カトリーン・マルサルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アダム・スミスが研究に勤しむ間、身の周りの世話をしたのは誰!?女性不在で欠陥だらけの経済神話を終わらせ、新たな社会を志向する、スウェーデン発、21世紀の経済本。格差、環境問題、少子化――現代社会の諸問題を解決する糸口は、経済学そのものを問い直すことにあった。
アダム・スミスは経済学の授業で習ったけれど、そこにジェンダーの問題を組み合わせて考えたことは一度もなかった。でも言われてみるとここまで女性の存在が無視されていること・主に女性や貧困層が担っている『家事労働』の価値が非常に低いことは経済学者たちが定義してきたことで、根本的に変えていく必要がある。具体的にどうしたらいいのか、この本が書かれた当 -
Posted by ブクログ
すごい考えさせられる本だった。
たしかに、昔から経済は男性視点での話ばかりだったし、歴史的に見ても、男性が国や地域を占めるということがほとんどだった。
それが現代経済でも引き継がれていて、その経済に率直な疑問をぶつけたのがこの本だと思う。
僕は今、雇い主が女性で、その方は企業で活躍されて、今は独立している。「女性だから〜」とかそういう一言で片付けるのは大変失礼だし、女性だからこその魅力をたくさん持っている。
「家事や育児は女性がやるもの」という考えは古い。確かに、身体の大きさや腕力といった部分は男性のが強いのは明らかだけど、頭の良さやリーダーシップ、人間性は男性も女性もフラットだし、男 -
Posted by ブクログ
話題になったのは3年も前。
気になっていた本書をようやく読むことができた。
タイトルにあるように、おもに女性が担ってきたケア労働が無償ゆえに経済学の中で無視されてきたことについての本。
面白かった。
しかし後半はちょっとダレてしまい、ズルズルと惰性で読んだ。
アダムスミスの母、従姉妹、偉いよなあ…
女性たちがあげ始めた声、発展途上国の躍進、世界はもっといい方へ行こうよ。
大学でほんのわずか経済をやったとき、えー、ニンゲンはこんなことしないよー、と思った不満を思い出す。
みんな同じことを思っていたんだなと安心できた。
以下、印象に残った箇所を引用。
ある人は1日に200回手を洗い、ある