あらすじ
吉田須美子は、友人である生花店の小松原育代から、不思議な花の買い方をする紳士がいると聞いた。この紳士、同じ市民講座を受講した顔見知りで、育代には少し気になる存在のよう。花の種類も本数もばらばらなのは、何かの暗号だと気づいた須美子は……。(「花を買う男」) ご存知、あの浅見家の須美ちゃんが、名探偵「光彦坊っちゃま」もびっくりの大活躍!
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Posted by ブクログ
かるーく読める日常の謎で、楽しかった。
最後の、なぜ須美子が?というのも含めて深刻な謎が出てこないから気軽に読むことができる。
浅見家住み込みのお手伝いさん須美ちゃん。
光彦のこと言えないぐらい謎に首を突っ込んじゃうのね。そのおせっかいぶりが微笑ましい。
オカメインコのことは、そうだろうなと思っていたけど、どこから来たかは思いもしなかった。美紀ちゃんがすごくいい子で嬉しくなる。
健太、弘樹の兄弟もちょっとやんちゃで可愛い。
育代さんと日下部も含めて、みんな2作目にも出てきてほしい。続きを読むのが本当に楽しみ。
Posted by ブクログ
家族が持っていたので読みましたが浅見光彦シリーズは「むかーし読んだかなあ」と言う程度、ドラマも所轄署に引っ張られた浅見が警察庁長官の弟とわかって相手が手のひら返し、と言う場面を見たことがある程度。それでもなんとなーく家族構成とか毎回必ず浅見が振られるのを知っているから不思議なものですね。
まあまあ楽しめました。
Posted by ブクログ
人の死なないライトで暖かみのある推理小説
光彦坊ちゃんを見ているうちに培われた推理
町内の人間関係を繋ぐ幸せな展開をもたらす
ラストがグッとくるんだよ
Posted by ブクログ
旧浅見光彦倶楽部の会報「浅見ジャーナル」に内田康夫氏公認の物語として掲載されたもの。
浅見光彦シリーズでお馴染みの、浅見家のお手伝いの須美ちゃんが、ご近所のちょっとした事件を、ほのぼのと解決していく。
《花を買う男》
須美子は、歳の離れた友人・生花店の店主「育代」から、不思議な花の買い方をする紳士がいると聞いた。
《風の吹く街》
ある日須美子は、D51にまつわる気味の悪い都市伝説の話を聞く。
《鳥が見る夢》
突然喋り出した、オカメインコのシズク。
その言葉が、次々と現実になる。
《月も笑う夜》
須美子は、育代の亡き夫が、死ぬ間際にのこした「笑う月」と言う言葉の意味を、解明してほしいと依頼される。
少年少女向きのような、ライトな内容で、肩肘張らずにさくさくと読める。