藤沢健太のレビュー一覧
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私たちは過去と未来に繋がっているという二つのお話。
一つ目は私たちの体を作っている原子のお話。
私たちの体の中には、過去の人、もしかしたら偉人、人だけではない生き物だったものの原子から成り立っている。
今から50億年後、太陽の肥大化により生き物は死に絶え、原子となって宇宙空間を漂う星間ガスとなる。100億年後、もしかしたら別の星の一部分となって、別の星の生き物になっているかもしれない。
二つ目は光子のお話。
夜空に見えている星の光が私たちの目に届くまで何年、何十年、千年以上かかっている星もある。
地球から25光年離れているベガの光は25年かかって飛んできた光。
逆も然り。今ベガに届いているあ -
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たくさんのふしぎ
過去と未来とわたしたち
2023年4月号
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■感想
原子と光子のお話し。
これは10分で読み終わる作品でしたが、ちょっと面白かったです〜。
わたしたちは毎日多くの原子を体にとりいれ、そして排出しています。
いま、コップに一杯の水を汲んだときに、この水の中には昔に生きていた1人の人から流れ出した原子が入っています。
この水を飲むと、その原子が体の一部になります。
つまり、自分の体の中には昔の人の原子が混ざっているということです。
原子に -
Posted by ブクログ
私たちの体は、原子レベルで家康ともクレオパトラともつながっている…スケールが壮大すぎる。おもしろい。
太陽や星が遠く離れていることは知っていたが、その星から届いた光は何年もかかって私達に届いている、つまりいま私達が見ているその星はえらく昔の姿、というのを具体的な数字で示されていて、「えっ!?そんなに昔!?」という驚きがあった。
難しい内容だけど、佐々木マキの絵が抽象的でほっこり。
うちの子どもたちはまだまだ小さいけど、いまのうちに買っておきたいし、夜空を見て、ずっと昔の光が飛んできていることは話してみたい。絶対理解できないけど。
理科も計算も苦手な子どもだった私は、こういう話にアレルギー -
Posted by ブクログ
壮大で途轍もないスケール感を楽しめる科学絵本。
わたしたち’今’を生きる生きものが死んだとしても、その身体を造っていた原子は後の世代に引き継がれていき、たとえ途方も無い将来に太陽が地球を飲み込むような時が来たとしても原子は焼け残って宇宙空間を漂い続け、ひょっとしたら新しい星を構成する成分の一部となるかもしれないし、条件さえ許せばその星で生まれる新しい生物となるのかもしれない。
つまり、この宇宙の原子の総量は不変という事なのだろうか?地球人口が増えている状態という事は、一方でどこか失われていくモノがあるからという事だろうか?それとも原子は無尽蔵に増え続けるものなのか、それともいつの日か’無’