橘さつきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今、まさに自分の身に降りかかっている出来事で、沸々とした思いに囚われているところでした。
この本を読んで私だけでなく、どこの家族、個人にも起こり得る出来事であり、思いであるんだとわかり救われた気分です。
弔いとは、亡くなった人を1人1人が違う立場、思いで偲ぶものであり、そこに残された家族の意見のぶつかり合いや、見栄や妬みの入った葬儀など、私にとって本当に無意味だと思った。
そして改めて自分の時の弔の仕方を考えさせられました。自分の時は、本当にごくごく身近な人たちだけで静かに見守り、私らしい旅立ちで送り出してくらたら、という思いが浮き彫りにされました。
それによって死への負の気持ちが少し柔らいだ -
Posted by ブクログ
知り合いの知り合いが書いた本として紹介された。
「愛着障害」という言葉を聞いたことがあったものの、よく理解できなかったのが、この本のこの部分を読んで腑に落ちた。
p77
*「愛着」とは親に対する安心と安全をベースとした信頼関係を意味する。
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著者は精神科医の高橋和巳氏の著書から以下を引用する。
*「ほとんどの人は、優しい母親であろうが、厳しい母親であろうが、愛着関係が成立していた環境で育っている。しかし、少数の子どもたちは(おそらく人口の五~十パーセント)母親と愛着関係を持てず、つまり愛着障害を抱えたままに独りぼっちで育っている」
この本の本筋とは離れるが、愛着障害とは優しい母親に愛情い