リチャード・ワイズマン博士のレビュー一覧
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非常に面白かった。結局のところ、運がいい人悪い人の違いと言うのは、同じ物事が起こったときに、その物事のプラスの面を見れるか、それともマイナスの目にフォーカスをするかの違いなんだろうなと感じる。あらゆる人にとって、起こっている事象と言うのはほとんど同じだけれども、その受け止め方が違うだけで、人生の幸福度や雲の高さにまで影響与えるんだと思うと、 意識的に運を高めることができるからこそ、物事に対して良い面にフォーカスしてみようと改めて思わされる。
運を鍛えるレッスン
法則1チャンスを最大限に広げる
①運のいい人は、運のネットワークを築き、それを広げている。
4人の友人を作る、「ご無沙汰しています -
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運のいい人と悪い人の相違点を統計学的に解説している本。
運のいい人の思考、行動をそのまま行ったからといって運がよくなるとは言えないかもしれないが、1ヶ月間はひたすら取り組んでみようと思った。
私が取り組みたいのは1週間に、知らない人やあまり親しくない人に話しかけるというものだ。はいいいえで答えられる「閉じた」質問ではなく〜はどう思う?などの「開いた」質問を心がける。身振り手振りなどから開いたイメージで、アイコンタクトは絶やさず行う。
新しいことに挑戦する。やりたかったけど、やっていないことを1〜6に割り振り、サイコロを振りその通り行動する。振り直しはなし。新しいことに挑戦することにより前頭前野 -
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リチャード・ワイズマンの運のいい人の法則を読みました。
自分は運がいいと思っている人と運が悪いと思っている人を心理学的に分析して、運がいい人になるための法則を解説した解説書でした。
分析の結果として、運を鍛える四つの法則として、
1.チャンスを最大限に広げる
2.虫の知らせを聞き逃さない
3.幸運を期待する
4.不運を幸運に変える
という法則が解説されています。
それぞれの法則は納得できたので、解説されている幸運のレッスンを実践してみようかな、と思ってしまいました。
まあ、社交性を高めたり、新しいことに挑戦したりするのは、ちょっと難しいかもしれないですが。
ところで、うちのカミさんは結 -
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運が良い人には憧れるので、読んでみた。
10年にわたる研究から運が良くなる4つの法則を導き出していたが、そのうち3つは割と出来ていると感じた。出来ていないと思うのは、偶然のチャンスを広げる法則。肩の力を抜いて、日常で起こる偶然をいかに好意的に受け入れるからしい。自分は毎日決まったことを繰り返す方が気持ち的には楽であまり偶然に起こることに興味関心を持てないし、自ら偶然を引き出すようなアクションも当然しない。肩の力を抜いて偶然を楽しみたいが、そうなるにはそれ相応の自信みたいなものが必要な気がして、それをどう作り上げるか。難しい
一応この本を読んだ後、会社の掃除の時に実践してみた。普段他の人に自 -
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自分のことを「運が良い」と思っている人と「運が悪い」と思っている人の違いを調べ、特徴をまとめた本。「運の良さを調べる」というと胡散臭く感じる。しかしこのワイズマンは、超常現象を疑問視し、ニセ科学を鋭く批判する人である。本書はスピリチュアルな内容ではない。
結局、運の良い人と悪い人の差は、自己肯定感の差と言って良さそうだ。運が良いと思っている人は、自己肯定感が強いため、人脈を広げることを恐れず、何事にも挑戦し、成功すると信じて粘り強く取り組む。その結果、何かしらを獲得することができるため、自分のことを運が良いと思い込み、自己肯定感がさらに高まる。運が悪い人はこれが逆に働く。マタイ効果は運勢にも -
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確かに世の中には、運がいい人も運の悪い人もいる。その違いを本当に調べて科学的に明らかにしようとする人もいる。その調査の結果と結論を紹介するのが本書。
大半のまともな人が想像する通りその結論は明確です。著者の言葉を引用すれば、
「運は魔法の力でも、神様からの贈り物でもはい。そうではなく、心の持ちようなのだ。どのように考え、どのように振る舞うかなのだ。」
ということ。そりゃあそうでしょう。やっぱり。要はプラス思考の人の方が運が良くなる。それを科学的な調査から明らかにしたのが著者の研究の面白いところですが、それだけではなく、その調査結果から、運のいい人が運の悪い人と異なる性格・振る舞いを抽出して、4 -
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運のいい人と運の悪い人がいる。その違いは何か?を、すごく真面目に、心理社会学の観点から研究した本。
本書は、運を高める法則がある、というし、高めるためのトレーニングまで紹介している。
読み物としても面白いけど、読み終わった次の日に私(評者)の身に起きた楽しい=運のいい偶然を考えると、確かに「運のよさ」というのは変えられそうだ。
著者のまとめとは異なる観点だが、私なりに整理すると、こういうこと。
(1) 発生する確率そのものは変わらないが、運のいい人と悪い人では試行回数が違う。
運のいい人は、いいことに出会う「確率」は同じでもいいことに出会う「回数」が多い。
確率が1%だったとして、運の悪い -
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一見すると、自己啓発本のようなタイトルですが、これは紛れもなく「科学」の本です。
心理学者であり、マジシャンでもあるリチャード・ワイズマン博士が、人の幸運について、科学者の立場から語っています。面白いエピソード、豊富な研究事例、各種の科学的知見が満載で、とてもためになる内容です。
最後には、「幸運のワークショップ」によって、運を鍛えることができるというオマケつき。実践するかしないかは自分次第ですが、科学的な最適解を知っておくだけでも幸運になれる気がします。
イギリス人らしいウィットに富んだ文章も私は好き。氏の入門編としても読みやすくていいと思います。 -
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ネタバレタイトルに惹かれてこの本を手に取ってみました。本書は、著者がさまざまな調査を行い、「運の良い人の4つの法則」と、それに付随する12の実践ポイントをまとめています。
率直に言うと、幸運の4つの法則(チャンスを広げる・虫の知らせを聞く・幸運を期待する・不運を幸運に変える)を整理して示している点がとても面白かったです。特に「虫の知らせを聞き逃さない」という法則では、直感や本能に耳を傾け、決断後に一度立ち止まることの大切さが強調されていて、実生活でも応用できそうだと感じました。
また、調査はイギリス国内が中心ですが、「運の良い/悪い」という感覚には民族差もあるかもしれません。同じ調査を他国で行えば -
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運のいい人とはどんな人なのか、どんな傾向をしているのかを手がかりを知る良書である。
運のいい人とは、どんな人だろうか。本著では「直感」であると主張している。行動も失敗も良い出来事も悪い出来事も日常の何気ない情報や経験の全てが、直感という感覚に無意識に集められて発現する。それは、私たちが日頃から何かを目的にして意識的に行動した結果、集められた材料であり、頭の中でパズルのピースを埋めるように形を作っていくようなものである。
私たちは思っている以上に頭は優秀であり、意識しなくても材料を集め学習し直感という機能を発現するように出来ており、それが結果的に運のいい人に繋がると本著では説く。
瞑想もいいだろ