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あなたは過去と未来につながっているという2つの話をしましょう。あなたの体には、過去に生きていた全ての人たち(例えば徳川家康やクレオパトラも)の体にあった原子が少しずつ入っています。また、晴れた日にあなたの体に当たった日光は反射して宇宙に飛び出し、100億年以上も、あなたの姿を宇宙に映し続けるのです。 *電子版には、折り込み付録の「ふしぎ新聞」および年3回の一枚絵付録はつきません。
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Posted by ブクログ
私たちは過去と未来に繋がっているという二つのお話。 一つ目は私たちの体を作っている原子のお話。 私たちの体の中には、過去の人、もしかしたら偉人、人だけではない生き物だったものの原子から成り立っている。 今から50億年後、太陽の肥大化により生き物は死に絶え、原子となって宇宙空間を漂う星間ガスとなる。1...続きを読む00億年後、もしかしたら別の星の一部分となって、別の星の生き物になっているかもしれない。 二つ目は光子のお話。 夜空に見えている星の光が私たちの目に届くまで何年、何十年、千年以上かかっている星もある。 地球から25光年離れているベガの光は25年かかって飛んできた光。 逆も然り。今ベガに届いているあなたの光は25年前のもの。1400光年離れているデネブにあなたの光が届くのは、1400年も未来のこと。 宇宙や原子、それによって生じる生き物の神秘を感じる一方で、私達は所詮物質でしかないのだという絶望を懇切丁寧に突きつけられました。それはある種の救いだなと思います。今日を生き明日を生き、喜んだり心を痛めたりと日々さまざまなことが起こりそれに一喜一憂していますが、宇宙から見れば瑣末なことなのだと感じられました。今パッと宇宙に出た私の光がデネブに届く頃にはとっくに私は死んでいる。究極の俯瞰の目だと思いました。 とても興味深く読みました。
。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.?。゚ たくさんのふしぎ 過去と未来とわたしたち 2023年4月号 ゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。!.゚+。。.。?・.♪ ■感想 原子と光子のお話し。 これは10分で読み終わる作品でしたが、ちょっと面白かったです〜。 ...続きを読む わたしたちは毎日多くの原子を体にとりいれ、そして排出しています。 いま、コップに一杯の水を汲んだときに、この水の中には昔に生きていた1人の人から流れ出した原子が入っています。 この水を飲むと、その原子が体の一部になります。 つまり、自分の体の中には昔の人の原子が混ざっているということです。 原子についてはよくわかりませんが、巡り巡って体の一部になっているというのは、面白い感覚でした。 光子の話は、見えているものには、時間差が発生するものがあります。たとえば、太陽は今の状態を見ているわけでないですが、自分自身の姿も別の星から見えたとしたら、数年前の姿が見えている可能性があります。 自分の姿も、光を返して未来に残っている可能性があるということですね。面白いです。
私たちの体は、原子レベルで家康ともクレオパトラともつながっている…スケールが壮大すぎる。おもしろい。 太陽や星が遠く離れていることは知っていたが、その星から届いた光は何年もかかって私達に届いている、つまりいま私達が見ているその星はえらく昔の姿、というのを具体的な数字で示されていて、「えっ!?そんな...続きを読むに昔!?」という驚きがあった。 難しい内容だけど、佐々木マキの絵が抽象的でほっこり。 うちの子どもたちはまだまだ小さいけど、いまのうちに買っておきたいし、夜空を見て、ずっと昔の光が飛んできていることは話してみたい。絶対理解できないけど。 理科も計算も苦手な子どもだった私は、こういう話にアレルギー反応だったけど、大人になって知ると案外楽しい。もったいないことしたなぁー。
壮大で途轍もないスケール感を楽しめる科学絵本。 わたしたち’今’を生きる生きものが死んだとしても、その身体を造っていた原子は後の世代に引き継がれていき、たとえ途方も無い将来に太陽が地球を飲み込むような時が来たとしても原子は焼け残って宇宙空間を漂い続け、ひょっとしたら新しい星を構成する成分の一部とな...続きを読むるかもしれないし、条件さえ許せばその星で生まれる新しい生物となるのかもしれない。 つまり、この宇宙の原子の総量は不変という事なのだろうか?地球人口が増えている状態という事は、一方でどこか失われていくモノがあるからという事だろうか?それとも原子は無尽蔵に増え続けるものなのか、それともいつの日か’無’になる時が来るのだろうか。 あぁ、学校の授業をきちんと受けていればよかった。 佐々木マキ先生の絵も可愛さの中にどこかシャープさというか、コスモな感じがあって文章とベストマッチしていると思う。 巻末・ウユニ塩湖の星空の写真も本当に素晴らしい。 難しいしショッキングな内容だけど、いつか子どもにも読んでみてもらいたい一冊。 2023.5.4
自分には子どもがいません。でも自分を構成している原子たちは、自分が死んでも存在し続けることを改めて教えられ、虚無感が薄くなりました。もともと自分は世界の一部だし、これからもそうだろう、ということ。
とても良い。本来は理解が難しい原子と光の話だが、小学生でもなんとなくイメージをつかめるように書かれている。詳細まで理解できなくても、なんだかすごい、と感じるだけで子どもたちにとって価値ある経験になる。
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過去と未来とわたしたち(たくさんのふしぎ2023年4月号)
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