カトリーン・マルサルのレビュー一覧

  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話

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    すごい考えさせられる本だった。

    たしかに、昔から経済は男性視点での話ばかりだったし、歴史的に見ても、男性が国や地域を占めるということがほとんどだった。

    それが現代経済でも引き継がれていて、その経済に率直な疑問をぶつけたのがこの本だと思う。

    僕は今、雇い主が女性で、その方は企業で活躍されて、今は独立している。「女性だから〜」とかそういう一言で片付けるのは大変失礼だし、女性だからこその魅力をたくさん持っている。

    「家事や育児は女性がやるもの」という考えは古い。確かに、身体の大きさや腕力といった部分は男性のが強いのは明らかだけど、頭の良さやリーダーシップ、人間性は男性も女性もフラットだし、男

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    2022年05月05日
  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話

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    アダム・スミスの夕食を作ったのは誰なのか。スウェーデン出身女性ジャーナリストによる、ジェンダー視点の経済論。

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    2022年04月06日
  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話

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    経済と女性、という新しい観点を手に入れることができて有益だった!
    じゃあ、どうすればいいのがあると、もっと嬉しかった!

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    2025年01月11日
  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話

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    ある状況から利益を得るために人はどう行動するか?
    それが経済学だと考えられているが本当にそうなのか?利益を得るために利己的に動けば全体がうまくいくように見えざる手が調整してくれるのか?
    何も利益を生み出さないからといって女性の働きが無視されている。経済学の定義外にあるたくさんのことを見なかったことにして経済学を論じても仕方ないのでは。想定する人間が単純化しすぎている。それで人間を本当に理解できるのか?
    を問いかけている。

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    2024年07月23日
  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話

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    話題になったのは3年も前。
    気になっていた本書をようやく読むことができた。

    タイトルにあるように、おもに女性が担ってきたケア労働が無償ゆえに経済学の中で無視されてきたことについての本。

    面白かった。
    しかし後半はちょっとダレてしまい、ズルズルと惰性で読んだ。
    アダムスミスの母、従姉妹、偉いよなあ…
    女性たちがあげ始めた声、発展途上国の躍進、世界はもっといい方へ行こうよ。

    大学でほんのわずか経済をやったとき、えー、ニンゲンはこんなことしないよー、と思った不満を思い出す。
    みんな同じことを思っていたんだなと安心できた。

    以下、印象に残った箇所を引用。

    ある人は1日に200回手を洗い、ある

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    2024年07月10日
  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話

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    経済には心がないという言葉に衝撃を受けた。確かにそう思うと、自分を取り巻く理不尽な環境に納得がいく。
    女性が排除された経済の世界。自分が漠然と思っていたことを論理的に説明がされていて、世の中の捉え方について勉強になった。

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    2024年05月21日
  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話

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    もっと若い時期に読んだら一面的だと反発していたかも。おっさんになった今なら素直に読めました。思春期の子どもに読ませるのに良いかもしれません。

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    2024年03月09日
  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話

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    フェミニストの語りや経済について基礎的なことが学べる1冊。2012年に書かれたものなのでやや論調が古いかもしれない。定常社会や厚生経済学については触れられておらず物足りない人もいるかもしれません。

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    2022年09月29日
  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話

    Posted by ブクログ

    最初はとても引き込まれただけど、翻訳ものにありがちな、同じような内容の繰り返しが多く。。
    著者の視点の鋭さやジェンダーに対する論理はすごく納得いくものの、じゃあどうすれば?っていうのがなく、ふーんなるほどね!で終わった。
    そういう意味では勉強になった。

    特にデビッドボウイの話が面白かった。

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    2022年06月12日
  • アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話

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    古典派経済学の父と言われ、個人の利益追求が社会の利益追求につながることがあると説いたアダム・スミス。利己的な「経済人」像の確立に大きな影響を与えたスミスは生涯独身で、食事をはじめ身の回りの世話は母親に頼っていた。でも、彼の経済学からは、主に女性が担ってきたケア労働のことがすっぽり抜け落ちているのでは?

    作者はアダム・スミスの話をつかみに、経済学が長らく無視してきたケアの問題、カウントされない経済行為の問題に踏み込んでいく。ケアは無償で行うべきものだという誤った捉え方が、常に国家の富に貢献してきた女性の労働を、ひいてはその地位を貶めていると指摘する。

    うまいタイトルだなと思う。このタイトルに

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    2022年04月03日