小林さゆりの作品一覧
「小林さゆり」の「危ない恋は一夜だけ」「在日中国人33人の それでも私たちが日本を好きな理由」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小林さゆり」の「危ない恋は一夜だけ」「在日中国人33人の それでも私たちが日本を好きな理由」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
『プエルトリコ行き477便』が、二人の女性の運命の糸がクロスする面白さにツイストを入れて、面白かい読み物だったので、続いての本書も迷わず手に取る。二見書房と言えば女性ロマンス路線の文庫なのだが、この作家は従来の狙い通りの女性読者層はもちろん、さらにすべての読者層に受け入れられておかしくない実力派の書きぶりを見せてくれる。
前作と同様に二人の女性の一人称で語られる二つの世界。一人は、不幸な過去を持つ女性詐欺師で、もう一人は彼女に復讐心を抱く駆け出しジャーナリスト。どちらの一人称もぐいぐい読ませる。その運命の交錯のデリカシーさや、それぞれの女性が抱える秘密の事情もページを繰る毎に次第に明かさ
Posted by ブクログ
尖閣列島問題以後日中関係は冷え込み、書店でも中国を悪し様に言うタイトルのものであふれかえっていましたが、ようやく中国人観光客が増えたり、政治的にも持ち直しの兆しが見えてきたりと、関係改善に向かっての薄日が差してきたように思います。
そのような中、この本の書評を見かけてタイトルに惹かれたので、早速読んでみることにしました。
この本をまとめた作者を始め、作者がインタビューした日本に深い関わりを持つ様々な中国人達の言葉は、中国や日本でのその人達の苦労の実体験に基づくものであるだけに、通り一遍のものではない「重み」を感じ、どれも感動的。
日本のことを深く理解し、日中関係の向上に真摯に努力してくれている