p.69 人類学者テレンス・ターナーの「ソーシャルスキン(The Social Skin)」において、人間はいかなる社会においても、それぞれの社会的概念に従って、自身を装飾したり、被ったり覆い隠したり、変化させたりと言うことをに関心を抱いていること、そしてそこから身体の表面が生物学的及び心理学的実態としての個人の境界としてではなく、社会的自己の境界線も意識していることを論じている。そして服装や身体の装飾は、そのような文化的媒体のひとつであり、個人的、社会的アイデンティティーの形成と伝達に置いて、おそらく最も特化した媒体であろうと述べる。