田中将人のレビュー一覧

  • 平等とは何か 運、格差、能力主義を問いなおす

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    ネタバレ

    自分自身の内に、複数の声や評価軸やコミュニティをもつこと。否定的なものから目を背けるのではなく、むしろ手懐けること。そうすることによって、囚われから逃れ、自由になること。プラトン自身の「自己の内なる体制」はまさにそうしたものであった…(後略)

    本当の意味で平等が達成される日は、世界は、来ないと思う。その意味で本書はやはり理想論に過ぎないと言わざるを得ない。一方で、平等に限りなく近づけること自体は決して不可能では無いことも確かだ。わたしたちが常に平等に向けて闘うことは、いつか誰かの当たり前の権利になっていることを意味するだろう。

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    2026年02月28日
  • 平等とは何か 運、格差、能力主義を問いなおす

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    「平等」と簡単に言うが、難しい。
    著者はその「平等」について論を展開する。
    本人も、「実証的研究」でなく「規範的研究」といっており、われわれの日常から帰納的に平等について論じるのではなく、過去の平等についての研究から筆者の考える最強の平等を提示する。

    そんな本だから「平等」について研究する人にはいいのかもしれないがちょっと読みたいものからは道を外れていた。

    色んな「平等」を上げたうえで、私が推すのはこれだ、という話なのだけど、ある意味潔いのだが恣意的な面は否めない。著者と考えの違う人は当然想定しているはずだし、議論できるという前提だろう。

    成功という基準が一律だし、敗者は必ずひねくれると

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    2025年07月28日
  • ジョン・ロールズ 社会正義の探究者

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    政治哲学者ロールズの入門書。主著『正義論』『政治的リベラリズム』の要点や、ロールズ自身の人生を思想変遷とともに辿る試みは興味深かった。

    ロールズの社会構想は、多元的価値観の存在を前提とした、限定的な政治的言説に対する、人々が合意出来る部分に基づくリベラルなものであると理解出来た。

    ロールズの思想は、分断が進む現代日本において、寛容な社会構築のための重要な視座を与えてくれるものである。次は、ロールズの著書の読破に挑戦してみたい。

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    2025年07月17日
  • 平等とは何か 運、格差、能力主義を問いなおす

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     平等に関する論点が何であるか、それぞれの論点においてどのような主張がされてきたのかを概観できた。とは言えそれで『平等』に関する見識が深まったかと言えば、疑わしい。一つには平等に対する視点は概して常識的なものが多く、意外な盲点のようなものが少ない事。もう一つは著者が導こうとしている「財産所有のデモクラシー」なる概念が何なのかが説明されないために、平等社会の具体的な姿がイメージできないこと。
     格差や平等を考えるときの重要な視点として、インセンティブの要素は外せないと思う。どんなに頑張っても結果が変わらないなら、人は頑張れない。社会体制がどうとかいう問題ではなく、人の動物としての本能に近い。「財

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    2025年06月17日
  • ジョン・ロールズ 社会正義の探究者

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    2023.04.17 予想通り、難しかった。一回で、一冊で理解できるような代物ではないので、色々とアプローチしたいと思う。

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    2023年04月17日
  • ジョン・ロールズ 社会正義の探究者

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    ロールズについて全く知らない人にとっては訳が分からないかもしれない。大学生で初めてロールズという名前を聞いた学生ならばなおさらである。
     しかし、ロールズの著書を読んで理解できず、ロールズについて少しは知りたいという人にとっては役に立つと思われる。

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    2022年03月11日