徳永康元のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
描かれている情景が美しいお話。貧しい家に生まれ、母親の手伝いをするフェルコーは、宿題をする時間がなく、落ちこぼれとして扱われていた。だが、絵を描くのが好きで、隣になったお金持ちのカリの絵の具を借り、その藍色がなくなってしまったことから、不思議なほんとうの空色を手に入れることになる。ほんとうの空色は、塗ったところが、ほんとうの空になるのだ。そして本当の天気と連動して絵の世界も変化していく。秘密を知ったカリや助けてくれた可愛い女の子ジュジ、3人だけの秘密となる。
良くないことを隠そうとしたり、本当にしたりする場面にドキドキする。
困難にも合うが、フェルコーの気持ちの良さが結末にまで良く影響していて