藍銅ツバメのレビュー一覧

  • 馬鹿化かし

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ちょっとグロいけれども、どんぴしゃに好みの本だった。
    不死身の半蔵と、刀の様し切りと罪人の斬首を生業とし死神に憑かれている朝右衛門のコンビがとても良かった。
    吉田松陰や沖田総司が晴明がでてきて、面白い。
    二人だけの生活になるのかと思いきや、紺太夫の息子、犬憑きの柴丸を引き取ったことで、またさらに深みが増して良かった。
    犬神の墨麿が可愛い。
    シリーズ化させるのかなぁ。期待したいなぁ。

    0
    2025年08月23日
  • 馬鹿化かし

    Posted by ブクログ

    死神に取憑かれた山田朝右衛門と不死になった服部半蔵、人や妖怪を切るシーンは、読んでいても強烈だったが、作品全体には常に優しい気持ちが流れていて、あっという間に読めた。

    新川帆立が藍銅ツバメについてXで書いていたので興味を持ったのが、読むきっかけだった。実写版があれば見てみたいなぁとも思った。

    0
    2025年08月14日
  • 鯉姫婚姻譚(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ファンタジー系はちょっと苦手意識があるけれど、これはとても読みやすかった。
    グイグイと引き込ませるようなストーリーで面白かった。

    ラストはグロい、ホラー、とかそういう感想をいくつか見たけれど、わたしはとても美しい…と思いました。しかも泣いた(笑)
    とっても好きなラストでした!

    人と人じゃないものの恋愛話、ここ数年いくつか知ったけれど興味深い。

    0
    2025年02月15日
  • 馬鹿化かし

    Posted by ブクログ

    面白くて一気読み、ちょっとあり得ない設定?なのですが「あるかも、ありそうです」となるあたりが作者の凄さ。この先どうなるのかしらと楽しみです。

    0
    2025年11月22日
  • 馬鹿化かし

    Posted by ブクログ

    初読み作家さん。どのキャラも良くて面白かった。お役目はともかく、家での内職が強烈。そりゃ近寄れないわ。

    0
    2025年11月03日
  • 馬鹿化かし

    Posted by ブクログ

    二人で事件を解決するといえば聞こえはいいが半蔵の執着っぷりがもはやブロマンスなのよ。
    ちなみに15両は200万円くらいらしいので柴丸が激おこになるのも無理はない。

    0
    2025年10月31日
  • 馬鹿化かし

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めて読む作家さんだが、楽しく読めた。 
    幕末の江戸で死罪人の処刑を生業としている朝右衛門の前に、馬とも鹿ともつかない獣の顔をした男が現れる。

    死神に憑かれた朝右衛門と、不老不死の呪いを掛けられた半蔵とのバディもの。
    自分の近くにいる者が次々と亡くなっていく不幸が続く朝右衛門と、何百年も生きて仕える人を次々と見送ってきた半蔵との、それぞれの孤独と生き方や人との交流の仕方が描かれる。
    ひたすら耐え忍びやり過ごす朝右衛門と明るく懐に飛び込む半蔵の対照的なキャラも良い。

    終盤は朝右衛門が唯一遠ざけ生かしている同門の親友·紺太夫との運命が描かれ、目が離せない。 
    幕末の歴史上の人物も登場し、より興

    0
    2025年10月21日
  • 鯉姫婚姻譚(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    表紙と書名から、ほのぼのキュンキュンの
    軽めの小説を思い浮かべてたんですが、
    出てくる異類婚のおとぎ話が結構本格的で魅入りました。
    そして開いた口が塞がらなくなるラストシーンは圧巻です。

    弟の、兄に対する執着も、
    この物語の愛のひとつだなぁと私は思いました。

    0
    2025年09月27日
  • 馬鹿化かし

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    明るいエンタメ。いや、人の首は飛ぶし結構血生臭い話だと思うんですが、読み終わった時の感覚がエンタメだったので、エンタメでいいと思う。幕末って雰囲気はそこまでしないし、吉田松陰をはじめ幕末の有名人が出てくるけど短編小説のゲストキャラ的な扱いなので、ほぼ作中には絡んでこない。満足はしてるけど、わがままを言うならもう少し盛り上がりがあってもよかったのになと思う。

    0
    2025年07月28日
  • 馬鹿化かし

    Posted by ブクログ

    鯉姫婚姻譚は自分には合わなかったけど、今作は面白かった。死神憑きと不死のコンビの掛け合いが小気味良い。

    0
    2025年07月10日
  • 馬鹿化かし

    Posted by ブクログ

    刀の様し斬りと罪人の斬首を生業にしている山田朝右衛
    周りにいる大切な人を次々と亡くし、一人淡々と役目を過ごす日々だった

    斬首をしくじり、逃亡した罪人が浅右衛門を訪ねてくる
    半蔵と名乗り、浅右衛門と一部の人には馬鹿のような頭部に見え、不老不死だという

    死に取りつかれた浅右衛門と不老不死の半蔵
    二人の関係性が面白い

    柴丸と墨麿の成長も楽しみだし、続きを読んでみたい

    0
    2025年06月23日
  • 馬鹿化かし

    Posted by ブクログ

    はい、まだあまり世間に知られていない作家さんをいち早く読んで後々売れっ子になったとき、まぁわいはだいぶ早いうちから目を付けてたけどね!って言うための企画「発掘王への道」#10です

    なんとほぼ1年ぶり
    そんなこともやってたな〜状態です

    今回は藍銅ツバメさんの『馬鹿化かし』です
    まずは藍銅ツバメさんのプロフィールから

    1995年生まれ。徳島大学総合科学部人間文化学科卒業。

    ゲンロン大森望SF創作講座第4期を受講し、2020年に「めめ」で第4回ゲンロンSF新人賞優秀賞を受賞。

    2021年に「鯉姫婚姻譚」で日本ファンタジーノベル大賞2021大賞を受賞。翌2022年に『鯉姫婚姻譚』を刊行し単行

    0
    2025年06月02日
  • 鯉姫婚姻譚(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    選考委員が全員一致で驚愕したラストとは⁉︎

    という帯の文章にひかれて読んでみたが、本当だった、、、ラストが知りたい人はぜひ一読を。

    0
    2025年04月17日
  • 鯉姫婚姻譚(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    いくつもの人と人ならざるものの婚姻譚を経て、少しずつ変わっていく人間と人魚の関係がたどり着く結果として、考えれば考えるほど、この結末しかない、と思える。ただ最善ではない!あと表紙にだまされてはいけない!ちょっとグロ注意もあります。でも繰り返すがやっぱりこの結末が納得なんだよなあ…。

    0
    2025年02月04日
  • 鯉姫婚姻譚(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】猿婿/八百比丘尼/つらら女/蛇女房/馬婿/鯉姫

    ラストに衝撃を受けた。だが、確かに異類だと納得。同じ理が通じると思うのがおかしいのだろう。

    0
    2025年09月08日
  • 鯉姫婚姻譚(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ※ネタバレ注意




    異類婚姻譚史上最高のラスト! というオビの文句に惹かれて買ったが、まったく予想の範疇を超えてこなかった。
    オビを見た瞬間に「どっちかがどっちかを食うとか?」と思い、おたつが食欲旺盛になったあたりで「おたつが食うほうで孫一郎が食われるほうかな?」「このふたりの話自体が誰かに語られるのかな?」という予感がして、結局その通りになった。
    おたつが竜になったのだけは良かったが。
    連作短編的に語られる異類婚姻譚がどれも面白いし、文体も好きだし、ラストも行くべきところに行ったなという納得感はあるのに、期待しすぎてしまったせいで読後にガッカリが残ってしまったなあ。とっぴんぱらりのぷう。

    0
    2025年03月19日