桒原さやかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
北欧は、そもそもの家やインテリアが素敵な物で溢れていて、子育て世帯や女性の社会進出に対して制度が手厚い、というのがこの本を読む前の印象。
北欧の暮らしの様子が好きで、手に取った本だったけれど、読んでみると、元々全てに恵まれている訳ではなく、理想の暮らしのために努力していることに驚きだった。
自分が満足できる生活の為、家のあれこれや家具をDIYしていること。
家族との時間を大切にしたいから、それを重視できる仕事へ転職すること。
共働きで忙しくても家族の時間を確保するため、手を抜く部分は潔く、またそれに対して負い目を感じていないこと。
大切にしたいことがはっきりしていて、そのために努力を惜し -
Posted by ブクログ
ノルウェーで過ごされた経験をもとに、北欧スタイルを教えてくれる一冊。
かいつまんで読んだ感想は、北欧の人たちは自分の人生をかなり意識し、毎日を、日常を、よくするためにどうしたら良いか、常に考えているイメージ。そういう伝統、風習があるのかもしれないけど、素敵な文化だなぁと思う。日本が食ならば、北欧はインテリア、というくらい、そういうテレビ番組も多いとのこと。
自分も今ある身の回りのものを大切に、毎日を心地よく、大切に、かみしめながら、過して行きたいなあと。見逃していたことがたくさんありそう。
完璧にしようと思わなくていい、そりゃ損だなと感じた! -
Posted by ブクログ
スウェーデン人の夫を持つ日本人妻が著者。
北欧の3家族を取材して、北欧の家事、仕事との両立、育児など暮らしについて書いている本。
日本にいると当たり前だと思っていることがこういった本で外国に目を向けることで新しい視点で見られるのがいい。
・居心地のいい家=自分らしさが感じること。
北欧ではファミリーコーナー(家族の思い出のアイテム、祖母から譲り受けたもの)がある。
・北欧の子どもたちは落ち着いている。
親が落ち着いているから?子どもへの体の暴力はもちろん、言葉の暴力の暴力も法律で禁止されている。子どもが納得するまで辛抱強く話をすることを大事にしている人が多い。
・北欧人は多趣味。
インドア -
Posted by ブクログ
北欧での暮らしのエッセンスがギュッと濃縮されたような作品だった。
特に印象的だったポイントを幾つか・・・
1.自然を近くに感じる暮らし
朝起きて夜寝る時まで自然を感じる暮らし。
それには家と外の境界である窓が影響している。
北欧では殆どの家が一日中カーテンを閉めないので、自然を常に感じられる。
2.時短家事テクニック
食洗機、洗濯用乾燥機は必需品。スーパーの買出しは週に一度。特別な日以外、手間のかかる料理は作らない。家事は合理的に考える。大事なのは、家族でゆっくり過ごすこと。自分時間をきちんと持てること。
3.休日を充実させる小さなアイデア
食事のマンネリを救うバーベキュー、コーヒーと -
Posted by ブクログ
ネタバレ学生時代、北欧に憧れて旅をしたことがある。
デンマーク、そしてノルウェーと。
特にお気に入りは、オスロからベルゲンまでの車窓風景。北海道のような牧歌的な風景から、川に映る山々、小さな町並み、教会、全てが新鮮で初めて電車に乗った子どものように興奮していた。
あの時は観光しかしていなかったから、北欧の人達がどんな暮らしをしているかずっと気になっていた。
先日、SNSのタイムラインにこの本が流れてきた。
「これだ!」と注文し、あっという間に読んでしまった。
ゆとりがあった。何もしないことを楽しんでいた。
効率的に仕事をして、家で過ごす時間を楽しんでいた。そのための工夫がたくさんたくさん載っていた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ北欧のエコシステムはリサイクルするぞ!と意気込むわけではなく、さりげなく生活の中にリサイクルの仕組みがあるという印象。なぜここまで北欧でエコの考え方が浸透しているんだろうと疑問に思って夫に聞いてみると、こんな返事が返ってきました。
「自然が家の近くにあるから、意識することが多いのもあるだろうね。あとは、北欧の人たちは、時間とこころに余裕があるからかな?余裕があると、誰かに優しくできるでしょ?」
「今持っている洋服に満足する」という感覚が、なかなか東京に住んでいたことは持てませんでした。まわりに影響されて、なにかを買うことが多かったんじゃないかと思います。 -
Posted by ブクログ
グランピンク施設の図書スペースで見つけて読んだ本。素敵な環境で読むのにぴったり。
スウェーデン人のライフスタイルや気持ちの持ち方、気質について書かれた一冊でした。お国柄のその背景にある自然や環境についても書かれていて、なるほど〜と納得。読んでるだけで癒されて、そして気づきが多くありました。
暮らしや人生を豊かにする工夫、無理しすぎずに合理的に考えること、自分が機嫌良く過ごせる時間をもつこと、何もしない時間も大切で頑張りすぎないこと。
日本とは違うところがたくさんあって、なかなか北欧のようには過ごせないけれど、参考にしてみたい内容でした。