G・G・バイロンのレビュー一覧

  • 吸血鬼ラスヴァン 英米古典吸血鬼小説傑作集

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    ネタバレ

    吸血鬼ラスヴァンの悪趣味さは、古典海外小説読んでる〜って気分になれた。ちょっとした行動で綺麗に転げ落ちてバッドエンドを迎える悪趣味さは昔の小説って感じで偶に摂取する分には良いよね。 ただやっぱりハピエンが性に合ってるようで一番好きなのは善良なるデュケイン老嬢だった。 主人公?と言うより語り手は真実を一切知らずに呑気にみんな良い人って思いながら財産と、医者かつ美人で、その妹とも友人関係な結婚相手手に入れて大好きな母の元に帰っていくの幸運の加護でも持ってるんか?って感じで好き。

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    2025年03月04日
  • 吸血鬼ラスヴァン 英米古典吸血鬼小説傑作集

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    ネタバレ

    ブラム・ストーカーが吸血鬼モノの嚆矢だと思っていたのだが、先行する作品が存在することを知ったのは、数年前、『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』を読んだときのことだ。同作品は著者であるメアリー・シェリーが、バイロンらとともにレマン湖畔に滞在し遊戯的創作が提案されたときに着想を得たという。本書のタイトルになっている吸血鬼ラスヴァンは、バイロンの専属医であり、その場にも居合わせたポリドリの手になるもので、これをもって吸血鬼モノというジャンルが誕生したとされる。
    紹介されている作品群には19世紀のものとは思えない瑞々しさがあり、現代の作品に見たあれやこれやが散りばめられていて驚かされる

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    2024年06月30日
  • 吸血鬼ラスヴァン 英米古典吸血鬼小説傑作集

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    「吸血鬼ドラキュラ」以前の傑作集ですから、もちろんドラキュラを超えるような小説があるはずありせん。更に吸血鬼に出てこない話もあったりするのですが、一番面白かったのは表題作、ポリドリの名作「吸血鬼ラスヴァン」。若き紳士オーブリーが旅の友に選んだラスヴァン卿。旅の途中でラスヴァンの正体を知るも山賊に襲われラスヴァンは「自分のことは誰にも話すな」と言い残して命を落とす。しかし死体は消えてしまった。その後ちらつくラスヴァンの影そして彼との約束。怯えるオーブリーにとって最悪の結末が待っていた!

    話がよくできてますね。現実なのか神経症なのか。恐怖が募っていきます。

    そしてドラキュラ以前のもう一人のスタ

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    2024年04月17日
  • 吸血鬼ラスヴァン 英米古典吸血鬼小説傑作集

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    『吸血鬼ドラキュラ』以前の19世紀英米吸血鬼小説アンソロジー。
    本邦初公開の作品を中心に10篇を収録。
    吸血鬼ダーヴェル―断章 ジョージ・ゴードン・バイロン
            ・・・人物描写と情景の妙。未完なのが残念。
    吸血鬼ラスヴァン―奇譚 ジョン・ウィリアム・ポリドリ
        ・・・彼と出会い、興味を抱いたことが悲劇の始まり。
    黒い吸血鬼―サント・ドミンゴの伝説
                ユライア・デリック・ダーシー
      ・・・不条理でナンセンスなれど、黒人奴隷問題提起も。
    吸血鬼ヴァーニー―あるいは血の晩餐(抄訳)
               ジェイムズ・マルコム・ライマー
               

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    2022年07月02日