吉岡ゆきのレビュー一覧

  • ウクライナ日記 国民的作家が綴った祖国激動の155日

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    著者のクルコフはマイダン革命が起きた広場のすぐ近くに住んでおり、この革命の流れを最も近くで見ていたひとりです。そんな作家による混乱の日々の記録が本作品になります。

    日記体で書かれているので当時の状況がかなりリアルに感じられます。

    この本に書かれているのは現在のロシア・ウクライナ戦争に直接繋がる出来事です。この戦争をより知るためにもこの作品はぜひおすすめしたいです。

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    2024年08月19日
  • ウクライナ日記 国民的作家が綴った祖国激動の155日

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    2022年2月にロシアがウクライナへ攻め込んだ時、日本のメディアのインタビューに答えるウクライナの人たちは、口をそろえて2014年からロシアがこうすることは分かっていたと答えていた。
    この本を読むと、そう思う根拠は十分あったんだとわかる。

    パラパラと読んだけど、この本はウクライナの現代史をある程度把握してからでないと難しそう。

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    2023年01月02日
  • ウクライナ日記 国民的作家が綴った祖国激動の155日

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    ネタバレ

    [興奮と不穏と]「ユーロマイダン」こと独立広場における民衆の抗議に始まり、大統領の国外逃亡、そして東部での紛争等へと目まぐるしく事態が展開したウクライナ情勢。そんな非日常が日常に急に割り込んできたある一人のウクライナ人作家の日記から、事態の推移を伺うことのできる作品です。著者は、日本においては『ペンギンの憂鬱』等が訳出されているアンドレイ・クルコフ。訳者は、フリーランスのロシア語通訳として活躍されている吉岡ゆき。


    著者が現場からつぶさに情勢を観察していた人物であり、出来事の政治的ニュアンスにまで精通している人物であるためか、描写を通して伝わってくるウクライナ及びキエフ情勢がとにかく臨場感あ

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    2017年10月04日
  • ウクライナ日記 国民的作家が綴った祖国激動の155日

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    ウクライナに住む作家が書いた、2013年11月21日から2014年4月24日までの日記。

    ウクライナの首都はキエフ。(バレエで有名ですね)
    チェルノブイリとか、クリミア半島とか、そのくらいしか知りません。
    ヤルタ会談の行われたヤルタも、クリミア半島にある地名です。

    元々ウクライナはキエフを中心として繁栄した国でしたが、13世紀にモンゴル帝国に侵略され、17世紀に入って東部は帝政ロシアに吸収され、西部はポーランドに支配されるようになりました。

    ロシア革命を機に、ウクライナでも独立運動が高まりましたが、ソビエト連邦に組み込まれてしまいます。
    その際に多くのロシア人が東部ウクライナに移ってきて

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    2016年03月14日
  • ウクライナ日記 国民的作家が綴った祖国激動の155日

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    2014に起きたマイダン革命からの日常を描いたものになっています。
    今のウクライナ戦争のきっかけにもなった出来事です。
    正直、よんで一部しっくりこないことが多い(おそらくウクライナの文化的や政治背景を知らないかもしれませんが…)
    市民の視点でえがいているので、心情などの描写など独特なものでした。
    さらに正直、一番驚いたのはロシアがクリミア併合認めるためには内戦を引き起こすしかないと述べているところです。
    これはまさしくその後のドンバス戦争、そして2022年のウクライナ戦争につながるんだなと実感しました。
    まだまだウクライナなことは勉強不足ですが、引き続き他のウクライナの本を読んでみようと思いま

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    2023年09月20日
  • ウクライナ日記 国民的作家が綴った祖国激動の155日

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    2022年2月に読み始めたのは、同年2月24日に勃発したロシアによるウクライナ侵攻が理由だが、紛争ははるか8年前から続いているわけである。本書はアンドレイ・クルコフによる日記形式のノンフィクション。2014年のクリミア併合の前後におけるウクライナの情勢を、小説家の目線で伝える。

    ひとつの国の歴史を理解するためには、新書あるいは歴史書を読むことが近道であるが、私は別の方法を選ぶ。その国を代表する小説や、著名な小説家によるルポルタージュを読む方法だ。

    特に小説を読むことを選んだ場合には、新書などとくらべて数倍の時間を要するため、時間当たり生産性の面では劣る。それでも生産性で劣る方法を選ぶ理由は

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    2022年05月08日