土田世紀のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
自分よりも他人の幸せを願い、命がけで人を幸せにしようと奮闘する「ドンちゃん」の物語。その姿はあまりにもまっすぐで、痛々しい。私は1巻から2巻あたりを読んでいる時に、ドンちゃんの優しさが悲しくて呼吸できなくなるほど号泣た。最終回にあの宮沢賢治の詩が引用されてて、「これは反則だろ」と思いつつまた号泣してしまった。
ラストに象徴されるように、やっぱり彼のような人は生きていくのが難しいのかもしれない。でも、一人ひとりがほんの少しでもドンちゃんのような気持ちを持っていたら、世の中はもう少しよくなるのかもしれない。
骨太な人間ドラマ、静かだけど感動できる漫画が読みたい人は是非。 -
Posted by ブクログ
この漫画は、わたしが人生で一番大切で大好きな話。
この作品を読まず、死ぬのはもったいない!
絶対読んで欲しい。
もう6回以上読んでいるけど、毎回声を出して泣くほど。
すごくアツイお話。
共感できない人にとっては、「こんなキレイごと!」
って思うかもしれない。
辛くて、苦しくて。
ドロ臭くて。
一生懸命で。
人生で一番大切なことを教えてくれる漫画。
----------------
グッときた言葉は、、、
ヤクザの言葉:「いい格好して、いい車乗っていい時計して、
それでいったい誰に好かれなきゃいけねえんだよ?」
昔ヤンキーで、大切な人を失ってオカマになった人の言葉:
「この世の一 -
Posted by ブクログ
第14話/教育(前編)第15話/教育(後編)第16話/強盗第17話/痛い拳(前編)第18話/痛い拳(後編)第19話/傷痕
生活保護を受けながら、病気で入院している母親の面倒をひとりで見続けている少女・ユッキ。
生活の苦しさから、学校を辞めたいと相談を持ちかけた彼女に対して、水谷は「卒業までの1年ちょっと、もう少し一緒にがんばろう」と励ます。そんなある日、水谷のクラスで財布の盗難事件が起こり…(第14話)。
時に許すこと、時に待つこと、そして、たった一度だけ殴ったこと。全ては絶望という荒れ地に咲く、わずかな希望を消さないために──“渾身”の弟4集!!
生徒の大切な人生を守り、間違いに自ら気づいて -
Posted by ブクログ
第9話/償い(前編)第10話/償い(中編)第11話/償い(後編)第12話/晴れ着第13話/タガタメ
いつものように夜回り中の水谷が偶然街で見かけた、新入生の教え子・山里紘矢。
中学校時代、抜群の成績にも関わらず、毎年決まった時期に51日ずつの欠席が記録されている彼を、水谷は以前から気に留めていた。
そんな水谷の前で、山里は道をふさぐスクーターを蹴り倒していたが、それは目の不自由な人を思いやってのことで…(第9話)。
弱き少年・コーヤの目に刻まれた哀しい光景と、背中に刻まれた重い傷跡…。全3編で送る「償い」他、若き命にほとばしる感情のノンフィクション、最新第3集!!
虐待、喘息、いじめ、心身 -
ネタバレ 無料版購入済み
似顔
ちょいちょい登場人物が実在の人物そっくりの顔なのは何の意味があるんだw
ドンちゃんは少年院を出たあとぼったくりバーでヤクザの金子につかまってしまう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ土田世紀さんとは69年早生まれと、全くの同年齢同学年で、漫画家としてもほぼ同じ時期に活動していたのだけど、方や超売れっ子で、こっちは今に至るまでノーヒット、いるかどうかも不明なレベルなため羨ましく思っていた。それでも初期短編集や『ありゃ馬こりゃ馬』『俺節』『編集王』などヤンマガ読者であったためずっと読んでいた。ただ、リーゼントや改造バイクといったヤンキー的な美意識が苦手なのでひがみがある分、むしろ趣味が違っていてよかったと胸をなでおろしていた。
それでこの後期短編集は、人生の悲哀がたっぷり、かつそれをコミカルに描き、見事に笑いと涙だった。時にハッとする素晴らしい見開きゴマや見事な構成、 -
Posted by ブクログ
#本
網膜剥離によりボクサーとしての道を絶たれた主人公カンパチ。漫画編集部のアルバイトとして新たな人生を歩むことになるが、元々「あしたのジョー」に憧れてボクサーになるほど純粋に漫画が好きなカンパチにとって、漫画業界は夢からは程遠い伏魔殿だった・・・。
舞台となる時代は漫画の黄金期。かつて一時代を築いた文学を大きく引き離し、漫画が出版社を支える一大産業となった熱い時代だ。
にもかかわらず、すでに「文学を越えて漫画が台頭したが、また漫画もそう遠くない未来何かに越えられていってしまう」といった趣旨の台詞があり、「流行」という水モノをあつかう業界のシビアな無常観を感じた。
いいものが売れるとは限らな