藤嶋陽子のレビュー一覧
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キーワード集という体裁をとっているところが軽やかで良い。各論の内容は専門家には物足りないかもしれないが、あまり充実させすぎると百科事典みたいな本になってしまう。ソフトカバーで厚さ一・五センチ程度というこの親しみやすさが良い。
というのも、“はじめに”の中に「体系化したテキストをつくるには障壁にな...続きを読むPosted by ブクログ -
ファッションについての研究材料がぎっっっしり詰まっている。ファッションに興味のある人、社会学部や人類学部、服飾系の学生で少しでもファッションに興味があるならぜひ読んでほしい。文学部とかでも、映像系の研究をする際にとっかかりになるかも。分厚いが、いろんなトピックが薄く浅く紹介されているので、サラリと読...続きを読むPosted by ブクログ
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ファッションを自分なりに考えるとき、いろいろな場面における「自己表現」に他ならないと思っている。家着や寝間着などそれを選ぶ自分の心の動きがあったと考える。
ファッションに興味はない、そんなものにうつつを抜かしてなど言っても誰もがファッションと無関係ではいられないはずだ。(選択を放棄するという、自己表...続きを読むPosted by ブクログ -
ファッションにまつわる多様な学術的なモノコトをまとめて紹介されています。まぁすごく大まかにまとめられた概論なので、理解するには、もう少し詳細に語って欲しいと思う。文化を学ぶ大学生が入学して最初の前期に読むことが相応しい、そういう基礎的な感じ。
あと、一部誤字脱字が多い部分があり、読む集中力に欠けてし...続きを読むPosted by ブクログ -
私のようなものにいただきました。ありがとうございますありがとうございます。やっとこういう感じになってきましたが、っていう印象。がんばってほしい。ただしワード解説だからしょうがないけど、ページが少なすぎて食いたりない感じがある。個人的にはせいぜい「ジャンル」と「楽曲」、それに「クラス」「ジェンダー/セ...続きを読むPosted by ブクログ
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ファッションという概念も含めて様々な方面で解説してくれる本。
西洋のみならず非西洋のエリアも含めて歴史を紐解いていく。そしてジェンダーからの目線、伝統的な服がどのような意味を持つのかなど幅広いトピックに渡っている。TikTokなどのメディアの影響についても触れているため直近の流行りについても含めてい...続きを読むPosted by ブクログ