感情タグBEST3
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ゾクゾクして、ヒリヒリした。
リアルなJKが書いたインド記。
序盤は軽やかにインドの文化を取り上げ、
終盤にかけてはインドが置かれている状況や
ストリートチルドレンなどの課題に触れる。
著者の視点から語られるエッセイならではの
臨場感で、最初は一歩引いて読んでた私が
最後には グッと来て泣きそうになるほど。
なんだか不思議と希望が湧いて、
自分にも何か出来るならやらなきゃ!と
勇気や力が貰える一冊でした。
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あとがきで触れている様に、父親の仕事の関係でインドで生活したJKの筆者が当時感じた事をそのまま、後年になれば考えも変わるかも知れないが「今の気持ち」として書き記した滞在記。
街、喧騒、香り、全て生々しく迫ってきた。日本では絶対に体験できない日常、それを発信する筆力。上から目線で語らない様に注意深く言葉を選ぶセンスも素晴らしかった。
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インドへ旅する予定があるので、インドの雰囲気を知りたく購読。
学生の視点から見たインドは、学校生活や課外活動、異文化交流など日本では体験できない事が多く、驚きや関心するものもあった。私も留学や旅の経験があるので、共感できる内容も多く、懐かしい感傷を覚えた。自分には何が出来るだろうと考えるきっかけを与えるスラムの貧困、肌色って色は国によって変わることなど、常識が壊れる良い体験だと感じた。
インドの雰囲気や社会問題を知れる本としても、丁寧に描かれていて良かった。
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待ち合わせにぴったりくるのは当たり前?
インドカレーはナンが当たり前?
美白が美しいのは当たり前?
屋根のある家で過ごすのは当たり前?
子供が路上生活しているのは当たり前?
そもそも当たり前や常識、普通って何でしょう?家一つ違うだけで教えが違うのならば国一つ違えば文化も感覚も全く違う!常識が通じない!そんな道の場所に行くことになったJKさんの実体験をもとに書かれたノンフィクションです!インドで様々なことを学び知り感じたことを具体的かつコミカルに書かれているためすごく面白かったです!この本を読んで異国インドの知識を深めると同時に世界へのグローバルな考え方を広げてみてはどうでしょうか?
この本は本当に常識がぶっ壊されます笑笑
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タイトルとポップな表紙に惹き付けられた!インド!!!???カレーかな、、と
目を背けたくなる現実を見て、自分の無力さに気づくのはすごくつらい。だけど、現実を見て自分が少しでもできることをするのが大事だと思った。
そして、日々に感謝…。
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高校生の書く素直で瑞々しい想いに色々考えさせられました。もう大人になって、世の中をすっかり知った気になっていた自分が恥ずかしいとさえ思いました。「青い正義感と自負心がある高校生だからこそ、何かを変えたいと思えた。」と高校生の筆者が語るあとがき。歳だけ重ねた大人のわたしより、よっぽど大人だな。
もう若くないからと諦めるのはやめよう。自分にできること、頭にあってもしないことがいっぱいある。何から始めようかな。
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突如放り込まれ、衝撃を受け、やがて自らも溶けてその一部になる異国の地、インドが、女子高生の瑞々しい言葉で描かれている。ユーモラスでリズミカルなJK口調で、序盤はスイスイ読み進められる。しかしてこれは単なるインド見聞録ではない。終盤にぐっと勢いを増して核心へ。そして読み終えたところから何かが始まるような、不思議な読後感。
日々の「あたりまえ」に埋もれて思考停止に陥ること、その罪に気付かせてくれる1冊。
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とても面白かった。
女子高生が書いたとは思えない、まとまりのある文章。でも勢いといきいきした感じが伝わってくるとてもすてきな本だった。同時にインドの置かれている厳しい一面も伝わってきた。綺麗事じゃなく葛藤も含めて伝わってきた。考えさせられる一冊。
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日本での常識が覆される日々を前半は面白おかしく、後半は貧困問題、子供の権利問題などシビアな現実を高校生ならではの視点で書く。
自分がもし高校生だとして同じ立場にいたとして、このように活動できるのか?
日本で当たり前に受けられる教育が彼らにとってどれほど価値があって欲しいものなのか。
当たり前のように家があって職があって生きていける。彼らには明日があるかだって分からないのに。
考えさせられる一冊。
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「なんで私がよりによってインドに……」といった始まりから、「インドで出くわす予想外のできごとにびっくり!」みたいなメインパートに入っていくわけですが、後半に差しかかって読み進めていくうちに、なるほどこの作者は本当はこういうことを日本の読者に伝えたかったんだ、と知り、感心させられました。軽快なレトリックもさることながら、芯をつくことを後半にもってくる構成は見事です。インドの(そして日本を含む世界の)貧困問題に目を向けるきっかけを与えてくれた本書に感謝したいと思います。
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入院中に読んだ3冊目。
軽い口調とわかりやすい説明で情景描写もすっきり。
筆者の方と私は同い年なのでそれもあって大変読みやすかった。
インドの食文化や労働文化から深いところまで掘り下がっていって、いつのまにこんなにインドの根幹まで読み進めていたんだろう?と思える1冊。
JKにも、JKでない人にも読んで欲しい!
彼女と一緒に私の常識もぶっ壊された。
インド料理が好きなのでサモサやグラブ・ジャムンが出てきて嬉しかった。
南インド料理については初めて知った!
インドのカーストだけではなく、そういうライトな興味を食文化などに抱いてる人におすすめ。
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これは読んで良かった!!
「JK」の文言と装丁の雰囲気で「軽い旅行記だろう」と思われそうだけど、決してそんなことはなく。
読みやすいのに読みごたえがある作品でした。
中三でインドへ引越し、コロナ禍に直面して高三で日本へ帰国。多感な時期をインドで暮らした著者の体験が綴られています。
タイトル通り「常識をぶっ壊される」体験の数々。それは食事や習慣、宗教だったり、社会格差だったり…。
日本での「常識」も「普通」も全く通じない世界。
市場の混沌や人々が放つエネルギーに圧倒される様子。部活一つとってもぶっ飛んだ体験!
生活には慣れてくるが、直面するのはこれまでの自分の常識が崩れる音…。
未知の世界に触れることで見えてきた自身に対しての気付き。今ある自分の常識が日本での「教育」を受けられる環境あってこそ、だということ。
彼女が感情を揺らしたり、考えたことを本書を通して体感することができます。
一人の女子高生が等身大で感じたインドでのあれこれを、多くの人に読んでもらいたい。
これを高校生が執筆したことにも驚いた。
こちら学校図書にもお薦めしたい。
若い世代の人たちに、下記も合わせて読んで欲しい。
「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」
「サードキッチン」
Posted by ブクログ
父親の海外赴任でインドへ行った女子高生のエッセイ、と書くとそのままであるが本書の内容を高校生が書いたというのがすごいと感じる。
観察力・洞察力がすばらしく著者は頭の良い人だという印象。
読後感はJK本を読んだ感覚とは全く違ったものになるのは保証できる。
Posted by ブクログ
色々なところで話題になっていたので読みました。JKらしいくだけた文体で読みやすく、分厚いながらも1日で読めました。
私も、「頭に布みたいなのをぐるぐる巻いてて、おでこに赤い点つけてて、数学がめっちゃできて、カレーばっかり食べてる人たち」(本文より)のイメージしかなかったので、食事や街の様子など実際の生活が知れて面白かったです。メイドさんや運転手などが一般家庭につくのも驚きだし、インドの階級社会を感じました。森の中を走り回る陸上部もクスッとしました。
後半はインドの闇、スラムでの子どもたちへのボランティアについて書かれていました。自分が知らない世界でした。わたしのbitはなんだろう?
Posted by ブクログ
インドに移住したJKが、
日本人の考えるインドと現実とのギャップ、
豊かな食文化、現地と私たちの課題について記録したエッセイです。
*
砕けた読みやすい言葉で、何も知らない私とリアルなインドのギャップの橋渡しをしてくれた。
頭が熱くなるような問いかけには苦しくなった。
旅行に行くだけでは決して知りきれないその国の
問題を、日本とインドに住んだことのある著者だか
らこその視点で残してくれている。
肌の色も、宗教のことも、それにまつわる食べ物についても。旅行のような滞在日数なら「話題にしないでおこう」と思うだろう。
でも住んでしまえば避けられず、ふとした瞬間の
会話や状況として目の当たりにすることになる。
それに対して自分のアンサーを考えることになる。
辛くて、でも大切なことをたくさん知れてよかったです。今後私はどうすればいいのかなあ。
*
以下本文抜粋
「ハルカディディはなにになりたいの?」と聞かれないよう願ってしまった自分が情けなかった。就きたい仕事まだわかんないの・・・・・と言ったら、この子たちには贅沢だと思われるだろうか。
あの子ども部屋の空気を染めていた「上向きの力」とおんなじだ。子どもがみんな、もっているパワー・・・・・・。それを、希望というのだと、気がついた
交流していたサンジェイ・キャンプの子どもたちは、結局、こんな事態になってしまえば、親は職を失って、生活は行き詰まって、学校も危うくなって、綱渡りの命綱など外されてしまう。彼ら彼女らと「仲良くなった」ことは、わたしには良い思い出になっても、あの子どもたちは、思い出にすがるだけでは生きていけない。それより、未来がほしいのだ。
ただ、来て、帰る自分がひどく無費任に、残酷に思えた。思い出なんていうお土産だけを増やして、結局わたしだけ「豊か」になって、帰っていく。なにも変えられず、自分だけ変わって、満足?
Posted by ブクログ
親の転勤でインドへ…率直な気持ちが綴られていて、パワフルでナイーブでこの若さでしか表せない作品だと感じました。
あとがきの「青いなら、青いままで残しておくというのも、大切であると思うし、自分が青かったから、そしていまもなお青いから、この作品があります。」という作者の大胆さと謙虚さが素敵です。
凄い世界を垣間見せてくれて感謝です。
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JKと表紙から、もっと軽い内容かと思ったら凄く深い内容でした。生き方在り方を考えさせられました。いかに自分が平和であるか、私の知らない世界を教えてくれた本でした。
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インドでの生活が女子高生口調綴られていて読みやすい。
海外に行くと何となく感じる格差社会が、著者の生活の中で感じた実体験として語られていて、考えさせられる本だった。
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主人公が女子高生だからか、着眼点や言葉の回し方に親近感を感じ物語がスッと入ってくる。現地人の人柄やインドの良さ、社会問題に触れてありインドを詰め込んだインド初心者にはぴったりな本であった。
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筆者がJKだった頃のエッセイ。
実際にインドで暮らして、驚いたこと、深く考えさせられたことが勢いよく書かれていて一気に読んでしまった。本を読んでいるというより、本人から直接話を聞いているよう。
若いのに文体がすごくしっかりしていて、読みづらさは全く感じない。
Posted by ブクログ
凄い軽いJKのインド体験記だと思って読んだら
まさかの骨太だった
良い意味で騙された
自分自身をあそこまで俯瞰している分析力が非常に素晴らしく
また 10代のみずみずしい感性や文体が
思いテーマもしっくり伝えて
素敵だった
Posted by ブクログ
この本を読みながら、読み終わって思ったこと。
自分の常識がぶっ壊される
序盤はインドに引っ越してインドで出会う経験について、JKの視点で面白おかしく展開されていくが、やがてクラブ活動を通じてスラムの支援へ物語が進んでいく。そこには悲壮感とは全く違った今を懸命に生きるというマインドを感じました。
大人になった今、私は何のために勉強してるのか?
I'm am doing my bit.
(自分にできることをやっているだけさ)
この本を読んで、全く知らなかった事から1つ知っている事になりました。この読書体験に感謝をしたい。
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極めてポップなタイトルに(悪い意味で)気圧されて手に取ることを躊躇していたが、いざ読んでみるとなるほどこのタイトルは秀逸だなと納得。本書に「女子高生ならではのみずみずしさ」とか「10代独自の純粋な視線」とか、そういうちょっと上から目線の評は通用しそうにない。ひとりの人間として世界と対峙している凄みが行間から伝わってくる。私もうかうかしてられねーよ。
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インドでの体験記かと思いきや後半にかけて貧困やスラム問題に話題が移って行った。小説家の堅苦しい語り口調ではなく高校生の話口調で書かれているため、活字が苦手な人でも読みやすいだろう。
Posted by ブクログ
インドで暮らさなくとも当たり前に知っていることしか書いてなく、それに対する感想や反応も予想どおりのリアクションばかりでした。お嬢様が清潔で安全な囲いの中から現地人の暮らしを観察して、クラブ活動のボランティアにちょこっと参加してきただけって感じ。タイトルは興味を惹いたのですが特に読む必要のない本でした。
Posted by ブクログ
ー インドに行くと知ったとき、インドに来て車に乗っているとき、つい下を向き画面に目を落としていた。けど、そこにあったのは、わたしにとっての真実か?わかんない、なんで、こわい・・・・・・そんな感情たちと、それらを押し殺す罪悪感だけではなかっただろうか。
だから、顔を上げなければいけない。手のひらにおさまる薄い板だけじゃなくて、窓のそとに目を凝らし、手を伸ばさなければいけない。窓が、与えられているのだから。そこに広がる景色が整然としていない、混沌だったとしても。だって、混沌のなかに希望がないなんて、誰が決めたの? ー
異文化を知る、世界を知る、人間を知る、、、
知る方法はいろいろあるけれど、その中で“生きる”ことが一番手触りがあり確実だ。
かと言って、みんながそう出来るわけでもないし、その時間を費やすことが出来るわけではない。
だから、本を読むなど、媒体を通じて知ることになる。
では、どういう媒体がいいのか?
こういう媒体も参考にはなる。というくらいの作品かな。
JK目線なので、ビジネスの参考にはならなかった(笑)
Posted by ブクログ
JKと言う文字がタイトルに存在感を出している事からもうちょっとポップではっちゃけた内容を想像してたけどいたって真面目で優等生だった。
10代の目線から見たインドは大人の内容とは確かに違うけど、ちょっと上から見下ろす感は歪めなかったかな。
Posted by ブクログ
ある日突然、インドに行くと言われたら。
それもいつ日本に帰ることになるかは分からない。
ある程度の大人でも覚悟を決めるだろう。なぜなら、インドでの生活だなんて、日本では想像できない。タピオカキラキラJKを夢見た彼女。それは叶わず、インドに行くことに。
彼女は彼女なりに壮絶な人生を送っているんだな。と。ラストはかなり苦しくなったけど、それが現実で、今現在も存在する世の中だ。日本でもあれだけ、ヘイトや失業者が増える中で、インドでの当時は想像もできない。
問題意識を持ち続けることは疲れるし、大変だけれど、今もそれを改善するために走り回っている人がいることを思い出して、踏ん張ろうと思う。
簡単に私も彼女の経験をしてみたい!だなんて言えないけれど、間違いなく、彼女にとってはターニングポイントになっただろうし、これからもインドでの生活は彼女を支えてくれるだろう。
本にして残したいと行動できた彼女はインクレディブルインディアンだ。
自分の肌色を好きになれない、インド人の友達
『本来「ちがい」は許されるべきものではなくて尊重するべきものだという理解が、「みんなちがってみんないい」ということばの真の重みであり、あたたかみなんじゃないかな。』