橘さつきのレビュー一覧

  • 絶縁家族 終焉のとき

    Posted by ブクログ

    親族が抱えている問題はどこにでもあるのに
    揉め事やゴタゴタは表に出ない

    合わない人と付き合い続けることはない、だけどみんなどうしているんだろ…と思っていたところこの本の存在を知った。

    親のエゴや資産の独り占め、成程…と穏やかな気持ちになった。
    仲の良い家族が羨ましいけど、その人たちにウチは…なんて言っても理解してもらえないだろうからね。
    この本の第二章の例はまさに私のようで
    心の準備が出来ました。

    出来ることを出来るだけやるそれだけだな…と。

    0
    2022年09月11日
  • 絶縁家族 終焉のとき

    Posted by ブクログ

    大嫌いな親といくら疎遠にしていても、いつか親の介護や看取りと向き合わなくてはならない時が来る。
    でも、家族の責任を放棄して介護も看取りも業者に任せる方法もあるんだと知って、気持ちが楽になりました。
    終末期になってまでも毒を吐き続ける母の言葉に傷つき、丸2ヶ月母のいる施設から足が遠のいていましたが、この本の中にある言葉が力をくれました。
    コロナが落ち着いたら、また母のところを訪ねて行きます。
    時給の高いバイトだと自分に言い聞かせて。

    0
    2022年02月01日
  • 絶縁家族 終焉のとき

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルの副題をみて、最後には親子だから分かりあえるって話かなとパラパラページをめくったら違った。親がどこまでも子供の人生を否定したり、壊したりって、オマエ親だろ、何やってんだバカヤロー!って感じでした。しまいに著者のストーリーまで来たら、え?子どもをめでたく授かったら親が呪う?この本を書けた著者の力に敬服すると共に、何故書いたのか考えた。これは復讐じゃない。これから良い人生を送って欲しい人々に同じような事が起こらない為の祈りだ!

    0
    2022年01月07日
  • 葬儀から壊れていく家族

    Posted by ブクログ

    今、まさに自分の身に降りかかっている出来事で、沸々とした思いに囚われているところでした。
    この本を読んで私だけでなく、どこの家族、個人にも起こり得る出来事であり、思いであるんだとわかり救われた気分です。
    弔いとは、亡くなった人を1人1人が違う立場、思いで偲ぶものであり、そこに残された家族の意見のぶつかり合いや、見栄や妬みの入った葬儀など、私にとって本当に無意味だと思った。
    そして改めて自分の時の弔の仕方を考えさせられました。自分の時は、本当にごくごく身近な人たちだけで静かに見守り、私らしい旅立ちで送り出してくらたら、という思いが浮き彫りにされました。
    それによって死への負の気持ちが少し柔らいだ

    0
    2025年10月27日
  • 絶縁家族 終焉のとき

    Posted by ブクログ

    正直読んでいて救いがないような話もあり。
    親子ほど不可解で危険で、答えのない関係はない!と帯に書かれているように答えもしくはゴールが見えない親子関係に読んだ後辛くなる。
    けれども、そんな家族関係に手助けをしてもらえるサービスや自身との心の向き合い方や自身の最後についても参考になる話が書かれている。
    これからの親の見送り、自身の見送られ方はこれという形ではなく自由なものになっていくのはとても良い事だと思うしそのための準備の必要性を感じた。

    0
    2022年06月08日
  • 葬儀から壊れていく家族

    Posted by ブクログ

    これを読むと家族とは?身内とは?って思ってしまう。些細なことで綻び破綻していく家族。誰もがここに紹介されているように破綻していく可能性がある。そう思うと人ごとではない。また著者もなかなか壮絶な体験をしているようで、前作も読みたい。

    0
    2025年10月03日
  • 絶縁家族 終焉のとき

    Posted by ブクログ

    知り合いの知り合いが書いた本として紹介された。

    「愛着障害」という言葉を聞いたことがあったものの、よく理解できなかったのが、この本のこの部分を読んで腑に落ちた。
    p77
    *「愛着」とは親に対する安心と安全をベースとした信頼関係を意味する。

    著者は精神科医の高橋和巳氏の著書から以下を引用する。
    *「ほとんどの人は、優しい母親であろうが、厳しい母親であろうが、愛着関係が成立していた環境で育っている。しかし、少数の子どもたちは(おそらく人口の五~十パーセント)母親と愛着関係を持てず、つまり愛着障害を抱えたままに独りぼっちで育っている」

    この本の本筋とは離れるが、愛着障害とは優しい母親に愛情い

    0
    2022年08月16日