ジュリー・クラークのレビュー一覧

  • 私の唇は嘘をつく

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    復讐に生きる女と詐欺師の女… 何のために人を騙すのか? 詐欺師の手口が怖い物語 #私の唇は嘘をつく

    ■あらすじ
    女性ジャーナリストであるキャットは、かつて自身を不幸にした女詐欺師メグに復讐心を抱いていた。10年間メグを追い続けていたキャットは、ついにパーティで彼女を発見する。暴露記事を書いて復讐するため、キャットはメグを調べるのだが…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    世の中に色んなプロが存在します。プロの料理人、プロの法律家、プロの芸人…
    どんなプロでも、成果を出すために最大限の忍耐と工夫を積み重ね、どんな些細なミスも侵さずに計画を進めていけるのがプロ。
    本作はプロの詐欺師を目の当たりにでき

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    2023年03月31日
  • プエルトリコ行き477便

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    CL 2022.8.28-2022.8.31
    今の生活から消えたい二人の女性が航空チケットを交換して入替る。
    クレアの現在とエヴァの過去が交互に語られる。
    とにかく次が気になって次へ次へと読みたくなる一冊だった。

    被害者が加害者から逃れるために全てを失うなんておかしい。それでは逃げ切ったことにはならない。とか勝手なことを考えながら読んでいたけど、胸のすく解決で嬉しかった。
    でも、やっぱりラストは悲しい。残念です。

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    2022年08月31日
  • プエルトリコ行き477便

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    今の人生から逃げ出したい2人の女性が、空港でチケットと身分を交換する所から始まる物語。夫から暴力を受け続けるクレア。自尊心を奪われた彼女は、周りを信用する事も助けを求める事も不可能と思い込んでいる。エヴァは愛された記憶がない、孤独な女性。いくつかの人生の岐路を誤り戻れなくなった彼女も、誰かに頼る事をできずに追い込まれてしまった。「失踪」では解決にならず、声を上げる事が、自分の人生を取り戻す方法だとたどり着いたものの、何と勇気のいる事だろう。それにしてもエピローグが切ない。

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    2022年08月14日
  • プエルトリコ行き477便

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    夫の支配から逃れたいクレアと犯罪に手を染めた自分を変えたいエヴァ。二人が空港で出会い搭乗券を交換する計画。しかしエヴァが乗った飛行機が墜落。全てが狂い始める。人は痕跡を残さずに姿を消せるのかというのが大きなテーマとしてある。様々な困難と、それでも今の現状を変えたいという意思と女性が声を上げることの難しさが描かれている。いつ身元がバレてしまうのかという緊張感と恐怖が常にあってそれが物語を引き締めている。二人の女性が上手く逃げ切れるように、この先幸せになれるような結末をと思わずにはいられないような祈りのようなものを思いながら読み進めていた。

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    2021年10月23日
  • プエルトリコ行き477便

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    JFK空港で知り合った二人の女性が、互いの航空チケットを交換する
    そして別々の搭乗口へ…

    女性のひとりはクック家の御曹司で上院議員に立候補しようとしている夫(DV男)から逃れようとしているクレア…
    もうひとりは麻薬組織から手を引き、逃げ出そうとしているエヴァ…

    これで別人として自由に生きられる!
    新しい人生を始めることができる!

    しかしエヴァの乗った飛行機は墜落し…

    ミステリーとしてはちょっと強引なところもあるが、その設定に引き込まれる

    飛行機事故前日から
    クレアがなぜ身を隠そうとしているのか?無事に逃げらるのか?というクレアの一人称のパート
    事故の半年前から
    エヴァが何をしていたの

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    2025年03月16日
  • 私の唇は嘘をつく

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    「正義と復讐の違いは結局のところ、物語を語るのは誰かということに尽きるの」

    復讐に燃える天才女性詐欺師!
    その背後には詐欺師に復讐を誓う
    女性ジャーナリストの影が!!
    2人の女性を中心に進む物語の
    スリリングな展開に
    目を離せなくて一気読み!

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    2023年08月25日
  • プエルトリコ行き477便

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    ネタバレ

    1/3読んで今のところ全然面白くない。
    だるい。こいつら何やってる?って感じ。
    ペトラとニコはどうした?死んだ?

    半分読んだ
    惰性
    全然面白くない刺さらないなんだこれ

    p.309
    まさか翻訳小説で"宴もたけなわ"のフレーズ聞くことになるとは

    最後はガーーーっとハマったけど結局エヴァは477便に乗って墜落死したの?
    クレアが見たクレアの服を着たエヴァっぽい人は結局エヴァじゃなかったって事?

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    2023年07月17日
  • 私の唇は嘘をつく

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    CL 2023.7.2-2023.7.6
    復讐のために10年間詐欺師のメグを追い続けたキャット。互いに嘘をつきながら行動を共にするふたり。どう転んでいくのかと思ったけど、胸のすくラストでよかった。
      女性ふたりが力を合わせれば、向かう
      ところ敵なし。
      女子の掟だから。女子は女子同士で
      助け合わなきゃ。
    詐欺師のメグがとても魅力的。
    キャットにはけっこう苛々するけど。

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    2023年07月06日
  • プエルトリコ行き477便

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    DV夫から逃れたい一心で訳ありの女性・エヴァと航空チケット&身分を交換した主人公・クレア、それもつかの間、失踪先で自分が乗るはずだった飛行機が墜落し、乗客全員が死亡というニュースを目にする―。事故前日から始まるクレアのパートとおよそ半年前に遡るエヴァのパート、時系列が異なる両者の視点が交互に挿入され、徐々に真相が明らかとなっていく。序盤のスピード感は徐々に失速し、想像していた程ドラマチックな作風ではなかったが、自ら声を上げるのを躊躇う女性たちに対して『必ず味方はいる』と訴えかける著者のメッセージは力強い。

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    2022年07月06日
  • プエルトリコ行き477便

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    ネタバレ

    Metoo作品の入り口として軽く読みやすいと思う。ミステリ(というかサスペンス)としては少し甘くて「え?そこ流すんだ」と肩透かしに思うところもあった。普段ルースルンドとか読んでるからかもしれないけど・・・。ドラッグに纏わるネタにどうしても興味が持てなくてちょっと途中疲れてしまった。

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    2022年02月10日