榛葉豊のレビュー一覧
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購入済み
楽しい内容でした。文系で経済学を専攻していました。経済は実験ができません。この本を読み、これまで思考実験をしていたということが改めて認識しました。
どうしても理系の思考実験が面白く感じますが、社会経済の予測での思考実験の事例が多いと面白いと思いました。社会経済の予測は思考実験とは言わないかもしれませんが。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ意思決定の科学
さまざまな統計手法で計算して、効用を比較
というのが使いこなせると便利そう。(たぶん「迷い」が無くなる)
■9章 意思決定と思考実験
○意思決定の理論
平均値でみる → ラプラス基準
(確率は無差別に扱う
・期待効用(効用に確率の重み付け)→期待効用最大化原理
・いろんな統計手法の説明
ワルド基準、ハーヴィッツ基準、サヴェッジ基準(機会損失最小化)
・各基準での効用を比較
→ラプラス基準なら列a,ワルド基準ならbという具合、
● 統計的な意思決定方法
統計的意思決定理論
ラプラス基準の精度をより上げたもの
起こる可能性が高いので真剣に検討すべきこと
起こ -
Posted by ブクログ
微妙にロジカルな流れになっていない
思考実験の場合分けで、そのあとの解説と1対1になっていないので、ちょっときもちがわるかった。
作者がおおらかな方なのか、細部の整合性がとっても気になりました
前段は、思考実験の進め方
後段は「思考実験」の例を並べた、図鑑のよう
<思考方法の整理>
演繹法 ディダクション
帰納法 インダクション
仮説演繹法 アブダクション ⇒ 思考実験の主論理
①観察事実に基づき、仮説を立てる(帰納法)
②その仮説から生起する現象を予測する(演繹法)
③その予測が観測事実と一致するかどうか
④検証 一致すれば仮説として十分に考察の対象となる
不一致