和田佐規子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ヒトには聞こえない周波数の音で交信しあうゾウ、ミツバチ、クジラ、コウモリ、サンゴ、カメ……。それらの研究の歴史的エピソードも紹介しながら、研究の現在、そして今後の展開に思いを馳せる。
分野的には音響生物学や音響生態学か。観察・観測・解析というpassiveなものから、こちらからコミュニケートするというactiveなものへと研究は進みつつある。とくに最新の音響技術とAI(機械学習)を用いた異種間コミュニケーションの可能性の問題が興味深い。
著者のカレン・バッカーはカナダのブリティッシュ・コロンビア大学教授。昨年(2023年)逝去、51歳。亡くならなければ、知的に刺激的な本をたくさん書いていたかも -
Posted by ブクログ
3168
花を愛した偉人、ジークムントフロイト、クロードモネ
自然に共感機能があるらしい。自分が悲しんでたら自然も悲しみ、自分が喜んでたら自然も喜ぶらしい。自然は人間の最高のパートナーだと思う
ガーデニングは対話とか会話に似てるらしいね。素晴らしいなガーデニングは。
これイギリスでベストセラーになった精神科医の本で、ガーデニングみたいな自然との交流は精神に良いみたいな本なんだけど、すごい良かった。おじいちゃんが、庭仕事が趣味だったじゃん。そのおじいちゃんが自然の少ない東京大田区に住んでた時、ストレスで髪が全部抜けた時期があるらしいの。でも自然が多い家に移動して、趣味を庭仕事(ほぼ毎日や -
-
-
-
Posted by ブクログ
庭仕事と呼べるほどのことをしているわけではないけど、草むしりくらいは多少やっています。夏場は雑草がとてもよく伸びるので結構な数の草をむしるんですが、気持ちがよい運動になっています。
そんな身近な庭仕事の真髄を知りたい。本書を教えてもらった時には、副題が「老い・病・トラウマ・孤独を癒す庭」とあり、なにかメンタルヘルスの気づきもありそうだなと。そんな動機から本書を読むことにしました。
著者はイギリスの著名な精神科医で、大の庭好きの女性です。そして彼女の旦那さんがガーデン・デザイナーであることもまた興味深いです。本書の随所に自身の庭のエピソードも出てきます。
一読して感じたのは、文章が -