宇津木健太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ猫には9つの「生」がある。
過去の記憶を持ちながら、9回の人生(猫生)を生きる。この主人公はまさに9回目を生きる猫、金之助(9回目ではクロと呼ばれている)。過去8回の猫生では人間に裏切られたりつらい思いをしてきたが、ある作家の元で暮らしたことが心に残っている。過去に作家と暮らした猫たちが集まる本屋、北斗堂。気づかずにその本屋に足が向いてしまった金之助はそこの店主である北星と暮らすことになる。
猫の9回の人生が辛いものが多すぎて読んでいて辛かった。時代も違うとはいえ、食べるものがなく人間から追い回されたり、子どもからいじめられたり。人間が信じられなくなっても、今回の人生で出会った北星や本屋にや -
Posted by ブクログ
読書備忘録856号。
★★★。
猫もの。
カバー絵とか見ると、なんかほのぼの猫小説って感じがしたので借りました。
しか~しっ!ちょっと違った。(^^;)
ネコに九生あり、9回生まれ変わると良く言われますよね。
主人公の猫、おれ。九つ目の生。
引き寄せられるように古書店へ。
店主の北星恵梨香から「思ったより早かったね。おチビさん。名前は?」と話しかけられる。
え?猫と話せる人間?
そして、この古書店には猫が4匹いた。
設定はワクワクするんですが、ネタバレしてしまうと以下のような感じでビミョ~。
読む予定の方は目を閉じて・・・。
なんかね、北星さんはもと神様なんだって。人間が物語を作ること