甘福あまねのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
季節は春―高校生活を楽しく送れるラク~な部活に入るため見学に余念のない神庭幸宏は、ある日、校内を走り回る「階段部」なるものと出会う。学校非公認、邪魔もの扱いの部にムリヤリ体験入部させられた幸宏だったが、ひたむきに「階段走り」にかける部員たちの姿に自分の中に芽生えた欲求に気づく。「とにかく走りたい!」そして幸宏は駆け出す!ビバ青春の無駄足!真正面から「若さ」を描く第7回えんため大賞「優秀賞」受賞の学園グラフィティ。(商品紹介より)
怪談じゃなくて階段かよ!!
とツッコミながらも面白そうなんで買ってみた。
内容はそのまま学校の階段を上り下りするだけの部活の話だ。一見くだらないように見えるが、そ -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆4
気になっていたので1巻読んでみた。
階段(だけというわけではなく校内全体)を早く、より早く駆けることを目的とした階段部、良いですねぇ。
この謎のエネルギーはベントーを彷彿とさせる。
ゴミ箱リサーチして人の心理を読むことで人ごみを上手く避けるとか、踊り場掃除してて水こぼして凹凸を知ってここは踏ん張れるからVターンに使える!とか考えたこともないよ(笑)
何かに熱中するのってやっぱり良いなぁとしみじみ。
周りの人に迷惑をかけないようにしているというのも好印象。
それと神庭くん、姉妹に愛され過ぎだよ羨ましいよ!w
神庭vs井筒のバトルはなかなか熱かった。あれは一時のノリだとしても -
Posted by ブクログ
完結した「学校の階段」の主人公とその周りが一新してかかれたストーリー。
舞台も同じ天栗浜高校で時間軸も同じ。
ビバ青春無駄足、再び!!
「学校の階段」が大好きな作品だったので、期待していましたが、同時に世界観が壊れないことを祈って読み始めました。
2番煎じということはありませんでしたが、このタイトルをつけるならもっと無駄に熱く、もっと無駄に面白い出来にしてほしかったというのが本音。
最後の怒涛の展開はいかにもこのシリーズという感じだったけど、そこに至るまでが長くてちょっと飽きがきてしまうか。
この終わり方では恐らく続編がでると思われるので続きは読みたいと思うけど、「階段部」ありきで描いてほし -
Posted by ブクログ
正式な部ではないけれど、全校合同合宿に参加。
そこでテニス部に勝負を挑み、部員が一人減ってしまった。
いつもの事ながら、思い付きで行動をして
後の責任を取ろうとしない部長にいらっとします。
が、今回はそこではなく、唯一連れてこられた彼女。
過去を振り返られると、確かにこれは折れる、と。
しかしこれ、こちらにも言えるけれど
あちらにも言えるのではないでしょうか?
口にしなかった、という事は、あちらもこの決定に
不服なし、という状態が生まれるわけですし。
どうしたいのか、どうするのか。
自分で納得して掴み取らないと、結局それは
もろいものになっていくのです。 -
Posted by ブクログ
立地上、やたらに妙な学校の中を走り回る階段部。
非公認のそこに、体験入学する羽目になったわけだが。
楽をしようと考えていたのに、魅力に取りつかれ
色々な青春を送る事になった少年の話?
すでに家の環境が、ギャルゲーちっくではありますが。
そんな家庭環境から部の内容まで
きれいさっぱり青春もの。
恋は…ないですけどw
走って障害物をよけて、というのが
読んでいてわくわくします。
スピード感がある、というのもあるのでしょうが
どこを選んでどう走れば、というのを一緒になって
悩んでしまいます。
校舎の正確な地図、分からないのですが(笑)
しかし、特殊な部活、多すぎです。