熊谷はるかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
┏━━━ 感想 ━━━┓
大家の家に行った話がうけた。
ほんとうの意味で国や文化を超えて時計を合わせるのは難しいのかもしれない、というのが、フムフムという感じでした。
筆者が「わたしにもなにかできることが、あるのだろうか。」と考える姿に、しっかりした子だなと、とても感心しました。
わたしも、なにができるかを考え、弱きものへの意識をもって、行動したいと思います。
┏━━━ あらすじ ━━━┓
筆者がお父さんの仕事の転勤に伴い、インドで過ごした日々の記録を語っていきます。
┏━━ 主な登場人物 ━━┓
熊谷さんファミリー
インドの大家 火の神
ブミちゃん 家政婦
モハン ドライバー
┏━━ 知識 ━━┓
シーク教徒
髪を切らない、ターバンでまとめる、タービンは何色でもよい
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Posted by ブクログ
『JK、インドで常識ぶっ壊される』を読んでいると「え??」「うそでしょ?」と思わず声が出てしまいます。
JK視点で語るインド体験は、インドが苦手な私でも夢中になる新鮮な魅力がありました。
道を歩く牛、車の窓に寄る物乞いの子ども、蜂の巣を素手で取る男など、日本の常識がぶっ飛ぶエピソードが満載。
デリーは大都市なのに、ランニング中に猿の大群や時には象と遭遇!まさにインクレディブル・インドという感じです。
さまざまな体験を通じて、彼女はインドから自分が得たものと、インドの人々に何が返せるかを真剣に考えるようになります。
そして、コロナ渦の中で本を出すことを思い立ち「出版甲子園」に応募します。その中でゲスト審査員、林真理子さんの言葉が印象的でした。
「これまでインドはおじさんばっかりが書いてきた。女子高生が描くインドなんてなかったことに自信を持つように。」
確かにこれまで自分探しや現地トラブルを書いた本はありました。けれど彼女はインドと関わり、「インドのために何がしたい、そのために本を書こう」と考えるんです。
子どものように無力ではなく、大人のように諦めない。
そこがおじさんたちの「自分のためのインド本」との決定的な違いなのかもしれません。道端でチャイをすすりながらダラダラと旅するおじさんたちにも見習って欲しい。 -
Posted by ブクログ
第16回出版甲子園グランプリ受賞作!
両親の転勤に伴って、中学3年生の春インドへ。買い物には自分で行き、ハウスキーパーのおじさんが通いで来る。ターバンを巻いているのはシーク教(インドの2%)の人だけ。シーク教の人は生まれてから髪を切れないし、ヒゲも切れない。
インドでは時間通りに行くと驚かれる。2時間後くらいを目安に動くべし。本場インドでは、ナンではなくチャパティという小さくてナンほどふんわりしていないパンが出てくる。
インドは自然がいっぱい。木は伸び放題でそのせいでしょっちゅう停電になったりする。孔雀が空を飛んでいるし、アヒルさんは隊列を組んで行進してるし、猿は果物屋さんから商品を盗む。ランニングのために入ったクロスカントリークラブでは、なんとジャッカルと走る羽目に。
春になり学年が上がって、子供の人権を考えるサークルに入り、スラムの子どもたちと交流する。学校は途中でドロップアウトしてしまう子が多い。水道がないから水汲みに行かなきゃいけないし、下の子供のお世話だったりがのしかかる。トイレの数と衛生問題もある。ドラッグやアルコールの問題も深刻だ。
コロナのパンデミックが始まった年に、日本への異動が決まって帰国した。 -
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ただの紀行本、外国生活ブックだと思って読んだら、いい意味で裏切られました。
とにかく深かった。紀行文みたいな軽く観光地紹介~みたいな内容ではなく、インドの実態を日本人の女子高校生という立場から冷静に見て、自らはどうすべきなのか考え、動き出した素晴らしい一冊でした。
インドはカースト制のなごりが未だに根強く残っていて身分差が大きい。あれだけの人口を抱えて、貧富の差が大きい。そうなると、家のない人間がたくさんいる。子供においても然り。日本の煌びやかな生活やトレンドを羨ましく思いながら、運転手つきの車で送迎してもらいながら高校に通う。その車の窓を物乞いの子供がコツコツとたたいてくる。
そういう生活のなかで、作者が思ったことが、ありのまま書かれていました。
気付きの多い一冊でした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「JK×インド」という組み合わせだけでも興味をそそられるが、本書の面白さは、14~17歳の女子高生という目線から見たインドの日常にある。カレーや観光地といったステレオタイプなインドではなく、食文化や宗教、学校生活、街の風景、そこで暮らす人々の姿まで、実際に生活したからこそ見えてくる世界が瑞々しく描かれている。
タイトルから軽い海外生活エッセイを想像していたが、読み進めるほどに、貧困や格差、肌の色をめぐる問題など、社会の現実にも真正面から向き合っていることに驚かされた。特にスラムの子どもたちとの交流をきっかけに、「自分には何ができるのか」と考え、実際に行動へ移していく著者の姿が印象的。さらにコロナ禍によって日常が一変する描写には重さもあり、強く心に残った。読みやすいのに、読後には自分の「当たり前」まで問い直される。著者の行動力と感受性に感心させられる一冊だった。 -
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後輩に借りた本。筆者のJKが父親の海外転勤に伴いインドで生活する話。良い意味で青々しくて読みやすい。海外転勤って言われたらアメリカやヨーロッパを想像するしインドって聞いたら正直ガッカリする気持ちは分かる。インドのイメージってカレーだけどイタリアンや他の食べ物も沢山あること、メイドを雇っていると日本食も普通に食べれるのが意外だった。急にメイドや運転手を使う側になったら戸惑いや申し訳なさを感じるけど、その人達も雇ってもらってお金を貰えない。インドって身分制度が日本よりハッキリしてるけど想像以上に格差は大きいんだなと思った。
筆者が何か始めようとした矢先にコロナが流行して帰国になったからこちらも消化不良感がすごい。それでも諦めず本を出そうと行動したのがすごい。最近大学の同級生が旦那さんの海外転勤でインドに移住してインスタに様子を上げているが、栄えている所は意外と都会で活気が溢れていた。一方でスラムはどうなっているのか気になる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ親の転勤でインドへ渡った女子高生の視点を通して、インドの文化や価値観を学べるエッセイ作品。旅行ガイドとは違い、実際に現地で生活するからこそ分かるリアルなインドが描かれていて、とても面白かった。
例えば、招待された時間より2〜3時間遅れて行くのが礼儀だったり、日本では考えられないほど大量の料理でもてなされたりと、知らなかった文化や風習が次々と登場する。主人公と一緒に驚きながら異文化を体験しているような感覚で楽しめた。
前半では、人懐っこい国民性や独特の文化など、明るく活気のある「表のインド」が描かれる。一方、後半では貧困やスラム街といった「裏のインド」にも触れられ、同じ国の中にある大きな格差について考えさせられた。
また、主人公自身も次第にインドの価値観へ馴染み、日本では物足りなさを感じるほど感覚が変化していく様子も印象的だった。異文化を楽しく学びながら、その国が抱える現実にも目を向けられる良作だった。