S・J・ベネットのレビュー一覧
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ネタバレウィンザー城でロシア人ピアニストが殺害される。犯人は?動機は?捜査が進まない中、なんとエリザベス2世が事件解決に(こっそり)乗り出す!
女王故に当然自由に出歩けるわけもなくアシスタントとして新米の秘書官補が情報取集に当たります。
犯人捜しだけではなく、リオ五輪の少し前、現実の出来事や国際関係も話に織り交ぜてあり、そういったところもなかなか面白いです。私はむしろこちらを楽しみました(笑
アラン・ベネットの『やんごとなき読者』は読みましたが本作はエンタメに全振り。他にもエリザベス女王が主人公の作品があるそうで、イギリスって今も活躍されている実在人物をモチーフとした創作に寛容なんですね。
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Posted by ブクログ
ネタバレ好きなところ
ロージーのキャラクター(頭も良いし、忠誠心もあるし、強い!)
嫌なところ
ハンフリーズのキャラクター(不遜、女王への忠誠心のなさ)
トリックっていうものはとくになくて、エンタメ小説として読むと面白い。
ただ、ハンフリーズに探偵役をさせたことが嫌過ぎて、謎解き部分でストレス溜まった、、、。
その目的について、作中でも解説(大矢博子氏)でも語られていたけど、納得できなかった。
忠誠心とか信頼を得るためっていうことだったけど、女王の御前で脚を組んで背もたれに寄りかかる奴が今後余計舐めてかかるだけじゃない?ってずっとモヤモヤしながら読んだ。イギリスでも女王の前で脚を組むのは失礼な行為 -
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なんてエリザベス女王を深く敬愛しているのだろうというのが第一印象。とりたて英国王室に思い入れがあるわけではない私にとっては、読んでいて愛が重すぎた(笑)。この本はエリザベス女王が主人公だと分かるが、後書きにもあるように、今まで読んできたミステリにも女王陛下がたびたびキーパーソンとして登場するものが多いことに気づいた。いずれの女王陛下もとても魅力的に描かれてているので、本当に唯一無二の方だったのだろう。
ミステリは普通かな。謎解き部分が、女王陛下が解決しました!とスカッとした展開にはならず(理由は分かるが)、非常にもたついてしまった印象。最後はしんみりと。 -
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「エリザベス女王の事件簿」シリーズの2作目(1作目はこちら→「ウィンザー城の殺人」)。
先ごろ亡くなった英国のエリザベス2世が、実は陰の名探偵であったという架空の設定に基づくミステリ・シリーズ。前作ではウィンザー城が舞台、本作はバッキンガム宮殿である(3作目は邦訳未刊行だが、サンドリンガム・ハウス)。舞台となる場所が1作ごとに変わるという趣向である。
大規模修理が必要でてんやわんやのバッキンガム宮殿のプールサイドで、有能だが嫌われ者の王室家政婦(ハウスキーパー)が遺体で発見される。
死因は足首からの大量出血。その場に残されたウイスキーグラスを片付けようとして、誤って破片で動脈を傷付け出血死し -
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ウィンザー城で若い男の遺体がクロゼットから発見される。晩餐会に呼ばれたロシア人ピアニストで、遺体はあられもない姿だった。事件について城では箝口令が敷かれ、警察とMI5はロシアのスパイによるものと見なし捜査するが、容疑者が50名もいて難航する。でも大丈夫。城には秘密の名探偵がいるのだ。その名もエリザベス2世。御年90歳。世界最高齢の女王が華麗に事件を解決する!
だいぶ前に気になっていたものの、すっかり積んだまま放置してしまっていた。んー、面白くないわけではないけれど、ちょっと設定が無理やり感があるというか、結局女王よりも他の部下が活躍していて結局おいしいところも警察が持っていくので、種明かしの -
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ウィンザー城で若い男の遺体がクロゼットから発見される。晩餐会に呼ばれたロシア人ピアニストで、遺体はあられもない姿だった。事件について城では箝口令が敷かれ、警察とMI5はロシアのスパイによるものと見なし捜査するが、容疑者が50名もいて難航する。でも大丈夫。城には秘密の名探偵がいるのだ。その名もエリザベス2世。御年90歳。世界最高齢の女王が華麗に事件を解決する!英国で10万部突破、18カ国で翻訳。
現役のイギリス女王陛下が主人公で、しかも探偵役のお話、と聞くだけで、気になって読みたくなる。単なるミステリではなく、王室に生まれた女王の苦悩や、女王という立場として培われてきた強さ、王室に仕える使用人