時武里帆のレビュー一覧

  • 試練―護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧―(新潮文庫)
    これは面白かったな。
    前巻と合わせて一つだ。元々内容薄いんだから、合わせて一冊にすればよかったと思うのだが、そこは出版の都合なのかな。

    「都合のいい」エピソードが折り畳むように発生するがそこは小説、うまい緊張感になってハラハラ感が続く。

    女艦長もいいんだが、海の男たちもいいなあ。

    前巻当初から...続きを読む
  • 護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧(新潮文庫)
    元女性自衛官による、自衛官小説。

    エッセイは面白かったんだけどなあ。
    何つか、護衛艦とか、自衛隊の組織仕組みとか、すっごい詳しくってよかったんだけど、ドラマだてがうっすい。
    人間関係はいいんだけど、帰還しない自衛官て、結局なんなん?

    小説の形をとった、パンフレットかなと思う感じ。
  • 護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧(新潮文庫)
    冒険小説ではなくてお仕事小説。
    艦長として着任した護衛艦。訓練航海に出ようとしたら女性自衛官が一人足りない。事件?それとも事故?彼女に何があったかと探し回る。
    著者は元海自の船乗りで、その時の経験が生かされているのかと思いますが、同時になぜ退職したかも気になる。
    エッセイとして海自でのことも本にして...続きを読む
  • 就職先は海上自衛隊 女性「士官候補生」誕生
    五省
    一、至誠に悖(もと)るなかりしか
    一、現行に恥づるなかりしか
    一、気力に缺(か)るなかりしか
    一、努力に憾(うら)みなかりしか
    一、不精に亘(わた)るなかりしか

    WAVE=Woman Accepted for Volunteer Emergency ervice
    自衛官は傘を差さない。雨衣を...続きを読む
  • 護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧(新潮文庫)
    海上自衛隊出身の時武ぼたんさんが改名、時武里帆さんとして執筆した作品。護衛艦の女性艦長の話。本作は護衛艦の紹介のようで、自衛隊あるいは兵器マニアにはいいかもしれない。次作も出版されているが、どう展開していくか?
  • 護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧(新潮文庫)
    海上自衛隊の護衛艦の艦長に任命された女性が主人公のお話。表紙に惹かれてジャケ買い。

    余分な経緯を省いていきなり全国に4名しかいない艦長になるところから始まるのは良いが、とは言え、44歳になる彼女が男社会の自衛隊の中でどれ程の苦労をしてここまで昇進してきたか、なんらか想像はさせて欲しいもの。
    シリー...続きを読む
  • 護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧(新潮文庫)
    お仕事小説だが、リーダーとしての心構えが学べる。女性だからといって、主人公になる時代はもう過去。ただ、もう少し物語性が欲しい。読後のカタルシスが不足。
    リアルな描写は、他の人にはできない。やはり餅は餅屋。