牧本次生のレビュー一覧

  • 日本半導体 復権への道

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    日本の半導体が世界シェア50%から10%に落ち込み、今後0%すら予測される状態において、いかに復活するかについての本。
    著者は1990年代に既にデジタルノマドワーカーを想定した講演を行っていた。

    かつて日本が高シェアを誇っていた半導体産業を凋落させたのは、主にアメリカからの圧力と、日本製品が強かったアナログ商品から日本が世界シェアをとれなかったデジタル商品への転換、それにともなう半導体産業の垂直統合型から水平分業型への転換に対応できなかったことなどにあった。

    現在は、日本内外で日本製スマホなどの完成品の需要がないため、日本製半導体デバイスの需要も生まれないという関係にある。

    一方、川上の

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    2023年05月28日
  • 日本半導体 復権への道

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    半導体の重要性を半導体の歴史を辿りながら解説
    著者は日本の半導体の歩みとともに中心部分で仕事をしてきた人であるので真に迫る内容
    半導体そのものの知識も得ることができる。
    日本にとっての半導体の重要性をよく理解させてくれる。
    新しいデジタル時代の始まりに於いて日本が何をせねばならないか、半導体は何に使われるのか(ロボット=自動運転車を含む)への説得力のある解説

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    2021年11月28日
  • 日本半導体 復権への道

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    我らが日の丸半導体の「没落の原因」を知るために本書を購入した。
    「元日立製作所の専務」である著者・牧本次生氏は、高所から、どのような総括をしておられるだろうか?
    先ず「第5章 日本半導体の盛衰」に目を通すと、「何だか様子が違うぞ」とはぐらかされたような気がした。
    私はすでに「元日立製作所の技術者」である湯之上隆氏の本を読んでいたので、つい「湯之上本」の傾向の内容を期待してしまうのである。
    よく考えれば、牧本氏は経営幹部、一方の湯之上氏は技術者。
    だから、我らが日の丸半導体の「没落の原因」について、お二人の見方や考え方が異なるのは当然である。
    私は技術者だったので湯之上氏には馴染みやすいが、牧本

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    2025年09月07日
  • 日本半導体物語 ――パイオニアの証言

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    15年前から日本の半導体は衰退するって言われてたのね。
    そりゃ衰退するわなと思ったよ。
    逆に、早く手を出しても出た杭は打たれるというかね。

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    2025年04月13日
  • 日本半導体物語 ――パイオニアの証言

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    日本半導体製造業における平成以降の凋落は、日米半導体協定、リーマン・ショック、あるいは PC や iPhone のような機器の普及(日本のメーカーは顧客・製品志向が強く、汎用品に的を絞りきれなかった一方、世界市場的には CPU/SoC が全盛となり、メモリの重要が爆発的に増加した)を見通せなかったことで、単純に説明されることがあるが、事実はそんなに単純なものではなく、それらを乗り越えたり、見通したりていてもなお、幾多の困難があったことがわかる。

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    2025年04月07日
  • 日本半導体物語 ――パイオニアの証言

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    日立からソニーに渡り、半導体の黎明期から第一線で活躍、日米半導体協定にも関わった著者による、日立半導体物語。

    リアルで面白かったが、専門用語の説明が全くなく、ちょっと興味を持って読んだ人には全く分からないと思う。CMOSって何?NMOSって何?
    そもそもマイコンすら、40年前にはパソコンと同義で使われてた言葉なんで、日立がマイコンで頑張ったと言われたって、FMVって日立だっけ?と訳のわからんことを一瞬思ったくらい。

    米国との切った張った。
    あいつらって、利害が合う間はべったりだが、反すると一転、叩き潰しにくる。ルールによる平等が好きだが、そのルールを自分たちに有利に持っていくのが、ルールだ

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    2025年02月25日
  • 日本半導体 復権への道

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    積読していた一冊。半導体の将来というより、過去半導体市場を日本が勝った経緯を知る上で有益な一冊だと思った。

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    2024年11月22日
  • 日本半導体 復権への道

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    ハーバード大学修士、東大博士、史上最年少の32歳で日立製作所の部長職に就き「出る杭」と呼ばれた著者。半導体の歌まで作り、本書で紹介する程、少し変わった人という印象。後半は自らの半導体半生を振り返りながらも、戦略上いかに半導体が重要かを説く。尖った人材。しかし、だからこそユニークな生き様という気がする。

    トランプ政権の発足以来、米中半導体摩擦が激しくなった。中国は世界最大の半導体消費国であるが、国内で生産する事は限定的であり、大半を輸入に依存。国産比率を上げるために政府が巨額の資金を投入していることにアメリカは警戒を強めており、安全保障上の懸念となる主要企業をエンティティーリストに入れて制裁を

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    2023年07月11日