坪井貴司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
感情や意識を作るのは脳だと思っていたが、少し考えが変わった。何なら、この世界すら、ホルモンが作ったのではないだろうか。男性が性欲、エッチなことに脳や意識が支配されるのはテストステロンのせいだし、女性だってホルモンの影響を受ける。女性にも男性の比ではないが、テストステロンはある。不機嫌、攻撃的になるのもホルモンの影響を受けている。つまり、子孫を残したり、階層序列化、戦争を起こしたりする事にも、ホルモンが影響している。尚、トランプの血液分析する機会があり、テストステロン値が高い事が分かっているらしい。IQや免疫力と同じくらい、この世界はテストステロンが支配している?
ー オスは繁殖に適した状態の -
Posted by ブクログ
<感想>
・マイクロバイオータの重要性は認識していたが、すべての臓器と腸のつながりなど最新の研究の成果はすごい。
・改めて食物繊維を摂ることの大事さを認識。
【目次】
第1部 脳腸相関とは何か
第1章 「腸と脳」のつながり
第2章 蝶と脳をつなぐマイクロバイオータの登場
第2部 ここまでわかった!「脳を支配する腸」の最新研究
第3章 腸と睡眠の関係
第4章 腸と記憶力の関係
第5章 腸と神経疾患の関係
第6章 腸と発達障害・精神疾患の関係
第7章 腸と食欲・肥満の関係
第3部 腸のブラックボックスを解き明かす
第8章 腸の中では何が起きているのか?
第9章 腸からさまざまな臓器へ
第10章 -
Posted by ブクログ
腸と脳が情報をやり取りして、お互いの機能を調節している仕組み「脳腸相関」についての本。
腸と睡眠の関係、腸と記憶力の関係など腸と関係あるの?と思えるものにも腸が深く関わっている。
「腸管には約4億~6億個のニューロンが張り巡らされていて、独自の神経ネットワークがある」という。腸は「第2の脳」と呼ばれることから、なんとなく腸は消化機能だけではない機能があるとは思っていたが、神経細胞があるなど腸はまるで腸と脳は同じような機能があるなんで本当に驚く。こうした緻密な機能が、進化の過程で偶然にできたなんて、信じられるのだろうか。そんなことをつらつら考えると今日も眠れない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ糖質制限食とエネルギー制限食ではダイエット効果は同じだが、糖質制限のほうが食欲が減る。
タンパク質の摂取量を増やすと糖尿病の発症率が高い。
タンパク質は男性で65g、女性で50gは必要。
グルテンはセリアック病の原因になるが、それ以外の人はグルテンを制限しても意味はない。
トランス脂肪酸は、LDLコレストロールを増加させる。1日あたり2~3g以内に抑える。マーガリンやショートニングに含まれる。
加工肉と赤肉(牛、豚、羊、馬、ヤギ、哺乳類)を摂りすぎない。
ヴィーガンでパフォーマンスが向上するというエビデンスはない。特に問題が生じない、程度。
ホルモンには、ステロイドホルモン、ペプチドホルモン -
Posted by ブクログ
ストレスを感じてお腹が痛くなったり、長時間食べずにいると、お腹がすいたり。脳と腸が互いに関係し合っていることは、何となく分かる。しかし、腸内バイオータ、つまり腸内に棲む全ての微生物の種類やバランスによって性格などにまで影響すると聞いて驚いた。また、肝臓や腎臓、肺の病気にも関連しているとは。しかも、その理由が丁寧に科学的に解説されている。やはり、腸内環境をいかに整えるかがとても重要なんですね。コンビニ弁当や、インスタント食品、薬なんかは、確実に腸内環境を悪化させる。サプリなんかはまやかし。バランスよく野菜中心の食事を心掛けないといけないことを痛感しました。
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Posted by ブクログ
腸の働きについてもう少し詳しくなりたくて、
手に取った本。
安定のブルーバックスというか、
現時点(この本の出版時点)の最新の科学で
分かっていることをできるだけ平易に書いてくれています。
が、素人にはやはり簡単ではない。。
とにかく結論だけ知りたい自分のような
せっかちタイプには、各章の最後にまとまっている
まとめだけ読んでもよいのかも。
人体の理解で中々難しいのは、
動物(例えばマウス)で分かったことも、
必ずしも人体でも言えるとは限らないということ。
さらに腸の中の様子は、
人種によっても異なるみたいで、中々複雑です。
さらにこの食べ物を食べておけばOKという訳でもなく、
多すぎるこ