あらすじ
スウェーデン人の夫と、北欧の人々から学んだ、今だからこそのおうち時間。
仕事も暮らしも恋愛も子育ても。なんでもマジメに頑張りすぎてしまうあなたへ…。
同じように、一生懸命頑張りながら、迷ったりつまずいたり。
そんなふうにふつうに日本で生きてきた30代の女性が北欧と出会って、気づいたこと、学んだこと。
日常をより心地よく、日々をよりハッピーに過ごすためのヒントが満載です。
等身大の気持ちが素直に書かれているからこそ、まるで友だちとおしゃべりしているかのような気持ちに。
きっと静かに心に響く言葉が見つかり、発見があるはずです。
北欧のお宅訪問! 北欧ごはんのレシピなど、今日からすぐ実践できるエッセンスも満載!
【もくじ】
1章 自然
北欧の長い冬が教えてくれたこと。/最初に誘われたのは、お茶ではなくハイキングでした。
2章 暮らし
子育てはどっちが正解か悩む。日本式?スウェーデン式?/これでいいんだ!北欧流のお気楽なおもてなし。/北欧の人たちがものが少なく、すっきりと暮らしている理由。
3章 時間と気持ち
北欧の時短家事テクニック。そのコツは合理性にある?/楽しみは自分で作る。休日が充実する小さなアイデア。/子どもには、退屈な時間が必要?
…etc.
【著者プロフィール】
桒原さやか (くわばら さやか)
岐阜県出身。
大学卒業後、「イケア」に就職。夫となるスウェーデン人オリバー・ルンドクイストと出会う。
転職し、ウェブメディア&ショップである「北欧、暮らしの道具店」の初期からのメンバーとして6年働き、夫と共に、ノルウェー・トロムソで1年半ほど暮らす。
その後帰国し、現在は長野県・松本在住。フリーランスのライターとして活動している。
1歳の娘のママ。
Instagram: @kuwabarasayaka
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Posted by ブクログ
北欧にいってみたい!と思っていたが、物理的距離も遠いし、時間も取れないと思っていた。
ただ、そんな北欧での生活を経験した作者が日本に戻ってきた上で北欧での生活の良かったところをわかりやすくまとめてくれているため、とても読みやすかった。また写真も多く掲載されているためイメージがしやすい!
周りに影響されず、自分の好きなことを突き詰め、
好きなものをとことん大事にして、
好きじゃないものに労力をかけないことの大切さ
自然と生きていることを日常に意図的に感じるように取り入れることがいいんだということを感じました。
Posted by ブクログ
綺麗な風景や、美しく整えられた一般家庭のお家など、素敵な写真がたくさん載っていて、ウキウキしました。北欧の暮らしのエッセンスが詰まっていて、そこから伺い知れる人々の暮らしぶりに、肩の力をふわっと緩めてもらえたような気がします。北欧の人々の生き方は、今わたしが求めているものと共通することが多く、憧れの気持ちは更に強くなりました。
でも、憧れは憧れのままでいいかなぁ。日本で暮らすことの幸せを日々大切にしていきたいと思います。
Posted by ブクログ
ノルウェーで過ごされた経験をもとに、北欧スタイルを教えてくれる一冊。
かいつまんで読んだ感想は、北欧の人たちは自分の人生をかなり意識し、毎日を、日常を、よくするためにどうしたら良いか、常に考えているイメージ。そういう伝統、風習があるのかもしれないけど、素敵な文化だなぁと思う。日本が食ならば、北欧はインテリア、というくらい、そういうテレビ番組も多いとのこと。
自分も今ある身の回りのものを大切に、毎日を心地よく、大切に、かみしめながら、過して行きたいなあと。見逃していたことがたくさんありそう。
完璧にしようと思わなくていい、そりゃ損だなと感じた!
Posted by ブクログ
北欧での暮らしのエッセンスがギュッと濃縮されたような作品だった。
特に印象的だったポイントを幾つか・・・
1.自然を近くに感じる暮らし
朝起きて夜寝る時まで自然を感じる暮らし。
それには家と外の境界である窓が影響している。
北欧では殆どの家が一日中カーテンを閉めないので、自然を常に感じられる。
2.時短家事テクニック
食洗機、洗濯用乾燥機は必需品。スーパーの買出しは週に一度。特別な日以外、手間のかかる料理は作らない。家事は合理的に考える。大事なのは、家族でゆっくり過ごすこと。自分時間をきちんと持てること。
3.休日を充実させる小さなアイデア
食事のマンネリを救うバーベキュー、コーヒーと甘味を持ってハイキング、友人を招いて一緒に料理作り、家族でストック食材作り、好きな食べ物は一から自分で作る、プチDIY他
4.子どもには退屈な時間が必要
1歳になったら自分の部屋を持つ。
子どもがひとりで過ごす時間は「自分を育てる時間」としてポジティブに捉えられている。少しのさみしさや孤独は、自分を知るために必要な時間。
気候も社会制度も生活環境も全く異なる日本では、そっくり真似することが難しい事柄もある。けれど地球の別の場所でこんな暮らしが営まれていると想像するだけでワクワクする。また、部分的に取り入れられそうな気持ちを軽くする生活のヒントがたくさん詰まった一冊だった。
一歩外に出れば、平日休日関係なくあらゆるサービスの恩恵が受けられ、便利な生活が当たり前となった現代の日本。
だが「便利」が必ずしも「心の豊かさ」に直結する訳ではないのだと思う。
ほんとうに心豊かに暮らすために大切なことは何だろう・・・と自分の暮らしを見つめ直す良いきっかけにもなった。
また文章だけでなく、北欧の暮らしを感じられる写真がたくさん掲載されているので、視覚的にも分かりやすくて楽しめた。サクッと読めるので、働きづめで忙しい方にこそオススメしたい。
Posted by ブクログ
学生時代、北欧に憧れて旅をしたことがある。
デンマーク、そしてノルウェーと。
特にお気に入りは、オスロからベルゲンまでの車窓風景。北海道のような牧歌的な風景から、川に映る山々、小さな町並み、教会、全てが新鮮で初めて電車に乗った子どものように興奮していた。
あの時は観光しかしていなかったから、北欧の人達がどんな暮らしをしているかずっと気になっていた。
先日、SNSのタイムラインにこの本が流れてきた。
「これだ!」と注文し、あっという間に読んでしまった。
ゆとりがあった。何もしないことを楽しんでいた。
効率的に仕事をして、家で過ごす時間を楽しんでいた。そのための工夫がたくさんたくさん載っていた。
何よりビックリしたのは、寒い時でも窓を冷気を入れて眠る習慣があること。そして、1歳を過ぎたら自分の部屋を与えられ、自分で一人遊びをする家もあるとのこと。リビングルームにテレビを置かず、その部屋ではスマホを使わない約束をしている家もある。うーん、なるほど。
本の中の写真が北欧の家や生活の雰囲気をイメージしやすくしてくれる。
白夜、極夜を日常にしていくには複数の趣味と楽しむ工夫が必要なのか、、、。
面白かった。取り入れたいのは心のゆとりと退屈な時間。「子どもにも退屈な時間が必要」含蓄がある。
Posted by ブクログ
私に必要なのはこんな北欧のような暮らしなのかもしれない。
有給は5週間くらいあって、みんな一斉に夏休みをとったりするから1ヶ月くらい不自由な生活になるけど、お互いさまだから仕方ないか!って感じでおおらかに生きてる。
そうか、おおらかって言葉がよく似合うんだ。
でも冬でも窓を少しだけ開けて寝るとかかなり勇気がいるなぁ。
換気はバッチリだろうけど。
Posted by ブクログ
北欧のエコシステムはリサイクルするぞ!と意気込むわけではなく、さりげなく生活の中にリサイクルの仕組みがあるという印象。なぜここまで北欧でエコの考え方が浸透しているんだろうと疑問に思って夫に聞いてみると、こんな返事が返ってきました。
「自然が家の近くにあるから、意識することが多いのもあるだろうね。あとは、北欧の人たちは、時間とこころに余裕があるからかな?余裕があると、誰かに優しくできるでしょ?」
「今持っている洋服に満足する」という感覚が、なかなか東京に住んでいたことは持てませんでした。まわりに影響されて、なにかを買うことが多かったんじゃないかと思います。
Posted by ブクログ
真似したくなる北欧の人が暮らしや子育てで大切にしていることに触れられる一冊。
特に、子供をいつも優先にしすぎず、一人の時間や退屈な感情を味わわせることも大切、という著者の旦那さんの言葉が印象に残った。
Posted by ブクログ
グランピンク施設の図書スペースで見つけて読んだ本。素敵な環境で読むのにぴったり。
スウェーデン人のライフスタイルや気持ちの持ち方、気質について書かれた一冊でした。お国柄のその背景にある自然や環境についても書かれていて、なるほど〜と納得。読んでるだけで癒されて、そして気づきが多くありました。
暮らしや人生を豊かにする工夫、無理しすぎずに合理的に考えること、自分が機嫌良く過ごせる時間をもつこと、何もしない時間も大切で頑張りすぎないこと。
日本とは違うところがたくさんあって、なかなか北欧のようには過ごせないけれど、参考にしてみたい内容でした。