三砂慶明のレビュー一覧

  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    なぜ読書に惹かれるのか、朧げながら、共感すること多数。読書を通じて知らないことに触れる。歴史や宇宙など体験できないことを仮想体験する。真実や大切なことが何かを考え直す。なんでも鵜呑みにしない批判的思考を実践する。読書は他人の頭の中の運動会に外から参加することと皮肉を行った人がいたが、それでも参加してみないとわからないこともある。本書で取り上げられていた本から、新たに読みたい本を見つけることができた。これも読書の良いところ。

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    2025年06月13日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    『千年の読書』 三砂慶明著

    ①テーマ別の選書 ★★★★★★
    ※お金、死など。
    ②著者の魅力   ★★★★★
    ③本好きの世界 ★★★★★
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    【購読動機】
    読者レビューがきっかけです。
    レビューのなかに「読んでみたい1冊がちりばめられている」「本を読みたくなる理由がすっきり解釈できた」という内容がありました。
    本だけを題材にした書籍を手にしたのは、これがはじめてです。
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    【著書の魅力】
    ①タイトルの魅力
    「千年の読書」。
    このタイトルだけで、なにかな? なんで千年なのか?という好奇心がそそられませんか?

    ②選書の魅力
    著者がテーマ別に選書して

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    2024年05月22日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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     書店員としての経歴のある筆者の読書にまつわるエッセイである。豊富な読書量に圧倒されるが、それよりもそれぞれの作品を自分の言葉で捉え直し、人生の中で活用していることがよく分かる。読書家として理想の姿を見せてもらった気がする。

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    2024年05月05日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    千年前、源氏物語の続きが読みたくて読みたくて気もそぞろ、何も手につかないくらいになり、読むことを心待ちにしていた人がいた。
    読書とは第一に、読んでいる精神の駆動そのもの。
    最も困難な状況でこそ読書は大きな力を発揮する。

    そうそう!そうやねん!これが言いたかってん!読書の良さってこれなのよ!
    何度も頷き共感し、感動しながら夢中で読み進めました。
    紹介されている本、全てが魅力的。全部読みたい笑
    読書とは文字を追って読むということというより、読んだ自分の心の動きを感じること。響いた気持ちを体に染み付かせていくことの喜びなんだなと。
    読書している時のあの快感は、自分で自分の心の響きに感動してるってこ

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    2024年02月24日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    本を開くだけで本屋さんにいる気分になれる。

    私はとある本屋さんが好きで、多い時は週に4日くらい通ってたことがある。その本屋さんに行くと、今自分にかけてほしい言葉がタイトルにあったり、今どんなことが流行っているのかが分かったり、店員さんが訪れた人のことを考えて丁寧に選書してくれているんだなぁと思う。

    この本はまさに本の中の本屋さんで、今これを手に取った人がどんな言葉がほしいかを分かってくれている感じがした。

    上手くまとめられないけど、、
    本を読むとこんなに人生が豊かになるんだって気づかしてくれる本屋さんみたいな本でした。

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    2024年02月20日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    本屋さんでたまたま手に取り、1時間ほどで斜め読みした。
    元旦の能登地震があった直後に読んだが、
    著者の推薦の本の中にナチスドイツの時代に、アメリカでは兵士たちに本を送ったとゆう話がでてきた。
    その本を兵士たちはボロボロになるまで読み漁り、生きる力を見出したという。

    北陸の人々はまさにいま災害の脅威にさらされ、日々を生きている。
    自分に出来ることを考えても、芸能人のように、ぼんっ!と多額の寄付ができる力は到底持ち合わせていない。

    でも、本の力の偉大さを改めて感じ、今すぐ自分に出来ることはと考えると、やはりこうして、本を読み感想を書き続けることなのかな、と思う。

    この本も狙って探してわけでは

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    2024年01月06日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    とにかく、本の知識量がすごい。
    読書への熱量も感じるし、本への愛情も感じるし、作家への敬意も感じるし、言葉を信じる力も感じるし、情報の丁寧な紡ぎ方も感じる。
    1冊の本を自分の中できちんと噛み砕いて落とし込んでいるからこそ、様々な本を連ねても美しい文体となり、わかりやすい。
    この本一冊を通して知れる本の多さも凄いし、読書への姿勢もとても勉強になった。
    ジャンル偏らず、いろんな本に出会っていきたい。

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    2023年11月01日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    本屋の書棚の前に立つと、必要な本はむこうからとび出してくる。
    など、共感のアンテナが立ちまくる本。
    出会っちゃうんだよね。

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    2023年10月09日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    蔦屋書店の書店員さんによる読書エッセイ集。

    個人的に蔦屋書店は、いつ行っても新しい本との出会いのある、すごく好きな本屋で、家の近くにないのがすごく残念なのだけれど、
    この本は、そんな梅田の蔦屋書店で限定カバーで並んでいたのを手に取った。

    読んでみて、まず思ったのは、やっぱり読書はすばらしいなぁということ。
    本との出会いがあって、本を読めるというのは、すごく幸せだと思った。

    この本には、著者が出会ってきた様々な本が紹介されているのだけれど、
    読書、生きづらさ、働き方、お金、食事、瞑想や自然、死、と、それぞれの章で、流れるように次々に本を渡っていくように、エッセイが書かれている。
    ただ、それ

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    2023年07月30日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    まだ半分だけど、無茶苦茶いい。もっと本が読みたくなるし、出てくる本のまとめ方も素敵。読書楽しいよなぁ。本屋さん大好きだなぁ。

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    2023年07月21日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    梅田に行けば必ずといっていいほど立ち寄る書店、蔦屋書店の店員さんである三砂さんが書いた本
    読書欲がかき立てられたし、この本の構成が書店の本棚になぞらえられていたり、すごいなと思った
    同じ兵庫県出身っていうのも勝手に親近感が湧いて嬉しくなった。

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    2023年05月24日
  • 本屋という仕事

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    ネタバレ

    「欲しい本があって買う」という目的に照らせばネット通販などが適しているかもしれない。私自身も一時期ネットでいいや、と思っていた時期もあったが、やはり本屋に帰ってきている。
    なんとなく本屋の雰囲気が好きなのもあるし、同じ本だったとしても本屋でなければ買わなかったであろう本もある。そういう上手く言い表せない本屋の魅力が言語化されている本だと感じた。

    本屋が焚き火と同じで、火がある場所に色々な人たちが暖を取りに来る、そして薪をくべて行く場所、というのはとてもいい表現で、まさにそう!と思いながら読み進めていた。

    私は本屋に対して客以外の立場であったことはないが、書店員の方や経営者の方がこういう風に

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    2023年04月29日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    20代のいつ頃だったか、一冊の本で人生が変わった人がいると知り、自分もそうなりたいと思った。
    あれから20年以上が過ぎた今、人生の大きな節目を迎えようとしている。もしかすると、ここ数年で読んだ何冊かの本が影響しているかもしれない。
    偶然か必然か、この本の章の見出しに書かれている内容は全て、今の自分の関心事に不思議なぐらい一致していた。
    著者の前書きによると、人生に欠くことができない7つのテーマを取り上げたらしい。
    ほとんどは普遍的なテーマだから、人生から本を欠くことができないと思う人にとっては、必然なのかもしれない。

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    2023年03月17日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    なぜ、私たちには本が必要なのか。
    本とは、どんな存在なのか。

    書店員の筆者が、それぞれのテーマをもとに選定した本の一部を引用しながら、考察して次の本へと話題を広げていく。

    本好きな筆者が語る、本への向き合い方や本との出合い、本を大切にしている考え方に、うんうんと激しく共感できる一冊でした。

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    2023年03月09日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    「親友が子どもを事故で亡くして、一年近く外出できなくなりました。親友を励ましてくれる本を選んでもらえませんか?」というお客さんからの質問に対して、「問合せを受けたとき、自分はこの先この仕事を続けていけるのか不安になりました。どれだけキャリアを積んだとしても、この質問に答えられるイメージが沸かなかったからです」と思ったという筆者。

    相談ごとには、答えではなく、質問で返す方が良いと聞いたことがあります。
    「ささやかな本の世界への招待状」とのことでしたがテーマごとにまとまった7章を通じて、書店員さんがよく聞かれる質問の答えのヒントとなる本もまとめて下さっているのかな、と。

    読んだことがある本、聞

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    2023年02月19日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    この本は、書店で見かけ、なんとなく気になったので購入しましたが、「本が好きな人が書いた本だなー」ということがよく伝わってきて、とても共感できました。
    様々なテーマについて、多くの本を引用しながら丁寧に書かれており、楽しく読めました。
    ぜひぜひ読んでみてください!

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    2022年12月20日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    菅原孝標女が「源氏物語」を読むのを止められなくなる様子は現代における私たちと同じで、ワクワクする。

    第二次世界大戦中、アメリカは合計一億4000万冊の本を戦地に送った。戦場では奪うように読まれ、ある20歳の兵士はベティースミスの本に生きる力をもらう。
    お礼にこの兵士は著者に手紙を送り、著者は兵士と交流を始め、書くことと読むことでお互いを励まし合う。

    驚いたのは、自由学園という日本の学校では毎日家庭科の授業の一環で自分たちの昼食を自分たちで作ること。
    これこそ、生きて行くための教育ではないだろうか。4時間目は毎日家庭科。そこから学ぶことは家庭科だけではないはず。
    「今まで食べた中で1番美味し

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    2022年11月30日
  • 本屋という仕事

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    各地で日々本を手渡し続ける人たち。
    場を、棚を、その方法そのものを作り続け、実践し続ける。胸に留め置いておきたい言葉に出会えた。

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    2022年07月19日
  • 千年の読書:人生を変える本との出会い

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    またまた素敵な本に出逢ってしまった。
    三砂さんのことは全然知らなかったのだが、本の語りが優しくて素敵。
    上からの目線ではなく、私たちと等身大のところから、一緒に考えていく中で様々な本を紹介してくれる。
    生きている中で私たちが経験する試練や疑問を
    それぞれのテーマごとに一緒に考えてくれる感じが素敵。
    テーマは「人生を変える本」「働き方」「生きづらさ」「お金」「食事」「瞑想と脳」「死」。
    どのテーマもおもしろいのだが、私は特に「死」のテーマが印象的だった。
    「死」という言葉が存在する以上、「死」は存在のひとつの状態をさし示すことになる。
    つまり「死」は存在形態のひとつとして、「在る」ものなのである

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    2024年08月30日
  • 本屋という仕事

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    書店員さんの話は興味深く魅力的。
    家の近くにもいい本屋があったらいいのに。
    そういえば独立系の書店で買った本は全部手放してない。出会い方って大事だし、覚えてるもんなんだなあ。


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    2024年04月03日