澤田誠のレビュー一覧
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不器用な野郎のつぶやき
1. 自分、不器用なんで
こころって胸のあたりにあるんだろって
思ってました。
胸が苦しくなったり、心臓が速くドキドキいったり
するじゃないっすか。
2. 自分、不器用なんで
記憶をつかさどる脳の部位、海馬って
ひろいおでこの内側あたりにあるんだって
思い込んでました。
海って、広いじゃないですか。
馬って、広っぱを走り回る感じがするじゃないですか。漢字の雰囲気で、勝手に「頭部で広い場所って
やっぱおでこだよな、」って思ってたっす。
ところが、海馬ってタツノオトシゴのことだって
書いてあるじゃないですか。びっくりしちゃいました。
3. 自分、不器用なんで
からだが記憶するんだって思ってました。
よく、「身体が覚えている」っていうじゃないですか。
脳だけで覚えたものは忘れる、
身体で覚えた動作は忘れない、って思ってたっす。
まとめ: この本読んで、全部間違いだったんだなって、
すごくわかりました。
自分の常識がひっくり返っちゃったんですが、
いい読書でした! -
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実に味わい深い内容であった。今の私にとって、身体の隅々までホッとした気分が広がって、心安らかになることができた。私の中のマインドセットが少し座標軸を変化させて残りの人生をポジティブに生きられそう。
このところ、というか、かなり前から、人の名前が出てこないとか、記憶がスパッと抜けて思い出せないとかいうことが起こり、これは単なる老化なのか、はたまた認知症の始まりなのか気になっていたところ、この本と出会い、じっくりと読んで脳の不思議に目覚めることが出来た。
こんな本を上梓した人はどんな人物かと思ったら、私の弟と同じ歳なのに文体が若い!今風の書き振り。良いなぁ。と思って(おわりに)を読んで納得。素敵なライターと編集者の存在が、、、なるほど。お陰で私のような門外漢が楽しく読んで生き生きできるんだ。感謝! -
Posted by ブクログ
脳と記憶のメカニズムを分かりやすく説明した本。
思い出せないときに脳の中で起こっていることのパターン別に、記憶力向上のポイントも示されているのがありがたい。
①神経細胞を減らさないように、健康的な生活習慣を身につける。
(過度な飲酒をしたり、ストレスを溜めすぎたりしないように)
②好奇心を持ち、心を動かしながら日々を過ごす。
(覚えたいことに意識的に注意を向ける)
③質の良い睡眠をとる。
(睡眠の深さ、ステージごとに整理される記憶の種類が違う)
④どうしても思い出せないときは、思い出すのをやめてみる。
(脳の抑制を解くために、普段とは違う豊かな刺激を)
⑤どうしても忘れたくない記憶は、定期的に思い出す。
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Posted by ブクログ
タイトルがいい。歳をとると、まず名前(名詞)が出なくなり、次に動作を表現する言葉(動詞)が出にくくなったり、挙句の果てには表現力(形容詞)が衰える、という話は聞いたことがある。
老夫婦の会話で、アレ誰だっけから始まり、ああだったよなぁが続き、あれなんだよなぁ、で終わる禅問答みたいな笑い話があるが、実際に経験し出すと自虐的になる。
本書は、そんな脳のカラクリについて、専門用語にも触れながら、最初から最後まで、平易に理解が浸透するような語り口で説明されていく。そもそも、思い出せないとは、どういうことか、5つの要因に分解して、それぞれについて章立てして解説されている。なぜ思い出せないかは、
①そもそも記憶を作ることができなかった
②情動が動かず、重要とみなされなかった
③睡眠不足で記憶が整理されなかった
④抑制が働いて記憶を引き出せなかった
⑤長い間使われなかったため、記憶が劣化した
このうち、③と④は新しい知見として興味深かった。起きているときより、寝ているときの方が活発化する脳の部位(視覚連合野や大脳辺縁系)があり、生々しい映像として夢を見る謎の一端が明かされている。また、一生懸命に思い出そうとするほど思い出せず、何かの拍子にふっと思い出す現象として抑制性神経細胞の働きがあり、お酒を飲み過ぎたときの記憶がない、という現象も説明されている。まだまだ謎だらけの脳だが、自由意思はあるか、という哲学的な探究が続けられていて、その実験結果には驚かされる。それは手首を動かすという動作を、本人の意思で始めようとする前に、脳内ではその準備のための活動が始まっていることである。脳は身体の部位なのに、実は意思そのものがあるかのように不可思議な結果が後をひく。 -
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ドラマなどで、記憶喪失になった人物に対して、親しかった人達は嘆き悲しみます。本人も苦しみます。どうして大切な思い出をなくしてしまったのか? と。そのように、脳のしくみが心に与える影響について興味があり、本書を手にとりました。一読しただけでもおもしろかったですが、理解を深めるために二回読みました。二回読んでも「じゃあ脳の仕組みを最初から説明して」と言われたらもたついてしまいますが(複雑で高度な働きをしている脳ってほんとすごい)、それでも受け身で読んでいるぶんには一回目でするすると頭に入ってくるわかりやすい文章です。随所に比喩がちりばめられ、素人の私にも脳が何をしているのか想像しやすく解説してくれているし、何度も同じことを繰り返し書いてくれるので、おさらいもできます。
将来の認知症発症予防もふくめ、日常生活で記憶力を高めるにはどうすれば良いか? 答えはわりと一般的に言われていることだったりしますが、なぜその答えが大事なのかを脳科学の観点から説明してくれています。
私が気にいったのはマインドセットという言葉です。脳の癖。マインドセットが未来を作る。まずは睡眠不足解消からですね!
それと、本能と理性がせめぎあう理由も解説してくれているのがおもしろかたです。
そして、章ごとに紹介されているストーリーが好きです。SFあり日常あり、主人公も学生から社会人から少女まで、いろんな視点から脳の不思議に迫っていて読みごたえがあります。脳をテーマにしたショートストーリー集を読みたくなりました。 -
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最近固有名詞が思い出せないことが増えて悩んでいたところに、日経新聞の広告で「固有名詞を思い出せないのには理由がある」というメッセージを見て購入を決定。
固有名詞を思い出せない理由を脳科学で理論的に説明されていてとても説得力があり、腹落ちしました。例え話やエピソードなども数多く掲載されていて、「あるある」と共感しながら楽しく読み進められました。
記憶には以下の3種類あり、
・意味記憶
・手続き記憶
・エピソード記憶
脳は数万年前から構造が変わっておらず、太古の人類が生存のために必要なエピソード記憶は覚えやすく、現代で必要になったばかりの意味記憶は覚えにくいというのは、とても勉強になりました。
脳の働きを理解することは、生活にとても役立つと思います。これからの意識や行動を変えられるような、有用な本でした。 -
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脳科学から見た記憶のメカニズム、これを意識した実践的記憶法の原則を書いた本として、今まで読んだ中でベスト、と言って良い内容だった。
記憶は「意味記憶」「手続き記憶」「エピソード記憶」の3つに分けられるが、この後ろに行くに連れて覚えやすく、忘れにくくなる。その鍵をにぎるのは「情動」であり、これが強いほど記憶はupする。だから見ているだけなく声やジェスチャーなどを動員すればより早く、また長期記憶に定着する、等々具体的な脳に記憶されるメカニズムについて説明しながら解説するので納得感が強い。
今まで読んだ脳科学者の記憶、勉強ものは記憶のメカニズムの解説について(この本より)曖昧に感じるもの、自説の解説や個人的思索の開陳した記述が多くかった。この本はまず脳科学者としてその記憶の仕組みを明快に解き明かしているところが素晴らしい。構成やしくみの図解、文章についてもわかりやすく、著者の澤田氏もあとがきに記しているように、担当編集やライター(おそらくいると思う)も入念で良い仕事をしている。
具体的な記憶術としては今まで言われている事が多いので新味がないと感じた方もいらっしゃるかもしれないが、脳科学から見て有効な方法、実は意味がない方法が記述されており、むしろ既成の記憶術の峻別に役立つだろう。
しかし、書名の「なぜ名前だけがでてこないのか」というタイトルはとても本書の内容を表しておらず、手に取る読書側へのギャップを生み出すだけではないだろうか。「脳科学からわかる正しい記憶術」的なタイトルが正しいと思わる。この「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」式の売らんかな的な誤解を招く煽りタイトルの問題は、現代の経営的余裕を失った日本の出版界の大きな問題になっており(と個人的には感じる)、修正する方向に向かって欲しいと思う。 -
Posted by ブクログ
記憶のメカニズムとその影響を探る本書は、思い出せない瞬間の背後にある脳の働きを解明し、記憶力向上のための実践的なアドバイスが記載されています。記憶がどのように形成され、どのように消失するのかが、具体的なパターンで分かりやすく解説されており、特に、脳が自由に記憶を取捨選択する様子や、感情が記憶に与える影響について印象的でした。
また、健康的な生活習慣や好奇心を持つこと、 質の良い睡眠の重要性が強調され、記憶力を高めるための具体的な方法が記載されていました。この本は、脳の不思議を理解する手助けになり、自分自身の記憶や脳との向き合い方を見直すきっかけになりました。 -
Posted by ブクログ
私は若い頃から常に記憶力が落ちていることを悩み、最近ではモヤがかかっているような症状があり、脳や記憶の本をよく読む。
期待したことは、記憶力を上げる、脳の機能を上げるということだったがそうではない。
本を手に取ると評判ほどではないなと、後半の方まで失望して流し読みだったがその前提ではなく、脳の特徴を知り理解して、それに合わせた脳の使い方をすることを学ぶという前提ならスッと入ってきた。
(頭がこんな調子だから読めないのかもしれないが)
どなたかのコメントにあったが、時間がなければ最後の6章だけ読んでもいいとあったが、個人的にはまとめになる6章を読んで興味を持ってから詳細の各章を見た方が頭に入る気がした。
と本の読み方にしか触れてないので簡単に内容に触れたい。
◯何かを覚える際、意味記憶という単純にキーワードとして覚えるのではなく、エピソード記憶と言われる関連した内容や「情動」と呼ばれる感情を動かすことでより理解が深まり記憶される。
◯脳は勘違いをする。(情報がなくても危険を早く察知するために勝手に想像する)
◯寝ている時に常に脳は働いているので質の高い睡眠を心がける。
◯使ってない記憶は忘れるように出来ている。
忘れたくない事は定期的に思い出すようにメンテナンスをする。
でも思い出さない事は無理に思い出さなくて良いその方が思い出す確率が上がる。
◯スマホの通知は切ってマルチタスクは避ける
記憶力が下がって悲観するのではなくそういうものだと理解し、日々頭の使い方と生活改善をし努力しなければ劣化する一方だと感じた。
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Posted by ブクログ
よく、記憶のプロセスは符号化→貯蔵→検索(あるいは記銘→保持→想起)というが、本書ではとくに検索(想起)にフォーカスしている。感覚情報がいかにして記憶になるのか、そして必要なときにどうやって思い出したり、あるいは忘れられたりするのかが簡潔にまとまっている。
睡眠や情動など見知った内容が多かったが、抑圧に関する章はあまり具体的なことを知らなかったため勉強になった。また、グリア細胞のことにも触れられているのが良かった。
類書である池谷裕二氏の『記憶力を強くする』に比べて込み入った話は少ないので、初学者には本書の方が読みやすいのではないだろうか。読者が手に取りやすくするための工夫を垣間見ることができる。 -
Posted by ブクログ
最終章 以外は読まなくても良い
自分のマインドセットを作ることが記憶には大切なことである
前半部分はこれまでの 脳 研究 分かっていることを説明しているのだ もう少し 図版が多い方が理解しやすいのではないだろうか
思い出せない 脳の5つのパターンとして記憶の仕組みを説明している
マインドセット(自分の)
情動は脳の解釈によって作られる
脳のポテンシャルを引き出す方法
認知機能を保持できる「認知予備能。
思い出せない脳の5つのパターン
コラム
記憶を作れない男
情動をコントロールする方法
記憶を食べる脳細胞
人工的に記憶を操作する一光遺伝子
目覚めた女