セーアン・スヴァイストロプのレビュー一覧

  • チェスナットマン

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    これ系統の作品にしてはそこまでグロくもなく、北欧系にしてはそこまで陰鬱で淡々というわけでもなく、読みやすい作品だと思う。
    最初はいいところで毎回違う人物にフォーカスが変わるので、没頭直前にひっぺ剥がされる感覚を覚えたけれど、後半はそれが逆に、あっちの続きはどうなったの?!とぐいぐい読めた。
    ドラマ映えしそうだな~と思いながら読んでいたけれど、キリングの脚本家さんだったのですね。
    しかも既にネトフリで映像化済みだったとは。
    物凄く納得。

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    2025年09月07日
  • チェスナットマン

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    ドラマを見始めたのですが、情報量が多すぎて理解が追いつきませんでした。原作小説があることを知り、原作を読んでからドラマを観ることにしました。結果どちらも楽しむことができました。

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    2025年07月28日
  • チェスナットマン

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    文庫本でこの厚さの本を久しぶりに手にしましたよ。
    上下巻が多い中、1冊に収めているのもいい!

    最後まで一気に読んでしまいました。

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    2023年05月04日
  • チェスナットマン

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    衝撃的な面白さ。
    ページをめくる手が止まらないし、止めたくない。
    でも終わって欲しくない。
    永遠に読んでいたいと思える、そんな作品だった。

    何回でも読めそう。
    2回目の方が面白い説さえある!(興奮しすぎw

    1日も早く2冊、3冊と出して欲しい。
    トゥリーンシリーズじゃなくてもいいから。

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    2022年11月24日
  • チェスナットマン

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    最後まで犯人がわからなかったし人物が多くて。。
    でも面白かった。犯行動機の設定さえもう少し考えてあるとよりおもしろろかったのかな。

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    2022年10月06日
  • チェスナットマン

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    正統的な北欧ミステリーの系譜に連なる作品ながら、章だてが短いせいかとても読みやすかった。醜惨な事件であるが後味は良い。

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    2021年09月15日
  • チェスナットマン

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    コペンハーゲンで若い母親を狙った凄惨な連続殺人事件が発生。
    被害者は身体の一部を生きたまま切断され、現場には栗で作った小さな人形“チェスナットマン"が残されていた。
    人形に付着していた指紋が1年前に誘拐、殺害された少女のものと知った重大犯罪課の刑事トゥリーンとヘスは、服役中の犯人と少女の母親である政治家の周辺を調べ始めるが、捜査が混迷を極めるなか新たな殺人が起き――。

    デンマーク発、新たな警察小説の登場。抜群のリーダビリティー。エグい、情け容赦ない描写には辟易させられるが、それでも星五つ。

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    2021年09月05日
  • チェスナットマン

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    冒頭から引き込む力が強くてそれがラストまで緩むことなく進む。連続殺人とそのなかに隠されたもの。現場に置かれる栗人形(チェスナットマン)の意味。不気味さと恐怖、先の見えない不安。見えてこない犯人と警察との戦いの面白さ。緊迫感のあるシーンの連続の終盤。700ページ近くあるけれど長さを感じさせないくらい一気に読める。

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    2021年08月05日
  • チェスナットマン

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    セーアン・スヴァイストロプ『チェスナットマン』ハーパーBOOKS。

    700ページ近いボリュームのデンマーク・ミステリー。

    真犯人の姿が見えぬままに次々と凄惨な事件が発生し、ストーリーは二転三転のうねりを見せるので、手に汗握る非常にリーダビリティの高い作品に仕上がっている。そして、全く予想もしなかった犯人像とプロローグに描かれた事件と犯人の目的の全てがつながり、納得すると共に、これで全てが決着するのかと安心するのだが……

    物語は1989年の10月31日のオーロム牧場で発生した斧を使って一家を惨殺した凄惨な事件から幕を開けるが、これは単なるプロローグに過ぎない。

    本編の舞台はプロローグから

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    2021年07月26日
  • チェスナットマン

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     フランスで一番売れている作家と言われるベルナール・ミニエを想起させるサイコなサイコなエンタメ作家が、デンマークに新たに登場した。今回はおそらく北欧小説界においてもエポック的大作。デンマークと言えば、ぼくも大ファンである『特捜部Q』のシリーズを第一に思い浮かべるが、本作は当然ながら別の個性による味わい。新たな大物が誕生した感が強い。

     サイコ&スプラッタ&アクション、さらにフーダニット+ホワイダニットといった、謎に謎が積み重ねられてゆく分厚い材料いっぱいのクロスオーバー。重厚なエンタメ作品なのである。前述したベルナール・ミニエ作品の事件現場も凄絶でエモーショナルでインパクト抜群なのだが、本書

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    2021年06月23日
  • チェスナットマン

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    ゲラ本当選いただいて読むことができました。
    読みやすく、スリリングでスピーディー!あっという間に読んでしまいました。「冒頭から驚愕」という紹介で、そんなまさか・・・と思っていたらビックリします。もちろんラストは超衝撃です!普通のミステリーに飽きた方にオススメ。

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    2021年06月23日
  • チェスナットマン

    sun

    購入済み

    巧妙な伏線回収

    コペンハーゲンで若い母親を狙う連続殺人事件を追う北欧ミステリー。
    栗の人形が残される猟奇的な現場と、過去の誘拐事件が絡む複雑な展開が魅力です。
    刑事トゥリーンとヘスの人間味あふれる捜査が緊張感を高め、テンポの速いストーリーが一気に読ませます。
    凄惨な描写はやや強烈だが、伏線回収の巧妙さと意外な結末がまっています。

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    2025年07月01日
  • チェスナットマン

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    最後に畳みかけるような盛り上がりがあり、スピード感もあって読み応えのある作品。元々の作者のスタイルなのか翻訳の関係なのか分からないけど、文体が短文&現在進行形で進んでいくのが特徴。(最初の頃はこの文体に少し疲れてしまったのだが、後半は展開が面白くなったのもあってそこまで気にならなかった。)

    この手の作品のヒロインは、大概、「美人で有能でタフだけど、過去に深い傷があり繊細な一面がある」設定が多いのだが、今回は割とサッパリした感じで描かれていて、「弱い部分を犯人に見破られ、そこを攻められて窮地に陥る」的な、ありがちな流れにならないところが好印象だった。最後までしっかり戦ってくれる、真面目で前向き

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    2023年03月16日
  • チェスナットマン

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    読ませる。最小限の人間関係で書きつくしている。が、連続殺人の動機は明確に示されない。海外ものはプロット展開は上手いけれど、動機の一点で穴があるものがあるよね。

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    2023年02月26日
  • チェスナットマン

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    ネタバレ

    デンマークコペンハーゲンを舞台に起こった連続殺人。猟奇的な方法と残されたチェスナットマン。二転三転する捜査と警察内部のパワーバランス。主人公二人の反目からお互いを認め合うところなど非常に面白く一気に最後まで読んだ。

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    2022年05月17日
  • チェスナットマン

    分厚さを感じさせない展開

    凄惨な死体の側に栗の人形という、いかにも猟奇的な殺人の意味するものとは。肝心の栗の人形が表紙にあるにもかかわらずピンとこなくて、前半は気分が乗りませんでしたが、冒頭のシーンと繋がってからの加速が凄かったです。そこからはもう眠れなかった~。デビュー作ですが、ドラマの脚本をやってる方なだけあって、飽きさせずに読ませるのが巧いと思いました。短く気になるシーンで区切られたり、これはこうかも?の匂わせ方はとてもドラマっぽかったです。凄惨さを上回る納得の動機がある、スプラッタと情緒の北欧ミステリを堪能できました。

    #ドキドキハラハラ

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    2022年02月01日
  • チェスナットマン

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    面白かったが、場面が目まぐるしく変わり世界観に引き込まれそうになったのに、急にブレーキを掛けられてしまうので、その都度ページを捲る手が止まる。
    海外ドラマに良くある、手法だが1時間番組だから途中で話が切り替わっても内容を覚えていられるけど、文章しかない小説では、話が途切れて別の話が始まると、前の内容を細かい所を忘れていて、読み直しをしないと話が分からなくなる。
    読み返す場所を探すのも一苦労。700頁近い大作なので読みづらかった。
    ここの所、読む本が小説として読むよりドラマや映画として観た方が面白いと思うものばかりだ。
    内容は、とても面白いだけに読みにくいのは致命的な欠陥だと思う。

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    2022年01月03日
  • チェスナットマン

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    約700ページ。とにかく分厚い。
    ただし章が細かく、どんどん展開していくため、サクサク読み進められる。
    特に、中盤以降はページを捲る手が止まらない。
    正直、犯人については全く予想できなかった。
    次回作もありそう。

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    2021年11月04日
  • チェスナットマン

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    始めは登場人物が多く、事件との関わりが難しくてなかなか読み進めなかった。が半分350ページ超えた辺りから断然話のスピードが増した。
    兎に角、映像化が冴える作品と思った。

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    2021年10月30日
  • チェスナットマン

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    テンポが良く飽きさせない展開で、分厚い割にあっという間に読めた。
    作者がキリングの脚本家と知って納得。
    事件そのものやストーリー展開は申し分ない面白さだが、個人的にはトゥリーンやヘスの抱えている背景や人物描写がもうちょっと欲しかった。

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    2021年09月09日