あらすじ
居心地のいい場所は自分でつくる――
スウェーデン人の夫と2人の子ども、家族4人で長野県松本市に暮らす著者が、北欧のひとたちから学び、実践していること。
北欧の暮らしには、いつも新しい発見があると、著者は語ります。
北欧のひとたちは、心軽やかに暮らしているイメージがありますが、取材を通じて、じつは、自分たちと同じように悩みながら過ごしていることがわかったというのです。
「北欧のひとたちは、自分たちなりに試行錯誤をしながら、より心地よく過ごせるように、工夫を重ねていました。
そんな様子を知ることで、わたしの暮らしへの気持ちも少しずつ変わってきました」
居心地のいい場所は与えられるものではなく、自分でつくるもの。
著者が気がついた、根源的な考え方です。
そんな答えにたどり着くまでの道のりを著者の飾らない、等身大の言葉でお届けします。
今回は特に、北欧で小さい子どもの子育てをしている3家族を取材して、暮らしのエッセンスを教えてもらいました。
北欧の3家族の暮らしぶりもとっても魅力的!
遠い国のすてきな暮らしの中に、わたしたちの暮らしのヒントとなる知恵が満載です。
CONTENTS
●北欧3家族のお宅拝見!
1 インテリアのこと
ムードを変える魔法? 北欧流、明かりとのつきあい方/家は自分を表すもの。だからインテリアにも自分らしさを加える
2 家事のこと
家がキレイなだけで、家にも気持ちにもいい風が吹く/北欧の主婦たちに学ぶ、シンプルな節約術
3 子育てのこと
子どもに教えようとしない。そのままでいい、北欧の自然体な子育て/子育ては両親ふたりのもの。北欧のパパたちの子育て事情
4 暮らしのこと
贈り物もユーズド? 日常に中古品があたりまえにある/ハイキング、編み物、読書。北欧のひとたちが多趣味な理由
●松本のわが家をご案内!
●(おまけの)北欧レシピ
【著者プロフィール】
桒原さやか(くわばら・さやか)
ライター・エッセイスト。
「イケア」勤務を経て、ウェブメディア&ショップ「北欧、暮らしの道具店」の初期スタッフとして6年働く。
スウェーデン人の夫である、オリバー・ルンドクイストといっしょにノルウェー・トロムソに移住。1年半の滞在後、帰国し、現在は長野県松本市に在住。
著書に、『北欧で見つけた気持ちが軽くなる暮らし』(小社刊)、夫との共著書に『家族が笑顔になる北欧流の暮らし方』(オレンジページ)がある。
「北欧、暮らしの道具店」で連載『暮らしのみずうみー松本便り』を執筆中。
Instagram:@kuwabarasayaka
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
北欧は、そもそもの家やインテリアが素敵な物で溢れていて、子育て世帯や女性の社会進出に対して制度が手厚い、というのがこの本を読む前の印象。
北欧の暮らしの様子が好きで、手に取った本だったけれど、読んでみると、元々全てに恵まれている訳ではなく、理想の暮らしのために努力していることに驚きだった。
自分が満足できる生活の為、家のあれこれや家具をDIYしていること。
家族との時間を大切にしたいから、それを重視できる仕事へ転職すること。
共働きで忙しくても家族の時間を確保するため、手を抜く部分は潔く、またそれに対して負い目を感じていないこと。
大切にしたいことがはっきりしていて、そのために努力を惜しまないからこその暮らしなのだと気付かされた。
環境のせいにしたり、時間が足りないと嘆いたりすることが多い自分としては、驚きが多く、見習うべき部分をたくさん感じる内容だった。
Posted by ブクログ
スウェーデン人の夫を持つ日本人妻が著者。
北欧の3家族を取材して、北欧の家事、仕事との両立、育児など暮らしについて書いている本。
日本にいると当たり前だと思っていることがこういった本で外国に目を向けることで新しい視点で見られるのがいい。
・居心地のいい家=自分らしさが感じること。
北欧ではファミリーコーナー(家族の思い出のアイテム、祖母から譲り受けたもの)がある。
・北欧の子どもたちは落ち着いている。
親が落ち着いているから?子どもへの体の暴力はもちろん、言葉の暴力の暴力も法律で禁止されている。子どもが納得するまで辛抱強く話をすることを大事にしている人が多い。
・北欧人は多趣味。
インドアの趣味として人気なのは編み物。
・働けるのが楽しめるように自分から動いて働き方を調整している人が多い。
仕事をしながらも、自分の時間、家族の時間がちゃんととれるようにしている。
Posted by ブクログ
こうすべき、とか、こうしたほうがいい、ではなくて、自分自身の「こうしたい」という意志を大切にしていると感じた。立ち止まったら、ひとつひとつ自分の気持ちを見つめること。子どもに、子ども本人がどうしたいかを聞いているつもりで聞いていなかったなぁ…
Posted by ブクログ
北欧暮らし道具店の連載から知った著者さん。おしゃれな暮らし、豊かな憧れる気持ちと、効率よく暮らしたい気持ちを上手にブレンドして子育てされている北欧の人たちの暮らしを垣間見れてとても良かった。
Posted by ブクログ
北欧の人々の家族への向き合い方、家での暮らし方、IKEA好きがよくわかる一冊。
他の本でも思ったけれど、子育てへの向き合い方や社会の制度は日本は真似すべきだな。北欧男性が育休と子育てに向き合えてなぜ日本の男はこうも向き合えない人が多いのか。
Posted by ブクログ
北欧のライフスタイルや価値観を知ることができた。素敵だなーと憧れるが、現実的に日本で真似できること・難しいこと(働き方など)があり、もどかしい気持ちになった。子育て世代の人達にお勧めしたい一冊。