安川康介のレビュー一覧
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ネタバレ再読は短期的には効果がある程度=流暢性の錯覚。
新しく得た知識は、参考書の余白に記入する。
ハイライトを引くと勉強した気になる。あとで見直すには便利。
アクティブリコール=あとで能動的に思い出すこと。練習テスト、想起練習、など。
練習テストで、思い出す作業に効果がある。練習問題、過去問、暗記カード、模試、誰かに教える、など。
「ぶつぶつつぶやきながら、誰かに教えるふりをして書き出す白紙勉強法」プロダクション効果(声に出すと記憶に残る)、プロテジェ効果(誰かに教えると理解が深まる)、望ましい困難を課すことができる。
分散学習=間隔をあけて、何度も学習する。間隔反復。間は等間隔でいい
アクティブコール+分散学習=連続的再学習になる。
試験まで何度も間隔反復できるようにスケジュールを組む。
精緻的質問と自己説明。なぜ?どのように?などを質問すること。情報収集しながら、なぜ?を繰り返す。
インターリービング=交互に学習する。以前学習した範囲の問題も行うことで、刺激になる。
記憶の方法=イメージ返還法、ストーリー法、場所法。
人は機会がなくてできなかったことではなく、機会が与えられて、やろうと思えばできたのにやらなかったこと、に後悔する。
ファインマンテクニック=なるべく優しく他人に説明することで学習する方法。 -
Posted by ブクログ
・アクティブリコール→1度勉強したものを何も見ずに紙にブツブツ言いながら書き出す→分からないとこ見る。の繰り返し。分からないところから、何とか思い出す作業が大事。
・アクティブリコールと分散学習の組み合わせが良い。等間隔で復習していく。
勉強のモチベーション
・自分との関連付けを考える。
・外発的目標よりも内発的目標を持つことでモチベーションや学習効果を高める可能性あり。
・適度に場所を変えて勉強するのは効果的
・スキマ時間は大切 1日1時間の隙間時間の積み重ね
・勉強をやっておけば良かったと後悔する人が多い→みんなに勉強の機会が与えられている社会であるから。
・教材は簡単なものから難しいものへ→最適な難易度が人の興味やモチベーションを高めるから、その領域の全体像を把握でき、知識の土台を作れるから。
・勉強に不安を感じた時、1日の区切りで生きる。目の前にあるタスクをこなして1日を積み重ねていく。 -
Posted by ブクログ
2015年に刊行された、『脳が認める勉強法』 (ベネディクト・キャリー/著)(ダイヤモンド社)を薄めたような本であった。内容はほとんど同じ。おそらく元ネタが同じだからであろう。本書の根拠になっているのは、学習方法の有用性について調べたアメリカのケント州立大学心理学部のダンロスキー教授らによる報告書である。『脳が認める勉強法』にも、ダンロスキーの名前は出ていた。
有用性の低い勉強法4つと、高い勉強法4つ(正確には2つ。後に詳述)が紹介されている。ほかには、一般的に良く知られている助言を添えている。たとえば、スキマ時間を活用する。睡眠が記憶の定着を助ける。運動は脳の認知機能を向上する、などである。
本書のポイントは下記のとおり。
【有用性の低い勉強法】
1.繰り返し読む(再読)→覚えた気になってしまう現象、「流暢性の錯覚」が起こる
2.文章をノートにただ書き写す・まとめる→勉強した気になってしまう
3.ハイライトや下線を引く→成績向上に効果がない
4.自分好みの学習スタイルに合わせる(文章型、視覚型、聴覚型)
【有用性の高い勉強法】
1.アクティブリコール(覚えた知識を「思い出す」)→何も見ないで紙に書く。人に教える。
2.分散学習(間隔をあける)
3.精緻的質問:勉強した内容に対して「なぜそうなっているのか」と「どのようにそうなっているのか?」を自分自身に質問していく。
4.インターリービング(交互学習):似ているけれど異なるトピックスを交互に勉強する。
この4項のうち、ダンロスキー教授が有用性が高いとしているのは1項と2項だけである。3項と4項は有用性が中程度になっている。その上で、最強の学習法は、アクティブリコール + 分散学習=連続的再学習としている。
要するに、もっとも効果的な勉強法は、以下の一文に集約される。
インプットしたことを何も見ないでアウトプット(思い出す、テストをする、人に教える)して、合っているか確認する。それを1日~7日の時間を空けて繰り返す。
これだけのことだが、知っておいた方がいいのは確かである。複数の研究結果をまとめたものは、そうでないものに比べ、多くの人に当てはまる可能性が高いからだ。これまでに勉強の本をあまり読んだことがない人にはお勧めできる。 -
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ネタバレ最高の学習法を「再学習設計」へ引き戻す
――『科学的根拠に基づく最高の勉強法』安川康介
本書の基本的な位置づけ
『科学的根拠に基づく最高の勉強法』は、従来の「安心感のある学習法」を大胆に切り捨て、アクティブ・リコール、分散学習、インターリービングといった“出力中心”の学習法を軸に据える本である。再読や書き写し、ハイライトといった行為が「効果が低い」と断定される点は、読者に強いインパクトを与える。私はまずこの主張の骨格を押さえたうえで、自分の学習哲学と照らし合わせながら読み進めた。
本書に記載されていたと思われる内容
本書の主張は大きく四つに整理できる。
第一に、繰り返し読む、ノートに書き写す、ハイライトを引く、学習スタイルに合わせるといった“よくある学習法”は、実際には理解や記憶の定着に寄与しにくいという点。
第二に、思い出す・書く・話す・テストするなどのアクティブ・リコールこそが学習効果の中心であるという断定。
第三に、分散学習が集中学習よりも長期記憶に向いており、忘却を「悪」ではなく「記憶を固定するためのスイッチ」と捉える視点。
第四に、インターリービングが「どの知識を使うか」を自分で判断させる“望ましい困難”として、応用力を高める手法であるという説明である。
私のプロンプトが読み込んだ視点
私は本書を単なる勉強法の紹介ではなく、学習の背後にある認知メカニズムをどう扱うかという“学習設計の本”として読んだ。特に、忘却曲線を「覚える力の減衰」ではなく、「必要なタイミングで思い出せるように設計するための指標」と捉え直す視点は、本書の記述を一段深く読み解く鍵になった。また、スマホのトリガー管理、ジャーナリング、運動といった一見学習と無関係に見える要素が、実際には集中力や再生能力を左右する“学習の前提条件”として重要である点にも注目した。これらは本書の周辺にあるが、あなたのプロンプトが引き出した読み方である。
本書に依らず私が説明した概念
本書とは独立して私が説明したのは「転用(transfer)」の概念である。転用とは、学んだ知識を異なる場面や問題に応用する能力のことで、学習の“本当の成果”を測る指標になる。インターリービングやアクティブ・リコールは、この転用力を高める訓練として再解釈できる。これは本書の明示的な主張ではないが、内容と整合的であり、学習法の理解をより立体的にする補助線となる。
読書感想文としてのまとめ
本書を通じて、私は「覚えるための勉強」から「使えるように設計する勉強」へと視点が移った。再読や書き写しの“安心感”に頼るのではなく、思い出す、説明する、問題を混ぜるといった“負荷のある行為”こそが実力を作る中心であると再確認した。また、学習は机上の行為だけでなく、環境・メンタル・身体の整え方まで含めた“総合的な設計”であるという理解が強まった。本書の説明はやや抽象的な部分もあるが、学習観を刷新するには十分な刺激がある。
結論
『科学的根拠に基づく最高の勉強法』は、学習を「忘れないようにする作業」から「必要な時に取り出せるように設計する営み」へと引き戻す、挑戦的で実践的な入門書である。自分の学習スタイルを刷新したい人にとって、強い刺激と確かな指針を与えてくれる一冊だ。 -
Posted by ブクログ
はじめて読んだ作家さん。
日本の医師免許とアメリカの医師免許をほぼ同時に取得して、アメリカで医師をしている人の論文情報を元に科学的に効果的な勉強法を紹介している。
分散学習など紹介されていたが、結局自分に合った方法を見つけろという話だと感じた。
資格を取るために勉強している人にはいいかもしれないが、ほぼ実感している話だと思う。
良かった文章は下記。
人は機会がなくてできなかったことよりも、機会が与えられており「自分ですやろうと思えばできたのに、やらなかったこと」に公開するのだと言います。
いつか落ち着いたら、今は忙しいから、もう少し考えてから、などと何かを始めない理由はいくつでも思いつくもの。でも、もし何かを学びたいと思っているのならば、後悔しないためにも思い切って始めてみることをオススメします。
もし人間の脳に、好奇心というメカニズムが備わってなかったら、人間は今のような技術的、文化的に進歩した社会を築けなかったでしょう。 -
Posted by ブクログ
「新年だし、何か勉強しないとな」、
「勉強するなら効果・効率良くやりたいな」という邪な気持ちで手に取った一冊。
ちなみに、勉強のスタートに新年かどうかは関係ないのは分かってる・・。そして何を学ぶかもまだ『これ』と決まっていない私を許してほしい・・。
結論、連続的な再学習を最適なタイミングで!
本の中で紹介されているアプリAnkiはGoogle playstoreでは出てこなかったが、昔ながらのフラッシュカードを上手く使ったり、「再度、問題を解けと連絡して」とtodoアプリに音声指示しておけば上手いこと表現できると思う。
以下は気になったキーワード
・アクティブリコール(手掛かりが少ない中で思い出す)
・分散学習(忘却曲線に沿ったトレーニング)
・自己説明(なぜ?そうなった)
・プロテジェ(フリでも良いから人に教える)
・インターリービング(関連性のあるカテゴリの中で、一つのことより色々をちょっとずつ)
・ファインマンの知らないことを学習する工夫
・記憶はイメージやストーリー、場所と紐付けて覚える。
・モチベーションの維持には自己効力感も大切。
・学習進捗を可視化して、動機づけていくことも重要。