時武里帆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ自衛隊の護衛艦に艦長として着任した女性自衛官が主人公の言わば組織小説。
作者は元自衛官らしく、描かれる組織や艦内の様子、艦長引き継ぎ式など普段は知ることもない自衛隊の様子が具体的に詳細に描かれていてなかなか興味深かった。
ただ、ストーリー的には特に前半から中盤まで着任時の艦内や乗組員の紹介に終始していて、展開が遅いと感じてしまった。
後半の服務違反事案やヘリの緊急着艦エピソードでようやく山が出来たと言える。
まあ、物語としてはこれから全てが始まるイントロ巻だね。
続きに興味が湧くけど、ただ、自衛隊を舞台にしているのならその舞台でなければ描けない、言わば自衛隊ならではのエピソードが欲しいところ。 -
Posted by ブクログ
自衛官経験者の女性著者による、メカ好き向け、組織マネジメント興味ありありの人向けの実見譚小説。、護衛艦運用のリアルな空気感、女性幹部自衛官の指揮官としての葛藤と行動、自衛隊および現代の多くの組織でも共通する課題の描出という、欲張り気味にテーマを詰め込んでいる。主人公の、人の外見に表れる特徴、表情の動きを緻密に観察して心理分析している場面が多く、女性作者だということがわかりやすい(かもしれない)。
女性専門職リーダーに取材したヒット作では、幸田真音を思い浮かべるが、幸田の場合は経済の現場の説明のウェイトのほうが、組織リーダーとしての諸々よりも勝っていたし、ストーリー面では女性であることを強調した -
Posted by ブクログ
海上自衛隊の護衛艦の艦長に任命された女性が主人公のお話。表紙に惹かれてジャケ買い。
余分な経緯を省いていきなり全国に4名しかいない艦長になるところから始まるのは良いが、とは言え、44歳になる彼女が男社会の自衛隊の中でどれ程の苦労をしてここまで昇進してきたか、なんらか想像はさせて欲しいもの。
シリーズ物の最初の話なので多少はやむを得ないが、自衛隊のシステムや艦の概要の説明に頁を取り過ぎ。私はその辺りにはあまり興味がなく。
もう少し人間や事件を描いて欲しいが、ちょっと書かれている結婚や離婚の経緯が結構雑な感じ。艦の人間模様はこれからということにしておく。
ようやく事件が起こったが、時間との闘いの