岩田徹のレビュー一覧
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ネタバレ北海道、砂川市にある個人経営の書店、いわゆる町の本屋さん「いわた書店」が行なっている一万円選書について、店主ご本人が、詳細に説明した本です。
冒頭に選書の前提となる「選書カルテ」が公開してあります。どれもさっと答えられる質問ではないところが岩田さんの意図で、時間がかかってもいいから詳しく書いて欲しいのだといいます。これが自分と向き合うきっかけになったり、気持ちを「遠くにある知らない本屋のおじさん」に遠慮なく吐露することで、依頼者が救われることも多いという・・・なるほど。
岩田さんご本人のことが少し書いてあるのですが、ここがなかなかすごい。「1万冊の本を読んできた」という方だから、もちろん只 -
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昨年インスタを見ていてたまたま知った「一万円選書」。
北海道の砂川にある小さな本屋「いわた書店」の岩田さんが、選書カルテに基づき一万円分のおすすめ本を選書してくれるというもの。
私は小説を読むのが好きで読みたい本はたくさんあるのだが、どうしても自分の好みで偏った本ばかり読んでいる。
人に薦めてもらった本を読む、自分では選ばない本を読んで世界を広げるというのも面白いかも…。
そう考えて、1月に応募、先月選書カルテを書いて送ったところ(今、選書待ち)。
この本では、岩田さんの選書にかける想いや、どうやって一人ひとりに合う本を選んでいるかということが書かれている。
岩田さんの想いを知り、もっと選書 -
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ネタバレ<目次>
第1章 いわた書店の店主になるまで
第2章 「1万円選書」の極意
第3章 僕はこうやって本を選ぶ~いわた書店の珠玉のブックリスト
第4章 北海道砂川だからできる「やりたかった本屋」
<内容>
北海道の元炭鉱町、砂川。ここにある「いわた書店」は、全国の読者から依頼された「選書カルテ」に基づき、1万円相当の本を選び送り返すという、売り方で7年を過ぎ、黒字化している。「カルテ」には、今まで読んだ本とか人生の概要とか、さまざまなこと、でも多すぎない質問が書かれている。それだけをヒントに、面識のない店主が本をチョイスするのだそう。すでに1万人以上の人に本を紹介している、リピーターも多 -
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ネタバレちょうどタイミング良く一万円選書の受付期間だったので、すぐに応募しました。岩田さんに本を選んで欲しい。素直にそう思いました。
岩田さんのように仕事をしたい。利益とかじゃなく、誰かの喜ぶ顔や誰かのためになる、自分の得意なことを活かせる、仕事が楽しいって思えるそんな仕事に就きたいな。もっと本を読みたい、いろんな本屋さんに行きたいなと思いました。
印象に残った部分
僕がなんのために本屋をやっているかと言えば、ひとりでも多くのお客さんに、1冊でも多くのおもしろい本をすすめるため。おもしろい本を書いてくれた作家からもらったパスを読者につなげるのが本屋の役目です。走り続けながらパスを必死に受け取って、 -
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ネタバレタイトルの通り、社内起業家とはに関する本。
事例多く載ってるのは非常に良い
社内起業家のリアルは貴重
メモ
・既存事業傘下にいるデメリット
事業に対する意思決定自由度が低くなる
どうしても本体のビジネスのルールから逸脱しにくい
意外とバカにできないのが社内からの逆風
リターンを総取りできない
・事業を生み出す能力がないことが多い理由
企業の中に新しいことに取り組んで成功した世代がいない、ノウハウがない、意思決定できない
新しいことに取り組むつもりで人が採用されていない、採用側もそうした教育をしていない
個人会社として新規を担当する合理性が説明できない
・商船三 -
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もはや選書してもらうより選書してみたいと思っています。自分もこれだけ読んでいると誰かの役に立ちたいなあと思う今日この頃です。
大変だろうなとは思うものの、いいなあ。うらやましいなあという気持ちであります。
それにしても、本が売れないという昨今でここまで注文殺到にまでするというアイディアがすごい。TVで紹介されて爆発的に広がったわけですが、その後いろいろな場所で選書されるようになったというのが物凄い転換点ですね。内沼さんが提唱していた、「本に関わったら広義の本屋」という所につながる出来事だと思います。
僕もライブ会場で本を売るというアイディアを実現しようとしましたが、おり悪くコロナで頓挫。とても -
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「これまでに読まれた本で印象に残っている20冊を教えてください」「これまでの人生で嬉しかったこと、苦しかったことは?」「何歳のときの自分が好きですか?」
これらは一万円選書を行う時に、お客さんに書いてもらうカルテの内容らしい。
一万円選書に応募したわけでもないのに、この本を読みながらカルテの内容について考えてしまった。
私は特に劇的な人生を送っているわけではない。大きな不満があるわけでもないけど、満足もしていない。満足できる為に何が必要かもわからないし、行動力もない。
岩田さんはカルテの内容を読みながら、一人ひとりと向き合い選書を行うらしい。
私も岩田さんに今必要な本を選んでもらいたい。
大