アマンダ・ゴーマンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アマンダ・ゴーマンさんの詩集ですね。
訳は、鴻巣友季子さん。
アマンダさんが2021年、バイデン大統領の就任式で22歳にして本作品を朗読。
英語の対訳も掲載されているのと、柴崎友香(詩人)さんと鴻巣友季子さんの解説対談も附記されています。
朝が来るたびに、わたしたちは自問する。
どこに光を見出せるというのか?
この果てなくつづく暗がりに。
わたしたちの抱える喪失、これからわたる荒波に。
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朝が来たら、暗がりから踏みだそう。
熱い思いを胸に、臆することなく。
解き放てば、新たな夜明けが花ひらく、
光はきっとどこかにあるのだから。
わたしたちに見る勇気さえあれば、
わたしたちに光になる勇気さえあれば。
黒人であるアマンダさんが、人種差別や戦争や紛争、断絶を解決するように訴え掛けた「わたしたちの登る丘」の詩の完全版ですね♪
現大統領のトランプとは真逆の、人間主義の壮絶な雄叫びに賛歌あれと祈ります(=゚ω゚=) -
Posted by ブクログ
アマンダ・ゴーマンさんの詩集ですね。
アマンダ・ゴーマンさん(1998年、アメリカ生まれ)
詩人、活動家。全米青年桂冠詩人受賞。
2021年1月、ジョー・バイデン大統領の就任式で、自作の「わたしたちの登る丘」を朗読。
訳は、鴻巣友季子さん(1963生まれ)
翻訳家、文芸評論家、エッセイスト。
アマンダ・ゴーマンの第一詩集。
『彼女の詩は苦難の瞬間をとらえ、希望と癒しのりリックに変える。歴史、言語、アイデンティティをかけめぐり、想像力豊かに、そして親密に、ことばをコラージュし、ときに消去する。パンデミックの悲嘆をうけとめ、悲痛のときに光をあてる。彼女はわたしたちの過去からのメッセンジャー、未来への声だ。』と、紹介されています。
「わたしたちの名は」
わたしたちの型に痣を刻印し、
この日付をしるせ。
この体は折々に半分以上が
自分のものではなくなる。
わたしたちの躰は非人間の細胞を
容れる器になった。
細胞にとってわたしたちは
存在を乗せる小舟
不可欠のもの。
国
大陸
惑星
人間
微生物叢というのは、この体の
表面&内面でうごめくなにか。
わたしたちの生の下で設計されるもの。
わたしたちは、わたしではないーー
わたしたちは、わたしたちだ。
こうしてわたしたちが担うもの、
その名でわたしたちを呼んでほしい
「樹木のように Ⅱ 」
樹木のように
わたしたちがしきりと
探っているねは
暖気で、
それは
この目ではなく、
このぼやけて
体で探す、
内に縫いこまれた
天使が探す。
斜め上へまっすぐ
なぜなら
じっとしたまま&
喜びにこの負傷を
見つけさせる
方法はあるから。
低く鳴る
音の
ように
わたしたちの
頭を
喪失に
洗われている
ときでさえ。
わたしたちは
おたがいの
いちばん良いところを
つかんで、
&始める。
『わたしたちの登る丘』も収録されています。
謝辞の最後に「わたしは黒人作家たちの娘。縛めを断ち切り、世界を変えた自由の闘士たちの裔。かれらがわたしを呼ぶ。わたしはかれらを担いつづける。愛を、アマンダ」と綴られています。
人種差別の活動家としても、若い闘士の雄叫びの詩もあります。
翻訳の鴻巣友季子さんの詳しい解説も、こね若い詩人を讃えています。
なかなか、受け止めるのが大変な詩が多いですが、読み応えのある素晴らしい詩人さんですね。
若い詩人の内面からの言霊に、身震いを感じる真摯な詩に感動を覚えます。