岩田徹のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
"モヤモヤするとき、つらいとき、悲しいとき、先が見えなくなったとき、何もかも投げ出したくなったとき。いつだって本を頼ってください。
本の中にはすべてがある。本はいつだってあなたの人生の味方だから。"
“本屋のお客さんは「消費者」ではなく、「読者」です。本は消費されるものではなく、読者の傍らに立って励ましてくれるもの”
“「一番したいことは?」と聞かれたら僕は、迷わず、「おもしろい本を読みたい」と答えます”
素敵な人。
人生は常にアディショナルタイム。
選書カルテはカウンセリングと同じ、癒しだと思う。お人柄、言葉に癒され、傷んだ心を手当てしていただいているような感覚に -
Posted by ブクログ
さて、これはご存知、日本における選書のパイオニア「いわた書店」店主・岩田徹さんの自伝。
選書業の末席に身を置く者として、もっと選書が好きになれればと拝読。
「一万円選書」に当選した記念の意味もあり。
まず、振りかざしていないところが素敵でした。
次に、好きなことを気持ち良く進めていく「自身へのルール化」が学びになりました。わたしもずっも続けようと思っているから。
数字に結びつくまでの忍耐もありつつ。やっぱり粘るってホントに大切なのね。
個人的には、読んだ本の記憶と記録をどうやって管理しているのかを伺ってみたいんだな。
20年前に読んだのとか、危ういときがある。
読むことを優先したくて、お -
Posted by ブクログ
「一万円選書」運よく当選しました!!
本書は、当選者に送られてくる「選書カルテ」に案内があったので購入希望とし、選んでいただいた10冊の本達と一緒に我が家にやってきました。(岩田さんのサイン入で!)
さて、本書には、岩田さんがご両親から経営を引き継いだことから、「一万円選書」が始まった経緯、出版業界と本屋さんを取り巻く厳しい現状と、それを打開していこうとなさっている岩田さんの活動など、次から次に興味を引く内容が綴られています。
更に、多くの示唆に富む事柄が高密度で書かれていますので、本当に読んで良かったと思われること請け合いですが、とりわけ、「選書カルテ」に関する記述には心を揺さぶられます -
Posted by ブクログ
読む前から「いわた書店」さんの一万円選書に応募したいと思っていた。何故なら、最近読書を始めたから。きっと、つまらない本を何冊か読んだら読書を止めてしまうと思うから。
岩田さんは私にどんな素敵な本をお勧めしてくれるのだろう。とっても楽しみ。
最近、いい本に出会えている。自分の興味がある事に関係している本、装丁に惹かれた本、みなさんの評価が高い本、あらすじを読んで気になる本、私が良かったと思う本に同じような評価をしている人が高評価している本。などなど、選ぶ理由はさまざま。その中からいい出会いがたくさんありました。
私は読書を始めたばかり。
なので、ここ数年の本だけじゃなく、たくさんのステキな本 -
Posted by ブクログ
久しぶりに本を読んでワクワクしました。
本を愛する方、本屋を愛する方、本に携わる仕事をしている方に是非読んでほしいです!
本を愛する気持ち、読者を愛する気持ち、本への熱意がとても伝わります。
感動しました。
強烈なエネルギーは感じるんだけど鬱陶しさがなく優しく伝わってくる。
好みな物だけでなく色々な本を読んでみようと思えます。
そして、仕事との向き合い方も考えさせられる1冊です。
日本では1日に200冊の新刊が発売されているそうです。
そしてその本たちの寿命は4ヶ月。
どれだけ素敵な本も売れなければ返本、絶版に。
そんな本を1冊でも救いたいという気持ちで全力で本を売る書店主の岩田さん。
-
Posted by ブクログ
読み比べたら、同じことが書いてあるようで、そうではない。
こちらの方が岩田さんの肉声が聞ける、そんな感じがしました。岩田さんの考え方が、よりわかりやすい。
地方の一書店のことを、地方の出版社が出版する。内容もメジャー向けとは違う語り口で、素晴らしい。
この本は書店の、北海道に関する出版物コーナーに平積みされていました。ここで、この人も北海道の作家さんだったのか、とか、興味のあるジャンルにまだ読んでいない本をみつけたり。書店の展示の仕方が嬉しかったし、興味深い本をいくつか見つけた。本当は、もっとあの人もこの人もいるのに、こんな本もあるのに・・・と思ったけれど、頁には限りがあるので仕方ないですね