エイドリアン・チャイコフスキーのレビュー一覧

  • 時の子供たち 下

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    最後に驚いた!
    宇宙を漂う人間チームと、ナノウイルスにより進化した蜘蛛たち。
    自分たちが生き残るためには、蜘蛛の星を手に入れるしかないと思い、攻撃をしかける。
    ポーシャたちの理性的な行動、精神的に学ぶことが多いと思った。
    上巻から続けて読んだが、ほんと面白かったし、素晴らしい作品だと思う!!

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    2023年02月09日
  • 時の子供たち 下

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    最高に面白い。下巻は胸をヒリヒリさせるようなエモーショナルな展開が多い。極限状態での男女のロマンスを人間、蜘蛛共に描いており、特にポーシャが散々差別していた雄を認めて絆を深めた上での、感動的な愛の捕食シーンは思わずこみあげてくるものがあった。
    蜘蛛と人間との全面戦争の行方をみんな見届けるべきだ。
    続編も期待。

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    2022年03月14日
  • 時の子供たち 上

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    上巻だけ読んだ感想。
    とてつもなく面白いSF小説。
    テラフォーミング、文明が滅び荒廃した地球を脱出した宇宙船、でかい宇宙昆虫など手垢のついたSFネタを使って、とんでもなく面白いSF作品に仕上げている。
    主人公の一人である知性を持った蜘蛛が徐々に進化していく過程の描写が、とてもテレビゲーム的で面白い。
    自分が獲得した「知識」を遺伝子のように子孫に受け継がせることができるという設定で、「俺の屍を越えてゆけ」を彷彿とさせるし、敵対する蟻の基地に潜入する描写はメタルギアのようである。
    また一方で地球を脱出した人間達の宇宙船が新天地を獲得戦とする物語も同時並行で語られる。蜘蛛と人間の物語がどのように下巻

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    2022年02月17日
  • 時の子供たち 下

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    物凄く面白かった。
    知性を持った蜘蛛と人間のファーストコンタクトの結末は・・・
    宇宙を避難船で彷徨う人間パートと、緑の惑星で進化を続ける蜘蛛パートに分かれているが、どちらも独立した物語として十分楽しめる。というか、蜘蛛のパートがこんなに面白いのは予想外だった。

    続編が出ているらしい。ぜひ翻訳されるといいのだが・・・

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    2022年01月04日
  • 時の子供たち 下

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    これぞ本格宇宙SFの醍醐味。数千年にわたる壮大なストーリー、進化した蜘蛛の世界が何とも凄かった。クライマックスの人類との戦いは圧巻。救いのあるラストもよかった。訳者あとがきによると既に続編が出ていて(翻訳はまだ)、次は蛸なのだとか。映画化の動きもあるみたいで、奇々怪々な蜘蛛の惑星が一体どのように描かれるのか興味深い。

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    2024年03月17日
  • 時の子供たち 上

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    おもしろすぎて、一気読み。
    蜘蛛のポーシャの進化が凄すぎて、楽しみすぎる。
    カーンと、ポーシャたち、ホルステンたちの3つの物語が少しずつ進んで行く。
    関連するこの3つの話がどのように着地するのか楽しみ。
    下巻を早く読みたい。

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    2023年02月08日
  • 時の子供たち 下

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    ネタバレ

    ファビアン主義の改革を進める蜘蛛社会
    資源の限られた避難船内でも過ちを繰返す生残り人類
    生存空間を巡り激突というか侵略が鬱展開だが結末に安堵
    続編読みたい真っ当な宇宙SF

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    2022年07月03日
  • 時の子供たち 上

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    テラフォーミングが生んだ思わぬ進化。知性を得た蜘蛛視点の世界観が何だか凄い。未知の生物=人間を観察する目もそれらしくて面白く、著者の想像力に敬服。翻訳の分かりづらさは、スピード感高まる後半になるにつれ気にならなくなる。下巻にも期待。

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    2024年03月10日
  • 時の子供たち 下

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    2022-03-27
    冒頭、2つの世界の話が交互に語られて、それぞれの時間軸がよくわからなかったので繋がりも見えなかったのだが、ある所で(物理的に)接触してからはノンストップ。
    ナノウィルスで獲得形質の遺伝を実装して進化階梯を駆け上がるというアイデアは見事。
    神学的モチーフには疑問点もあるし、フェミニズム的観点からもカリカチュアしすぎとも感じるが、壮大な物語を堪能。
    結末も悲しいながらハッピーエンドだが不気味でもある。

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    2022年03月27日