藍川京のレビュー一覧
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匿名
ネタバレ 購入済み中年の青春
中年でロリコンの横沢は単身赴任で越してきたマンションで二人の少女と出会う。一人は自分の真上に住む彩美とその友達の紗緒里にメロメロになりケーキをご馳走したり自身の部屋で勉強するのに使用して良いと合鍵まで渡す。
横沢は日中仕事で居ない為ビデオカメラで部屋の様子を盗撮すると、二人のレズ行為が映っておりそれをネタにエッチないたずらをはじめる。
横沢が中々最後までいかない事に少女達は焦れて学校の教師や彩美の父親へ色目を使いだし事で横沢は激しく嫉妬するが、横沢のもとに数年関係を持っていた少女が現れると…彩美は激しく嫉妬し…。
少女三人との性描写あり二人は処女喪失、浣腸行為はあるがサラッと流して汚い描写は -
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主人公が救われて良かった
主人公は三十代前半の女性。元カレが自ら命を絶ったことで自身も罪の意識を負い、傷心からひとり京都を訪れる。本作は北嵯峨は大沢池での偶然の出会いからラブロマンスへと発展するというスジ。このあたりはお馴染みの展開。その後、結ばれるまでの展開は自然な筆致で無理なく読め、あらためて著者の力量を見せつけられる。プレイ内容も倒錯と呼ぶようなものはなく、至ってオーソドックスだが、丁寧な描かれ方で格調の高さを感じる。主人公は相手の男に愛されていくにつれ、徐々に罪悪感から救われて前を向き始める。その様子を読者も追体験することで、同様に幸福感を味わっていく。元恋人はヒロインに別れを告げられたことで、当てつけから自死
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妖精に魅せられて
タイトルともなっている「森の妖精」とはいったい何者なのか、は明かしません。本作品は雰囲気で読ませる藍川作品の中でお特にヤマ場である男女の営みに持っていくまでの過程が秀逸です。舞台は十和田湖、八甲田山。京都など古都をよく場所に用いる著者にしては珍しいが、北東北の数々の名所の美しさがヒロインの揺れ動く心情に投影され、妖精の魔法にかかったがごとく甘美な空間を演出しています。性描写も丹念で、一歩一歩丁寧に読者の気分を高めてくれます。ただ一つ、個人的な趣味かもしれないが、ヒロインの設定が子持ちというのがちょっと、生活感が出てしまい、盛り上がりを冷ましてしまうかも。そのため星は一つ差し引いて四つとしました
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よく練れている
(2024/9/16更新)女盛りのヒロインと高齢の男のロマンス。藍川作品の定番シチュエーションのひとつであるが、本作はまずヒロインのキャラクターが確立されており、当人の嗜好や行動が正しくその設定に沿ったものであるためブレがなく、格調を高くしている。一児の母でもあるヒロインは聡明でしっかりした性格。言動も上品であり、彼女の揺れ動く内面、細やかな人間関係が丁寧に紡がれ、それとプレイとのギャップに読者はそそられる。筋立てもよく練られていて、荒唐無稽な展開に飛ぶことなく、あくまで現実世界の延長のような物語はこびで、これも読者にとって安心して読める材料である。欲を言えば、ヒロインを魅力的に引き立てるため
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甘いのは裸身だけじゃない
(2024/7/14更新、ごく一部ネタバレ)当方の性愛小説の評価のポイントとして、主人公のキャラクター設定が確立されているか、という点が第一に挙げられる。性格が心理描写を規定し、行動に表れ、それが性愛描写と相互共鳴して作品の質を決める。・・・と、前置きが長くなったが、本作はその鉄則が堅守されている。可愛いからヤマ場である絡みの部分が非常に気分を昂める文章となっていて、表題よろしくストーリーも甘く愛らしいという表現がよく合う作品となっている。悩み葛藤を抱えながらも自分に好意を持ってくれる男の道ならぬ関係に分け入っていき、さらに幾分倒錯した世界にさえも・・・。最終章ではヒロインの愛人の男が持つ別荘
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甘美にしっとりと、そして・・・
藍川作品の代表的なシチュエーションのひとつである未亡人もの。夫との死別したヒロインのもとに郵送物があった。それは性玩具、いわゆるおとなのオモチャ。これだけをレビューに書くと滑稽な展開しか想像できないが、読むとコメディにあらず、しっとりと甘美で退廃的なメロドラマとなる。お笑い的な状況を見事にシリアスにストーリーに転化させ、読者の気持ちをかき立てるところに他の凡百の書き手と違う著者の力量を見る。ネタバレ回避でこれ以上内容に触れないが、性愛小説であるが同時に女性が美しい。容姿のことではない。ためらいながらも新しい世界に踏み込んでいく女が頗る魅力的に描かれていて、かつ万々歳ではないものの決してバッドエ
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ネタバレ 購入済み
シリーズ全巻読みました。
シリーズ全巻通して、小夜の周りに3人の男性が現れます。小夜の母の妹の夫(義父)、母の同級生「須賀井」、小夜の父と再婚した連れ子の(えいすけ)その中で亡くなった母親の同級生でもあった須賀井に一番愛を感じました。
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Posted by ブクログ
39歳で女流官能小説家の結城霞(ゆうき・かすみ)は、有名画家の個展で知り合った53歳でイラストレーターの神城鴻(かみしろ・こう)に出会い、手紙のやり取りをするようになります。夫の篤生(あつお)との冷めきった関係に生んでいた彼女は、しだいに彼に対して心のときめきを覚えるようになり、やがて2人は男女の関係となります。
神城は、最初に霞といっしょにホテルに入ったとき、彼女の両手を縛ってSMプレイしたいと告げると、驚きながらも彼の要望に応えてくれます。その日は2人は身体を重ねることはありませんでしたが、その後も繰り返し逢瀬を重ねていくうちに、霞は神城のことを「パパ」と呼び、しだいにアブノーマルなプレ -
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和風版「イブ」
これは、11ヵ月前にレビュー投稿した同じ藍川京作品の「イブたちの囁き」にそっくりではないか。これが第一印象。舞台を華道教室、主人公の男のロマンス相手を和服をまとった家元の弟子たちに置き換えた感じ。その家元が病を得て、息子が心ならずも表舞台に立ったのが逆に運が開けることに。この点は現実世界も同じね。コミカルな作風も「イブ~」と同じだが、「着物の身八つ口から手を差し入れて女の胸モミモミ」という描写はそそられる。題名どおり爛漫たる名花たちが共演する。フィクション色が同氏作品の中でも「イブ~」と並んで特に強いが、純粋に娯楽作として読んでみればよい。とくにそこのお父さん、出張帰りの飛行機や新幹線のなかで