カティ・マートンのレビュー一覧

  • メルケル 世界一の宰相

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    女性リーダーとしての生き方が、ただただ格好良くて・・素晴らしい

    かつてのホロコーストを引き起こした国が、今や世界的な道徳の中心地と見られてるのだ。これは驚愕以外のなにものでもない。エピローグより

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    2025年06月28日
  • メルケル 世界一の宰相

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    予備知識ほぼゼロの中で読んでみた本でした。
    生い立ちから、東西冷戦を経て、首相となり、その後の人生まで波瀾万丈の政治生活だったと思います。
    女性であることを始め、周りはいろんなレッテルを貼ってくるが、メルケルさん自身は自分は自分という想いと自分なりの信念をもって、ドイツはもとよりヨーロッパを率いてきたのだなと感じました。
    自分のその時々の居場所、出来事、感情が、後々の自分の人生を作っていくのだと思う。その時々を大切にしたいです。

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    2025年03月17日
  • メルケル 世界一の宰相

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    トランプにもプーチンにもエルドアンにも、その他の曲者にも立ち向かったメルケルさん、お疲れさまでした。フラフラかもしれませんね。歩ける? メルケル…?

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    2023年11月16日
  • メルケル 世界一の宰相

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    政治家として16年ドイツの首相を務めたメルケル。それを支えた自分の資質を一つだけ挙げるとすれば何かと著者がインタビューした際に得られた答えは「忍耐力」。その言葉には、途切れぬ集中力やダメージを受けてからの回復力(レジリエンス)も含まれると著者。読み終えて、この意味がよく分かる。

    為政者を取り上げた著作には、軸とする好奇の視点に加え、好意あるいは悪意が、どちらかに偏って主張される。本著は明らかに前者だ。メルケルを批判しようにも、隙が無かったとも言えるかも知れない。東ドイツ出身の科学者で女性政治家というマイノリティ。少なからず、そうしたバックボーンは彼女の人格に影響しているだろう。知的で理性的、

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    2023年02月05日
  • メルケル 世界一の宰相

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    民主主義を守るためのエッセンスが詰まっています。メルケルの様な政治家が今後も誕生して世界をリードしていって欲しいと心から願う気持ちになりました。産まれた時から自由が当たり前だった戦後生まれの日本人には是非読んでもらいたいです。

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    2022年10月03日
  • メルケル 世界一の宰相

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    非常に読み応えがあり、学びが多い一冊でした。

    メルケルという人物を知るだけでなく、ヨーロッパの歴史や政治、世界の流れを理解する上で、非常に役立ちました。

    メルケルは事実に基づいた粘り強い交渉の人でした。
    多くの歴史・文化・思想を持つ難しいヨーロッパの中で、物理学者らしく事実をベースに困難な調整を進めます。そして東独出身の彼女は民主主義や自由の重要性を認識しており、その価値観を世界に訴えていきます。

    プーチン、トランプ、中国などとも、謙虚な姿勢で対等に謙虚な交渉を続けていきました。

    彼女のライフスタイルは、政治スタイルと同様、目立つことはなく、ベルリンの賃貸アパートで、質素に配偶者と暮ら

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    2022年07月10日
  • メルケル 世界一の宰相

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    読みごたえのある一冊でした。
    2021年首相退任までの様子が書かれているので、現在の世界(EU)情勢がよく分かった。

    イギリスのEU離脱に見られるように、決して一枚岩ではないEUの中で重要なポジションにいるのがドイツの首相。
    メルケルさんは、35歳まで東ドイツで暮らした女性の物理学博士という西側諸国の政治家としては稀有な存在です。
    謙虚で質素、正確で根拠(エビデンス)に基づいた意思決定を信条とする。
    どんな時でも、どんな相手でも、地道に辛抱強く合意点を見つけ出し問題解決に取り組んできた。

    「日本の女性政治家」といえば、市川房枝さん、土井たか子さん、「日本のお母さん」といえば、京塚昌子さんが

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    2022年06月12日
  • メルケル 世界一の宰相

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    トランプや習近平、そしてプーチンという、権威主義的で信頼の置けない世界のリーダー達と堂々と正面から渡り合ったメルケルは、やはり歴史に残る偉大な政治家だったと改めて感じる。
    女性なのに、だからという言葉が意味を成さず、圧倒的な人間力があり、そしてもちろん多少なりとも評価が分かれるところもあるが、人格者なのであろう。
    バイデン、マクロンの言葉には、彼女のような重みは感じられない。
    そして、メルケルの引退と同時にウクライナへの侵攻を仕掛けたプーチン。
    メルケルが抜けた西側諸国に、プーチンと渡り合える人物は果たしているのだろうか?

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    2022年04月29日
  • メルケル 世界一の宰相

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    メルケルと関わった人からの証言も多く、メルケルの人物像が浮かび上がってくる。そして、アメリカとEUなどの大国の力のある首相らがどのように現代社会を作っているかが分かる。現代ヨーロッパの政治、近代の歴史書として素晴らしい。ロシアがウクライナに侵攻している時なので、プーチンとメルケルとの戦いが現実感のある身近な事として受けとめることができた。

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    2022年04月02日
  • メルケル 世界一の宰相

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    世界最高の権力を持った女性宰相メルケルの決定的評伝!東独出身の地味な理系少女が、なぜ権力の頂点に立てたのか?――その強さの源泉は「倫理」と「科学」にあった。
    メルケルのことはあまり知らなかった。東独出身の女性ということくらいしか。結婚していたことも知らない。でも演説などからは自分の理想に近いなと思っていた。
    でもこの本を読んで、彼女の冷静さ、女性たちが後に続けるよう声高に叫ぶよりも着実に実績を残すこと、話し合いを諦めず妥協地点を見つけること、全てに感銘を受けた。自分はかっとなりやすさがあるし、立場も仕事も違うけれど、おおいに参考にしたい部分がたくさんある。もちろん欠点もあるけれど人だから当たり

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    2022年03月27日
  • メルケル 世界一の宰相

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    この時期(ウクライナ情勢の懸念からウクライナとロシアの戦争となってしまった)に、この本を偶然読めたことで、もしもメルケルがまだドイツの首相であったなら...
    ウクライナ情勢は変わっていたのかもしれないなぁ〜と思いながらワールドニュースを毎日見ていました。というか見ています。

    読み応えありです。かなり...

    政治の裏(?)話、交渉とは...
    文章を読みながらTVで見ていた過去のニュースの画像が目に浮かび、世界の政治がよりリアルに感じられます。

    そしてメルケル、そのほかの登場人物(各国の首相など)の
    心の動きまでも読み取れる文体で政治音痴の私も本当に十分に興味津々で読み進めることができた。

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    2022年03月19日
  • メルケル 世界一の宰相

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    「メルケル  世界一の宰相」。

    「私にはいくつか問題があります。女であること、カリスマ性がないこと、コミュニケーションが下手なこと」(P95)。

    まぎれもなくこれは名著である。
    我が娘が将来仕事をするようになり、社会に貢献したいと願いながらなおその社会の理不尽さに翻弄されるようなときがきたらこの本を贈りたい。

    同じようなバックグラウンドを持った同質な集団(西ドイツのエリート政治家集グループ、全員男性)の中に投げ込まれ、異物(東ドイツの田舎者と軽んじられる女性)として孤独を味わったときどうたち振る舞うべきか。

    あまりにも多くの利害を調整せねばならず、しかもそのそれぞれの立場から無能をなじ

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    2022年03月20日
  • メルケル 世界一の宰相

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    2005年から16年の長きに渡り、ドイツ初の女性首相として活躍し、自国の欧州盟主国としての地位を確固たるものにしたアンゲラ・メルケル氏の生い立ちや素顔に迫るとともに、様々な危機を乗り越えて多くの偉業を成し遂げた政治手腕の秘密を解き明かした一冊。

    著者は、幼少期〜青年期を東ドイツの監視社会の中で過ごし、厳格な両親に育てられながらも共産主義イデオロギーに染まることがなかったメルケルが、ベルリンの壁崩壊を機に優秀な物理学者として地位を捨てて政界に転身し、巨大政党CDUで頭角を表し、要職を歴任後に首相まで登り詰め、国際政治の舞台で活躍した背景には、常に慎重でファクトや論理を重視する姿勢、政治家同士の

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    2022年02月20日
  • メルケル 世界一の宰相

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    TVで見る節目節目の発言に好感を持っていたけど、深く知らないうちに引退されてしまったので後れ馳せながら読んだ本書。明晰な頭脳と考え抜かれた言葉遣い。自分の仕事の局面でも、彼女の姿勢に倣って取り組むと、不思議と落ち着いて考えられることに気付きました。本当に素敵な方です❗

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    2022年02月01日
  • メルケル 世界一の宰相

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    恥ずかしながら雲の上の存在なのに、シンパシーを勝手に感じでいました。
    この本を読んで絶頂期での引退、倹約、レームダックにならないなど、自分の哲学と相通ずるものがあることを確認できました。
    改めて読んでよかったと思います。

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    2022年01月25日
  • メルケル 世界一の宰相

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    メルケルという稀有な存在。
    著者の洞察力、インタビュー力、文章力が秀逸。
    翻訳者の言葉のチョイスが素晴らしかった。

    読後、一本の大河ドラマを見終わったような
    そんな気持ちになった。

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    2022年01月16日
  • メルケル 世界一の宰相

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     特に派手なパフォーマンスをするわけではなく、確実に、ゆっくりでも成果を上げていく人。功績や人気ではなく、結果を重視する人。
    淡々としているため、人間らしさがなさそうに見えるが、実は非常に人間らしさがある。きっと信念を貫く気持ちがあるからそう見えているのか。
     コロナというパンデミックが起きた時に、メルケルの性格が人々に安心感を与え、またその時の、人間味があるメッセージにより人の心を動かすことができた。
     個人的に魅力のある、非常に面白い人だと思った。

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    2023年06月09日
  • メルケル 世界一の宰相

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    読む奇きっかけ、ロシアによるウクライナ侵略

    世界が直面している問題に関心を向けられる内容

    ヨーロッパの一国であるが、近年の独裁、侵略、分断の歴史がメルケルのスター性を自身に求めない人柄を作った

    特に気づいた点
    •外国目線で世界の歴史を振り返ると、日本など殆ど存在しない。
    •プーチンの厄介さをヒットラー独裁の歴史と東ドイツで育ったメルケルはとても理解していた。
    •目を引くような事はしないが科学者らしく、着実で正確な措置ができ支持されていた。
    •先端分野でトップに立つ中国の脅威

    印象的な章
    シリア難民の受け入れ
    国民の不安、反対の声が相次いでも受け入れる意志を貫いた、生い立ちとも深い関わり

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    2023年02月15日
  • メルケル 世界一の宰相

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    欧州の政治や問題には、詳しくない私ですが、メルケルの人間性に興味があって読見ました。
    歴史や宗教、民主主義、共産主義など今まで知らなかったこと少し理解できた。
    1人の女性として尊敬に値する人でした。
    難しい部分もありましたが、概ね理解できた。

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    2022年06月16日
  • メルケル 世界一の宰相

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    メルケルの生い立ちと功績がまとめられている。
    メルケル本人が書いていないためしょうがないが、もっと内面世界を知りたい

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    2022年05月05日