S・J・ベネットのレビュー一覧

  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    ネタバレ

    ウィンザー城でロシア人ピアニストが殺害される。犯人は?動機は?捜査が進まない中、なんとエリザベス2世が事件解決に(こっそり)乗り出す!

    女王故に当然自由に出歩けるわけもなくアシスタントとして新米の秘書官補が情報取集に当たります。

    犯人捜しだけではなく、リオ五輪の少し前、現実の出来事や国際関係も話に織り交ぜてあり、そういったところもなかなか面白いです。私はむしろこちらを楽しみました(笑

    アラン・ベネットの『やんごとなき読者』は読みましたが本作はエンタメに全振り。他にもエリザベス女王が主人公の作品があるそうで、イギリスって今も活躍されている実在人物をモチーフとした創作に寛容なんですね。

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    2022年07月10日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    2作目先に読んでたから、そっちの方が面白かった。ミステリー感が思ったより薄かったかな。話としては面白いんだけど、ちょっと物足りない感じではあった。

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    2025年10月10日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    ネタバレ

    好きなところ
    ロージーのキャラクター(頭も良いし、忠誠心もあるし、強い!)

    嫌なところ
    ハンフリーズのキャラクター(不遜、女王への忠誠心のなさ)

    トリックっていうものはとくになくて、エンタメ小説として読むと面白い。
    ただ、ハンフリーズに探偵役をさせたことが嫌過ぎて、謎解き部分でストレス溜まった、、、。
    その目的について、作中でも解説(大矢博子氏)でも語られていたけど、納得できなかった。
    忠誠心とか信頼を得るためっていうことだったけど、女王の御前で脚を組んで背もたれに寄りかかる奴が今後余計舐めてかかるだけじゃない?ってずっとモヤモヤしながら読んだ。イギリスでも女王の前で脚を組むのは失礼な行為

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    2024年10月06日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    翻訳が合わないのか、イギリスのノリについていけないのか、慣れるまで読みにくかったです。
    当時現役の女王が探偵役で、各国の政治家の名前が実名で登場したりするのが面白かったです。

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    2024年04月04日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    エリザベス2世主催による晩餐会翌日
    ロシア人ピアニストが遺体で発見される。自殺と思われていたその死の裏にある真実を部下を使ってそれとなーく暴いていく。

    ・感想
    思慮深く思いやりもあって自分の責任責務立場影響を把握してる女王陛下がチャーミングに書かれていて、国民にすごく愛されてるんだなって思った。
    結構ページ数があったんだけど真相が二転三転するような凝ったミステリーでは無く、女王の人となりや行事の大変さとかが書かれてたからページ数多くなったのかな。
    そこも興味深く読めた。

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    2024年03月02日
  • エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬

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    訳のせいなのか、読みにくくなかなか進まなかった。バッキンガム宮殿のプールサイドで発見されたハウスキーパーの遺体と、駄作と呼ばれていたが女王にとってはとても大事な絵が海軍保有となっていたこと。まるでホントにエリザベス女王が推理をしているみたいだった。日本では皇室の人物を小説に!なんて絶対無理だろう。失言王フィリップ殿下のジョークがいいスパイスだった。

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    2024年01月16日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    イギリス王室ミステリー。謎だけではなく女王陛下の公務の話も非常に興味深かった。事件の解決もエレガントで素敵な名探偵

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    2023年10月24日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    イギリス王室を舞台に描いた推理小説。個人的にこうした王室の小説を読んだのは初めてで、ミステリーとしての驚きは少なかったものの、王室背景などで楽しむことができた一冊。

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    2023年09月25日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    なんてエリザベス女王を深く敬愛しているのだろうというのが第一印象。とりたて英国王室に思い入れがあるわけではない私にとっては、読んでいて愛が重すぎた(笑)。この本はエリザベス女王が主人公だと分かるが、後書きにもあるように、今まで読んできたミステリにも女王陛下がたびたびキーパーソンとして登場するものが多いことに気づいた。いずれの女王陛下もとても魅力的に描かれてているので、本当に唯一無二の方だったのだろう。
    ミステリは普通かな。謎解き部分が、女王陛下が解決しました!とスカッとした展開にはならず(理由は分かるが)、非常にもたついてしまった印象。最後はしんみりと。

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    2023年08月01日
  • エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬

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    「エリザベス女王の事件簿」シリーズの2作目(1作目はこちら→「ウィンザー城の殺人」)。
    先ごろ亡くなった英国のエリザベス2世が、実は陰の名探偵であったという架空の設定に基づくミステリ・シリーズ。前作ではウィンザー城が舞台、本作はバッキンガム宮殿である(3作目は邦訳未刊行だが、サンドリンガム・ハウス)。舞台となる場所が1作ごとに変わるという趣向である。

    大規模修理が必要でてんやわんやのバッキンガム宮殿のプールサイドで、有能だが嫌われ者の王室家政婦(ハウスキーパー)が遺体で発見される。
    死因は足首からの大量出血。その場に残されたウイスキーグラスを片付けようとして、誤って破片で動脈を傷付け出血死し

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    2023年07月31日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    ウィンザー城で若い男の遺体がクロゼットから発見される。晩餐会に呼ばれたロシア人ピアニストで、遺体はあられもない姿だった。事件について城では箝口令が敷かれ、警察とMI5はロシアのスパイによるものと見なし捜査するが、容疑者が50名もいて難航する。でも大丈夫。城には秘密の名探偵がいるのだ。その名もエリザベス2世。御年90歳。世界最高齢の女王が華麗に事件を解決する!

    だいぶ前に気になっていたものの、すっかり積んだまま放置してしまっていた。んー、面白くないわけではないけれど、ちょっと設定が無理やり感があるというか、結局女王よりも他の部下が活躍していて結局おいしいところも警察が持っていくので、種明かしの

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    2023年05月05日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    タイムリー。
    非常に聡明な女性たちが男性社会で生きていくためのコツ?が切ない。一国のトップであったとしても。

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    2022年12月12日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    エリザベス女王主催の晩餐会のあと、当日ピアノ演奏したロシア人ピアニストが殺されていた。しかも、裸で。公には病死としながら、警察やMI5はロシアのスパイではないかとそれぞれ捜査を始める。そして、エリザベス女王も独自の推理を展開していく。

    なんと、エリザベス女王が安楽椅子探偵!
    優秀な女性秘書官補に指示をしながら、様々な公務をこなしつつ真相を探る。ミステリーとしての評価は人それぞれかと思うけれど、実在の女王とその家族をこんな風にフィクションにしてしまう英国、それを許容する英国王室に日本や皇室との根本的な違いを感じた。

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    2022年12月07日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    面白かった。ミステリそのものより、プーチンやメルケル元首相、オバマ氏など実名が出て来るのがドキュメンタリーみたいだったし、宮殿での女王の執務やそこで働いている人々の日常がとてもリアリティがありついつい引き込まれた。
    それにしてもエリザベス女王がチャーミングで何たる公平無私な事か。その人柄に動かされる職員の気持ちも手に取る様だ。ご冥福をお祈りします。

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    2022年09月21日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    フィクションだけれど、エリザベス女王のプライベートを覗いているようで面白かった。この本を読み出す前に崩御された。とても残念。

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    2022年09月19日
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人

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    ウィンザー城で若い男の遺体がクロゼットから発見される。晩餐会に呼ばれたロシア人ピアニストで、遺体はあられもない姿だった。事件について城では箝口令が敷かれ、警察とMI5はロシアのスパイによるものと見なし捜査するが、容疑者が50名もいて難航する。でも大丈夫。城には秘密の名探偵がいるのだ。その名もエリザベス2世。御年90歳。世界最高齢の女王が華麗に事件を解決する!英国で10万部突破、18カ国で翻訳。

    現役のイギリス女王陛下が主人公で、しかも探偵役のお話、と聞くだけで、気になって読みたくなる。単なるミステリではなく、王室に生まれた女王の苦悩や、女王という立場として培われてきた強さ、王室に仕える使用人

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    2022年06月29日