藍川京のレビュー一覧

  • 女流官能小説の書き方

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    書き方とタイトルにあるけれど、特に書き方が詳しく解説されているわけではありません。書くときのヒントといった感じです。
    すでに書いているけれどなかなか上手くいかない私には、とても参考になりました。
    藍川先生作品が好きなので、執筆裏話としても楽しめました。

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    2014年05月27日
  • 官能文学電子選集 藍川京『紅蕊日記』

    購入済み

    主人公よ、どこへ行く

    (2025/3/20更新)主人公の人妻は、勤め先が倒産した夫の就職活動のため、健気にも面識ある保険会社の元専務で今なお古巣に影響力を持つ男のもとに駆け込む。男はいじらしい人妻の願いを聞き入れる。だがむろん、無条件ではなく。「わかるよね。子供じゃないんだから」と。かくして貞淑な妻は夫のため、家庭のため、生活のために一線を越える。そしていちど越えてしまうと、後戻りはできず、あとはずるずると被虐と官能の蟻地獄に突き進むことに。この筋書きは藍川京の初期作に多い展開だが、当時に比べると、強引なストーリー運びはややマイルドになっていると感じるのは考え過ぎか。しかし、性愛小説の見せ場である絡みのシーンがみっ

    #ドロドロ #切ない

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    2025年03月26日
  • 夕化粧

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     著者は女流官能小説家ってことで期待して読みすすめる。期待が持てたのは表紙のイラストだけであった。内容といえばとっても陳腐である。官能小説に奇抜なストーリーは求めないがそれにしても陳腐過ぎる。おもろない

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    2016年08月07日
  • 女流官能小説の書き方

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    【共通するもの】
    書くなら、見せるのが恥ずかしいことを書きなさい。それは、官能の世界も同じで、官能の世界だけではないということを再確認できた。
    自分の中の宝物を掘り起こしてみよう。

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    2016年04月10日
  • 女流官能小説の書き方

    Posted by ブクログ

    妄想をたくさんせよ。
    そして人と共有することが恥ずかしい部分も
    さらけ出して書く。
    大切なことは、とにかく書く、書く、書き続けること。

    たかが官能小説、のきらいはみんな持っているかも
    しれませんが「時間をかけた力作を1年に1作書いて
    それで売れるというのは、夢の夢。とにかく
    書き続けなければ読者からも編集者からも忘れ
    さられてしまう」と現実も解説してくれます。

    1人称、他社の視点など、小説の本当の基礎の基礎の
    書き方も解説してくれているので、
    何気によくできたテキストとなっています。

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    2014年03月13日
  • 女流官能小説の書き方

    Posted by ブクログ

     タイトルでは女性向けの雰囲気を醸し出しているが、男性である自分が読んでもなかなか面白い一冊だった。
     特に第一章などは、男女ともに感心するところは多いのではなかろうか。

     作者の方は非常に女性的な「感性で物を書く方」のようで、全体的にまとまりがなく、特に文例が煩雑である。
     文章運びも違和感を覚えるところが点々とあったので(接続詞が特に気にかかった)、星三つとした。
     しかし、女性側の意見として興味深いところも多かったし、個人的には楽しめた一冊である。

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    2014年02月25日
  • 官能文学電子選集 藍川京『修羅の舞い』

    購入済み

    読後感わるい

    (2025/3/30更新)踊りの家元と、懇意の画家による女体渉猟の物語。弟子の女たちを手当たり次第に取っては食い、取っては食いする家元と画家は鬼か修羅か。挙句の果てにテレビ局重役などと人身売買まがいの取引をおこなう鬼畜ぶり。女性登場人物の中心的役割を担う和歌子は、或る目的をもって家元に近づくが、その目的を達せられないまま、体だけ占有される。また和歌子を救わんとする身内の男も救出かなわず忸怩たる思いで泣き寝入り。正直読んで後味悪く、藍川作品の中でも過激さだけが際立つ作品。モヤモヤが残り、星二つのみ。

    #ドロドロ #ダーク

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    2025年03月30日