内田康夫財団事務局のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『軽井沢迷宮 須美ちゃんは名探偵!?~浅見光彦シリーズ番外~』は、内田康夫財団事務局が執筆(?)する浅見光彦スピンオフシリーズ、浅見家の家政婦吉田須美子が主人公で、軽井沢を舞台に謎解きバスツアーに挑む
商店街のクイズから始まり、仲良しの小松原育代に誘われツアー参加、提示される難問を時には浅見光彦の言葉からヒントを得ながら解き明かす
依頼主の亡母の想いが込められた謎を解きほぐした処は、本家の小説にも感じた事がない感動、須美子の直観と推理、軽快な文体と新緑の軽井沢の情景が魅力で、シリーズ初の長編ながら既存シリーズを知らない初心者にも親しみやすい一冊は、ミステリーの枠を超え心を打ち、読後、温かな余韻 -
Posted by ブクログ
旧浅見光彦倶楽部の会報「浅見ジャーナル」に内田康夫氏公認の物語として掲載されたもの。
浅見光彦シリーズでお馴染みの、浅見家のお手伝いの須美ちゃんが、ご近所のちょっとした事件を、ほのぼのと解決していく。
《花を買う男》
須美子は、歳の離れた友人・生花店の店主「育代」から、不思議な花の買い方をする紳士がいると聞いた。
《風の吹く街》
ある日須美子は、D51にまつわる気味の悪い都市伝説の話を聞く。
《鳥が見る夢》
突然喋り出した、オカメインコのシズク。
その言葉が、次々と現実になる。
《月も笑う夜》
須美子は、育代の亡き夫が、死ぬ間際にのこした「笑う月」と言う言葉の意味を、解明してほしいと