがとても面白かった。イギリス王室歴史好きとしては読んで損はない作品。

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    2025年09月18日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    エリザベス女王にとっては幼い日々の思い出がつまった場所「わが家」であるウィンザー城で若い男の遺体が発見される。
    その男は晩餐会に呼ばれた若きロシア人のピアニストだった。
    事件についてお城では箝口令が敷かれ、警察とMI5はロシアのスパイによるものとし捜査を始めるが…

    なんと〜
    難航していたその事件を華麗に解決してみせるのは御年90歳の名探偵、エリザベス女王!
    しかも秘書官を使って情報を集め謎解きをする安楽椅子探偵ときた…(笑)

    確かに謎解きは平凡だけど、実際の出来事や、実在する人物の登場に陛下の私生活を覗き見れたような気持ち…
    そして、
    もしかして陛下は本当に普段から謎解きをされているんじゃ

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    2025年04月29日
  • エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬

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    ネタバレ

    女王陛下と秘書官補、またまた謎解き。

    女王の信頼厚いハウスキーパーが変死した。周囲からは煙たがられていた彼女は数々の嫌がらせを受けていた。しかし嫌がらせを受けていたのは彼女だけではなかった。ブレグジットに揺れ、アメリカ大統領選挙に気を取られ、世界の変化を感じる女王陛下は自分の所有物である絵が思いも寄らないところにあった謎を解くためにロージーに依頼をしていた。すべてが繋がったときに見えてきたものは——。

    前巻もそうだが、女性の戦いを描いた小説だと言ってもいい。女性だから、と扱われること。たとえ君主が女性の国でも、あまく見られたり不名誉な言葉で表現されたりはするのだ。それを女性同士の連帯でしな

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    2024年07月07日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    ネタバレ

    女王陛下は名探偵!

    エリザベス2世の愛するウィンザー城で若いピアニストが変死した。心を痛める女王陛下を気遣いながら捜査が進められているはずだった——ナイジェリアにルーツを持つ秘書官補のロージーは上司にも秘密の任務に選ばれる。それは"ボス"女王陛下の推理を手伝うこと!

    すごい。イメージするエリザベス2世がそこにいて、推理を働かせていく。もちろん女王陛下なので足を使って手がかりを集めるわけではない。バディとなるのは秘書官補のロージー。タフでクールなヒーロー。しかもこのバディ制度は前から続いていたものらしい。そんなのいくらでも過去に遡ってエピソードが書けてしまう。こんなに楽し

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    2024年07月06日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    エリザベス女王の若い頃の設定だと思って読んだら違っててびっくり。89歳のエリザベス女王が登場。物語の中で90歳を迎えるんだけど、わりと最近の設定。ロイヤルファミリーや各国のお偉いさんの名前がそのまま出てくるので、読んでて顔が頭に浮かんで、物語に入り込みやすかったかな。これ実際あったことではないか、と思ってしまう。

    エリザベス女王のお気に入りのウィンザー城で事件が起きます。その事件解決のためにエリザベス女王が動きます。秘書官補のロージーがアシスタントしてます。安楽椅子探偵なのかな?と思ってだけど、違います。女王自ら現場を見に行ったりとなかなかの行動派。ロージーは女王が動きが取れないときに、秘密

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    2024年05月22日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    実在する人たちと、実在する場所や建物で起こる殺人事件。ワクワクが詰まっている。
    女王陛下のチャーミングさと温かさにほっこりして、ミステリーなのにいつまでも読んでいたくなるような不思議な感覚。

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    2024年04月28日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    イギリスで10万部、18か国で翻訳されているという人気シリーズの1冊目。
    原題は”(Her Majesty The Queen Investigates) The Windsor Knot”。()内はシリーズ名でもあって、つまり『女王陛下は「ウィンザーノット」を捜査する』となる。原著の既刊は3冊、刊行予定が1冊で、いずれも『女王陛下は「〇〇」を捜査する』となる。なかなか気が利いた作り。
    邦訳は2冊目の『バッキンガム宮殿の三匹の犬(The Three Dog Problem)』まで。

    さて、本シリーズの探偵役は先ごろ亡くなった英国女王陛下その人である。
    実のところ、巻末解説にある通り、女王陛下

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    2023年05月29日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    戴冠式を前にイギリス王室物が読みたくて。エリザベス女王が名探偵とは。話に無理矢理感がなくて、もしかしたらあるかもと思わせてしまうほどのストーリーが存分に楽しめた!

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    2023年05月05日
  • エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬

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    フィクションとはいえ、女王の賢明さ、チャーミングさがたまらなく魅力的。エジンバラ公も面白くて好きだわ。

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    2023年04月08日
  • エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬

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    シリーズ2作目。
    ミステリーともしても、イギリス王室史としても楽しめて2倍嬉しい。
    トランプ大統領など、時事ネタもあるのにいやらしくなく物語に上品さと深みがでるのは、主役が女王陛下だからなのか。
    そして女王陛下がブリタニア号の絵に固執した理由がラストにわかり、とても素敵だった。

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    2023年04月08日
  • エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬

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    楽しめました。ミステリーというより、イギリス王室史を読んでいるような気分になります。これまでの外交、文化の数々を知ることができて大満足。事件はかなり入り組んでいて、もう少し整理してくれても、と思いましたが、絵が絡んでるので読み応えありました。なんと言ってもラストのエピソードが素敵。素晴らしいです。ほんとにイギリス王室は絵になりますね。日本の皇室では考えられません。お二人とも既に天上にお住まい。面影をしみじみと思い出しています。

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    2023年04月01日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    エリザベス女王をはじめ、実在の人物が出てきて、大丈夫なの?と心配になるくらい。エリザベス女王も90歳、その仕事量、まだ馬に乗るの?とタフなところ、聡明なところ、思慮深いところ、思いやり、茶目っけ。素敵だなと思う。ほんとに、表に出ない形で事件解決しててもおかしくない。続編も読みます。

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    2023年02月23日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    ロンドンオリンピックのオープニングもそうでしたが、これほどのエンタメに応えられる英国王室、全く素晴らしいとしか言いようがありません。ここまで踏み込んだ内容でもOKとか、考えられないほど。本当に国民に愛されていたんだな、と感じ入りました。女王やフィリップ殿下の人となりもうかがえて深く感動。そして、女王のクレバーさも。ラストシーンが素敵でした。続編あるようですが、女王の面影を思い起こしながら手に取りたいです。日本の扱いが羽根のようで、ちょっと笑っちゃいました。

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    2022年10月16日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    イギリスの女王が、推理小説の主人公として執筆をお許しになったことがすごい事だと思う。
    日本だと天皇陛下??ちょっと想像できない。
    エリザベス女王がどれだけ国民に近かったのか、よくわかる。お人柄も描かれていて、みんなが好きになるのが納得。

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    2022年10月06日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    エリザベス女王が崩御され、今更ながらに偉大な愛された方だったと知り、
    色々興味が湧き購入。
    ミステリーとしても面白かったし、イギリス王室のお話としても面白かった。
    オバマ前大統領などもちらっと出てきて、物語とわかっているのに
    実際の王室は、エリザベス女王はこんな方なのかと思え楽しめた。

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    2022年09月29日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    ちょうど本書を読んでいる時にエリザベス女王の崩御を知った。

    昨年先立たれたフィリップ殿下と共に、作中では威厳を保ちつつも親しみやすく茶目っ気たっぷりな存在として描かれている。
    実際のエリザベス女王がどのような人物か、遠い日本からでは伝記やメディアの情報で得られる以上の事は知り得ないが、本書を読んでいても崩御に伴うニュースを見ていても、イギリス国民だけに留まらず世界中からとても愛される存在であった事がひしひしと感じられる。

    本作のエリザベス女王は聡明な知性を持ち、事件を解決する探偵としての一面を持ち合わせていたというフィクションの設定だが、実際そんな一面を持っていたのかもと思わされるのもエリ

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    2022年09月11日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    エリザベス女王陛下がとっても素敵で、実際もこういう方なのかなぁと想像しつつ一気にファンになった!
    秘書のロージーも賢くて気が利くだけでなく、美人でスタイル抜群…強くて控えめで…完璧すぎる
    ロイヤルファミリーのニュースが好きな方にはたまらないシーンがたくさんあります
    英国ミステリーならではの習慣やスイーツ、ドレスの描写もワクワクしながら読みました
    女性が活躍するミステリー!

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    2022年09月03日