城戸淳のレビュー一覧

  • 極限の思想 ニーチェ 道徳批判の哲学

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    ニーチェの『道徳の系譜』を読み解く上で非常に参考になった。『道徳の系譜』初読の時点では全く見えなかった景色が、この本を足がかりに見えた。ニーチェ初心者は、できれば『道徳の系譜』とこの本を交互に理解しながら読み進めるのがいいのではないと思う。

    しかしこの本で解説される部分は、『道徳の系譜』の特に大事なところ、要点に絞られるので、ところどころは自分自身で、あるいは他の解説書を参考にして読まなければいけないところもある。
    また、『道徳の系譜』では触れられていないニーチェの思想も四章で触れられるが、『道徳の系譜』のみの解説で良い人には二章と三章で十分だろう。

    それと、著者はニーチェが専門ではなく、

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    2025年09月04日
  • 極限の思想 ニーチェ 道徳批判の哲学

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    カント研究者の視点が随所に光る。
    キーワードは超越論的。
    ニーチェの道徳批判を『道徳の系譜』に基づいて丁寧に読みほどいている。
    ニーチェの問題意識がよく分かる。
    最後に著者が読み解いた、個人としてだけではなく、人類としても、歴史としても、道徳を解体していく「永遠回帰」の思想は魅力的だ。

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    2023年07月18日
  • 極限の思想 ニーチェ 道徳批判の哲学

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    ニーチェの『道徳の系譜』を読み解くとともに、彼の道徳批判がもつ超越論的な意義を解き明かそうとする試みがおこなわれています。

    ニーチェの道徳批判といえば、われわれの道徳的な心性の背後にルサンチマンが控えていることを指摘したものとして広く知られています。しかし著者は、ニーチェの道徳批判を、いわゆるモラリストたちのそれから区別しなければならないと主張します。モラリストたちは、表面上は道徳的にふるまっている人びとの心の奥底に、非道徳的な動機が存在していることを鋭く見抜きました。しかしそうした批判は、いまだ道徳そのものに対する問いなおしではありません。

    著者は、「ニーチェがカントの批判哲学の超越論的

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    2023年12月08日