熊谷はるかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
海外に行ったことがないがために海外への憧れがあり、少しでも海外のことが知れればと思って読んだ1冊。インドについて知れたことに加えて、自分の生き方について考えさせられるすごく良い本だった。
濃いのはやはりストリートチルドレンの話。
発展がものすごい勢いで進んでる、というイメージしかないインドの中で起きている真実を全く想像していなかった。
また登場人物の背景の描写でよりリアルに感じて、それぞれの人生を考えさせてくれるのが良かった。
本当にJKか?と思うほど知性が散りばめられた文章に驚きつつ、若い人のパワーやピュアなところに心が洗われた。自分が同じ時期に行ったら何を考えて、何をしただろうか。何も -
Posted by ブクログ
JKがインドで過ごす3年間の話
行ってみたい国ではあったけど、ますます行きたくなった。この本を読めてよかった!!
JKならではの視点でインドを切り取ってくれていてとても親近感が湧くし、読みやすかった。
生き物と自然と共に生きているインド人。共存とはこういうことか。
なんでもすぐに分かった気になっちゃいけないな。私の当たり前は当たり前じゃない。恵まれた環境で育つことが出来て、教育を受けさせてもらえたからだな。
うちなーたいむならぬ、インディアンタイム、2時間後ろ倒しとかインド人が日本で生活したらびっくりするだろうな笑
インドのごはん美味しそう!!!インドグルメの沼に落ちるの章は飯テロだった! -
Posted by ブクログ
『JK、インドで常識ぶっ壊される』という題名から、私がイメージしたものは、すぐにぶっ壊された。
インドに引っ越すことになって不安と困惑でいっぱいだった14歳から、コロナで志を挫かれる17歳までの手記。
私は学生時代に1ヶ月半ヨーロッパを旅したことがある。リュックを背負って。その体験は旅行者のものであり常識が覆るものではなかった。街には音楽があふれ、レコードもコンサートチケットも安く手に入った。中世を感じる街並みや文化に憧れこそ感じたが、価値観がひっくり返る衝撃はなかった。
インド。JKの瑞々しい感受性でとらえたインドは、知識に息を吹き込んでくれた。
はだ色についての疑問をもち、スラムのトイレや -
Posted by ブクログ
前半に書かれていた、著者がインドで受けたカルチャーショックの話(シーク教徒の話、家で働くお手伝いさんの話)などが興味深く、読んだあとに自分の家族に「今こういう本読んでるんだけど、インドではさ…」という話をした。カレーを食べたくなって、カレーを買いに行った。
後半、ストリートチルドレンを支援する活動に参加する中、将来の夢や目標を口にする子供達を前にして「自分の夢を聞かれたら」とヒヤヒヤし、「(彼らより恵まれている)自分は何のために勉強するのか?」と自問する様子が描かれ、筆者は正直だと思った。
ラストは2020年のコロナ禍に、ロックダウンや帰国を経験した、当時の現在進行形に近い様子が付け加えられ、