あらすじ
浮かない顔の雅人の様子が気になり吉田須美子が訊ねると、賞をとったクラスメイトの俳句が、盗作かもしれないと言う。件の句を聞いた浅見光彦の「松尾芭蕉だっけ?」という言葉をたよりに図書館に調べに行くと、ページを折られた痕跡のある芭蕉の本が――!(「雅な悩みごと」) 浅見家の面々がちょっと困った時に頼りになる須美ちゃん。みんなの笑顔を取り戻します!
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浅見光彦シリーズのスピンオフ作品。
安定のシリーズです。
光彦の手法を使いながら、お手伝いの須美ちゃんが身近な事件を解決します。もちろん、殺人などの犯罪はでてこないのでリラックスして読めます。光彦含め浅見家の人たちをさりげなく配置して浅見光彦シリーズとの関係性も感じさせて、毎シリーズ楽しめます。
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浅見家の光彦以外の4人に焦点をあてた連作短編集。
兄陽一郎の2人の子供、智美と雅人、どちらもいい子だね。
祖母雪江の凛とした厳しさが根っこかな。
若奥様の和子や雪江の目線の作品を読むことで、彼らをより知ることができる。
須美ちゃんが、浅見家のみんなを大事に思う様子が微笑ましいし。
本家シリーズもまた読みたくなってしまう。
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須見ちゃんは名探偵第2弾。今回は浅見家の人々の日常の中で起こるちょっと不思議な謎に須美ちゃんが挑む。普段、小説やドラマの中では描かれない光彦の兄陽一郎の奥さん和子やその子供達、そして大奥様雪江を題材にした4編。各章のタイトルの頭にそれぞれの名前の一文字が当てられているのも気が利いてて良い。そして各人の性格も良く出ていて、浅見家の特徴がよくでているなと。光彦もしれっと登場しているし。あと光彦の妹2人も回想シーンで少し触れられていて。ただ前回と同じく若干強引な謎解き感はあるものの、そこはそれで良しとしよう。
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お手伝いさんが名探偵。
場所が場所なので、当然弟坊ちゃまも出てきますw
章の題には、家族の漢字が使われ、誰の話なのか
分かりやすく予告。
些細なものから、結構なものまで。
最初の話は結構、でしたが、大奥様の話は
可愛らしい方かな…と。
人の数だけ、悩みはたくさん、です。