時武里帆のレビュー一覧

  • 就職先は海上自衛隊 元文系女子大生の逆襲篇

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    文系女子大生が海上自衛隊幹部候補生学校に入っちゃったよシリーズ第二弾。
    かなりユーモラスなタッチで描かれているが、婦人自衛官黎明期の(そう、女性自衛官ではなく、婦人自衛官呼び時代)ご苦労は、よほどのことだったと思います。

    が、乗り越えちゃったんだなあ、これが。
    乗り越えた方もスゴいが、乗り越えさせた方もスゴいんだろうなと。次も読もう(次は遠洋航海だ

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    2025年05月31日
  • 先任将校 新装解説版

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    30年以上前、中学生の時に読んで以来の再読になります。いろんな戦争にまつわる話は、さまざまな評価があります。そのことは別にして、とにかく下士官兵の反乱が起きないか、ハラハラしたことを思い出しました。また、太平洋で泳いでカッターまで辿り着くだけでも驚いてました。著者の松永氏は、祖父の旧制中学の同年代の方で、よく当時の海軍兵学校へ進学することがエリートだった、憧れだったことを聞かされて、懐かしい地名とともに思いをはせました。

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    2025年02月17日
  • 試練―護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧―(新潮文庫)

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    相変わらず海自も呉もよく分からん(・_・?)でもそれが気にならないくらいに、体験航海へ出てからは次々に試練(?)が…(´д`ι)ドキドキハラハラ
    それを乗り越えいく早乙女艦長o(T◇T o)何か持ってるわね(゚∀゚;)次はいったい何が起こるんだろう?(・・;)

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    2022年07月01日
  • 就職先は海上自衛隊 女性「士官候補生」誕生

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    元々、小説家を志していらっしゃったのですね。
    なんだか納得。

    自衛隊勤務経験と高い見識、加えて十二分な筆力を兼ね備えておられる。稀有な存在だと思う。

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    2022年06月27日
  • 試練―護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    普通ここまで立て続けにトラブルが起きることは無いと思いますが、起きてしまいましたねぇ。体験航海中のトラブル。航空機遭難の発生。そして、体験航海参加者の急病。いやぁ、普通、重ならないよね。

    あらすじに書いていませんが、もう一つ、興味深い事。トラブル解決に際し、海上保安庁との協力も描かれています。海上自衛隊と海上保安庁。似て非なる海の安全を守る二つの組織ですが、その成り立ちもあって、ライバル関係にあるともいわれます。規模的には海上自衛隊の方が、はるかに大きいんですけどね。この二つが協力し合うシーンは、なんか心打たれてしまいました。

    このシリーズ。面白いです。次巻が早く読みたいです。

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    2022年04月27日
  • 護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧(新潮文庫)

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    海上自衛隊の護衛艦艦長となった女性自衛官の物語。

    自衛隊モノというと、それだけで、一般人には知ることのできない世界で、非常に興味深く、いつも目が離せなくなるんですが、この作品は、それに輪をかけて主人公が女性というところがミソ。

    一般企業において、女性管理職は何かと苦労が多いともいわれますが、一般企業以上の男性社会の自衛隊において、女性の護衛艦艦長という重責についた主人公の苦労はいかばかりかと。

    もっとも、会社と異なり階級がモノを言う世界なので、上手くやれば実はやりやすいという話も聞いたことがありますけどね。(一般企業でも、一応、職責や職位による上下関係はあるけど、自衛隊ほど厳格な命令の世

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    2022年04月24日
  • 大角先生よろず覚え書き

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    篤胤さんに七生舞の絵を描くことを頼まれた浦野藤兵衛が主人公。
    篤胤さんの雰囲気が良き。寅吉ちゃんが生意気で可愛い。
    そうか、河内山宗俊は同年代なんだなあと思いました。

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    2025年05月16日
  • 試練―護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧―(新潮文庫)

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    あおぎり艦長となった早乙女は、女性艦長を認めない暮林副長や退職希望の坂上砲術士等、問題を抱えた乗組員とともに訓練航海に出港した。アスロックの訓練発射後の回収に副長の反対を押し切って坂上砲術士を抜擢し、自信を持たせた。休日に航空学生としての休暇で訪れた息子の航太を連れて艦内を案内した。
    一般の見学者を乗せて自衛隊への理解を深める体験航海という大きなイベント中、小月のT-5練習機からの救難信号が届き、不時着水した乗員救出のため艦載機を発艦させると事を早乙女は決断した。その対応中、一般客の1人が頭痛を訴え、くも膜下出血が疑われた。同時に起こる不測の事態にクルー一丸となって対処するあおぎり乗員であった

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    2023年12月04日
  • 護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧(新潮文庫)

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    2等海佐、早乙女碧は女性として初の護衛艦艦長を命ぜられた。候補生時代や練習官勤務で若い頃過ごした呉に降り立った碧は艦長としての重責と高揚感を感じていた。
    そして前艦長からの引き継ぎ、艦長交代行事を経て初めての出港となったところで内海3曹という未帰還員の存在を知らされた。出港直前のトラブルに対し、艦長自らの捜索という前代未聞の対応を決断した碧にクセのある副長、暮林砲雷長は真っ向から反対してきた。

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    2023年12月04日
  • 就職先は海上自衛隊 女性「士官候補生」誕生

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    女性自衛官が、婦人自衛官と呼ばれていた頃の、女子大生(文学部)が海上自衛隊幹部候補生学校に入校してしまった実録。

    金槌を泳げるようにする魔法はないけど、根性はあるぞ!

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    2023年08月11日
  • 護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧(新潮文庫)

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    あっという間に読み終わった。なんだか護衛艦、海上自衛隊のしきたりを教えられていたみたい。そうこうするうちに出港。シーズン1の第一話的な・・
    続編も出ているが、どうしようかな?おすすめではありません。

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    2023年01月26日
  • 護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧(新潮文庫)

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    ネタバレ

    護衛艦の船長に晴れ晴れしく着任した女性自衛官の物語が始まったとなれば、自衛隊オタクならずとも大いに期待してしまうところだが、早々に発生した「大事件」は一隊員の未帰艦騒動であり、なんとか解決してから取り組んだ初任務は瀬戸内海で行ったり来たりする操艦訓練というなんとも地味なお話。これでは怒りだす(笑)読者がいてもおかしくないくらいだが、オタクならぬ門外漢にとっては例えば護衛艦の外観、装備や隊の内部統制などについて、未知の世界を手取り足取り案内してくれる親切ぶりがありがたくシリーズものの出だしとして悪くないと感じた。終盤にいきなりヘリ部隊が乱入してくるあたりで続編のプロットがもっと動いてくるのか、や

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    2022年12月03日
  • 試練―護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧―(新潮文庫)

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    海上自衛隊護衛艦の女艦長の話、第二弾。民間人を乗せた体験公開中、不時着機の救助に向かうことに、さらに急病人発生。この困難に立ち向かう早乙女艦長。面白かったが、次号はあるのかな?戦闘シーンを読んでみたいけど、筆者は書かないだろうな。

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    2022年08月29日
  • 就職先は海上自衛隊 女性「士官候補生」誕生

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    20年も前の話という事もあり、ところどころあいまいなところもあって若干微妙ではあるが、女性自衛官が護衛艦勤務できるようになる黎明期の頃の話と思うと、なかなか感慨深い。
    著者は、もともと文系の大学生であったが、なぜか就職先として海上自衛隊を目指してしまう。それまで自衛隊の事に詳しかったわけでもないはずなのにね。それでも、そういう人を幹部自衛官として教育するという自衛隊の教育・訓練課程はなかなか凄いなと、違う観点で感心してしまった。

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    2022年07月28日
  • 就職先は海上自衛隊 女性「士官候補生」誕生

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    一般大学から海上自衛隊に入隊した女性の体験記。江田島にある幹部候補生学校での体験を描いたものだが、臨場感があって面白く読めた。

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    2022年07月13日
  • 試練―護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧―(新潮文庫)

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    前作に引き続き、護衛艦の女性艦長とその配下のチームが「嚙み合っていく」過程を、緊迫感と疾走感のあるクライシス対応の詳しい描写と合わせて描いている。自衛隊では、状況把握と判断を、このような条件付けや優先順位でやるんだな、とか、上司と部下の関係はこんなふうなのだ、とか、組織に属して仕事をする人が読むと、自分が属する組織のやり方と対比してみたりして十分面白いだろう。

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    2022年07月12日
  • 護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧(新潮文庫)

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    自衛隊小説。
    護衛艦の艦長に抜擢された女性が主人公。

    元海上自衛官の著者だからこそ描ける臨場感。
    淡々と物語は進むが、事件が起きてからテンポが上がる。

    キャラクターの強い、でも、リアリティのある登場人物。
    作品全体が“序章”となっており、
    続編への期待を大きく含んで終わる。

    すでにシリーズ第2弾が発売中。続編にも期待。

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    2022年06月27日
  • 試練―護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧―(新潮文庫)

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    護衛艦あおぎりの乗務員とのまだまだ構築できない信頼、色々と問題が燻るなか、民間人を多数乗せた体験航海が行われ、そこで発生するあんなことやこんなこと。
    前作は、本作のための助走だったと思わせる本作。
    手に汗握る展開に一気読み。
    ミリタリー好きじゃなかったり、戦闘モノが苦手でも、本作は、自衛隊のお仕事小説として十分に楽しめる作品。

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    2022年05月03日
  • 護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧(新潮文庫)

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    ネタバレ

    自衛隊の護衛艦に艦長として着任した女性自衛官が主人公の言わば組織小説。
    作者は元自衛官らしく、描かれる組織や艦内の様子、艦長引き継ぎ式など普段は知ることもない自衛隊の様子が具体的に詳細に描かれていてなかなか興味深かった。
    ただ、ストーリー的には特に前半から中盤まで着任時の艦内や乗組員の紹介に終始していて、展開が遅いと感じてしまった。
    後半の服務違反事案やヘリの緊急着艦エピソードでようやく山が出来たと言える。
    まあ、物語としてはこれから全てが始まるイントロ巻だね。
    続きに興味が湧くけど、ただ、自衛隊を舞台にしているのならその舞台でなければ描けない、言わば自衛隊ならではのエピソードが欲しいところ。

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    2022年04月22日
  • 護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧(新潮文庫)

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    『WAVE』を読んだことのある方ならニヤリとする記述、本作では深掘りされなかった登場人物など続編への布石?が散りばめられているように思います。
    ただ、WAVEを読んだ後だと感じるであろう既視感と、最後の最後でのまさかの展開は賛否両論かな、と☆4

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    2022年04月15日