若山憲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本のお話で一番のおすすめは「ごんぎつね」です。ごんとひょうじゅうがかわいそうだし、2人の気持ちがよく伝わってきて好きだからです。
ごんは、きっと自分がおとどけものをしていたのを気付いてほしかったと思う。悪いことをしちゃったのはいけないけど、ごんがいたずらしちゃうのは、一人でさびしいからかまってほしかったんじゃないかな。
ひょうじゅうは、お母さんにうなぎを食べさせられなかったから、ごんのことをにくんでいるかもしれないけど、最後にごんがとどけてくれているのを知って、おどろいたと思う。ごんは死んじゃったと思うから、きっとうんとさびしい。
次に心にのこったのは「へ」というお話。おならだからおもしろ -
Posted by ブクログ
名作、新美南吉さんの「てぶくろをかいに」です。
通院先の待合室にあったのを息子が選んできたので、思いがけず読むことになりました。
ポプラ社のおはなし名作絵本なので、絵は子供向け。正直名作と言いながら、読み聞かせる側も詳細はよく覚えてなかったのですが、読み聞かせるうちに「あ、そうだ」と。
後書き(注:筆者ではありません)に、「かあちゃん、人間ってちっともこわかないや」というところを大事に話してあげてください、「小2くらいになれば、両手とも人間の手にしなかったキツネのお母さんをまぬけだと評するかもしれないが、お母さんは絶対だなどと答えず、間違えることもあるんだよくらいに教えてあげてください」と