兼本浩祐のレビュー一覧
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タイトルに魅かれて読んでみた。
正直、文章が読みづらく、前提知識を必要とするパートが大部分を占めていて、軽い気持ちで手に取ると頭に入らないかもしれない。ただ、それでも健常発達者をスタンダードなモデルにすることなく、一つの類型として捉えて評価する視点は新鮮だった。
健常者の特徴の一つに「対人希求性」(いいねを求める)が挙げられるが、それがあるべき姿なのかと問われると素直に肯けない自分がいる。それよりも自分の興味にしか気持ちが向かず、他人の評価が意識に入らない発達障害者の方が健全に見える。
健常発達者の「空気を読む」「いいねをもらう」は、共同体を維持するためには必要な能力なのかもしれないが、幸 -
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ADHDやASDに対する「健常発達」という異常。
相対的なものとして考えてみませんか、という本書。
極めつけが、アメリカの自閉症協会による「ニューロティピカル症候群」の定義。
ニューロティピカル症候群は、1万人のうち9624人に発生するという。社会的懸念へののめり込み、妄想や強迫観念に特徴付けられる、神経性生物学上の障害。←定型障害のヒトたちのことだけど。
ニューロティピカル症候群の人は、いじわるコミュニケーションとか、「いいね」とか、対人希求性とか、本音と建前とか、「色、金、名誉」に囚われてて、よっぽど病んでるよね、と。
生きづらくて、とてもしんどいですわね、と。
「他人からどう見える -
Posted by ブクログ
ネタバレ発達性協調運動障害であった精神科医の著者。
発達性協調運動障害とは、例えば、、、
・逆上がりが出来ない。
・とび箱が飛べない。
・球技が苦手。
・紐が結べない。
など。
実は、僕も全く同じで、
特に野球やバスケットボールなど、分担・役割が決まっているものは大の苦手でした。今なら僕も発達性協調運動障害と診断されるかもしれませんね。
僕は、それが影響してか、ずっと自信のない子ども時代でしたし、特に男性としては全く自信が無かったので、一生独身なんだろうと子どもながらに思い込んでいました(笑)。
まあ、こんな僕でも惚れてくれる女性が現れて、3人の子の親となれたのは、子どもの時の僕からすれば、夢物語