あらすじ
『早乙女碧シリーズ』著者の原点となるノンフィクション!
普通の女子大生が自衛官になったら? 元虚弱児童にしてカナヅチ、小説家志望のおっとり女子大生が、純白の制服に惹かれて海自幹部候補生に……。女性自衛官として史上初めて遠洋練習航海に参加した著者が実体験を綴る!<br.
一般大学を卒業、ひょんなことから海上自衛隊幹部候補生学校に入った文系女子。そこで待っていたのは、旧海軍兵学校の伝統を受け継ぐ厳しいしつけ教育、短艇訓練、八マイル遠泳……男女の区別一切なしのハードな日々。女性自衛官として初めて遠泳練習航海に参加、艦艇勤務も経験した著者が士官のタマゴ時代を描く。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
元々、小説家を志していらっしゃったのですね。
なんだか納得。
自衛隊勤務経験と高い見識、加えて十二分な筆力を兼ね備えておられる。稀有な存在だと思う。
Posted by ブクログ
女性自衛官が、婦人自衛官と呼ばれていた頃の、女子大生(文学部)が海上自衛隊幹部候補生学校に入校してしまった実録。
金槌を泳げるようにする魔法はないけど、根性はあるぞ!
Posted by ブクログ
20年も前の話という事もあり、ところどころあいまいなところもあって若干微妙ではあるが、女性自衛官が護衛艦勤務できるようになる黎明期の頃の話と思うと、なかなか感慨深い。
著者は、もともと文系の大学生であったが、なぜか就職先として海上自衛隊を目指してしまう。それまで自衛隊の事に詳しかったわけでもないはずなのにね。それでも、そういう人を幹部自衛官として教育するという自衛隊の教育・訓練課程はなかなか凄いなと、違う観点で感心してしまった。