東原敏昭のレビュー一覧

  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    日立の壁 現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録
    大企業の壁を現場の力で打ち破る勇気が心に響く一冊です。
    日立製作所が製造業史上最大の赤字から見事なV字回復を果たしながらも、まだ終わらない課題に挑み続ける物語が現場目線でリアルに描かれています。組織の硬直化や縦割り文化、忖度といった大企業病に真正面から挑み、言い訳や先送りを許さない覚悟と決断力の重要性を痛感しました。働く親として、変化を恐れず挑み続ける姿勢が自分の日常にも重なり、家族や仕事での成長に役立つヒントが多数得られます。改革の壁を乗り越えるためには一人ひとりの現場力と覚悟が必要だと改めて教えられる、実用的で深いビジ

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    2025年11月08日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    製造業復活に向けた様々な示唆を与えてくれる本だと思う。JTCと揶揄される企業は多いが、日立の例を見るとまだまだ復活できるはず。

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    2025年03月02日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    経営に興味がある肩は是非一度読んでいただきたい一冊。
    2008年のリーマンショックで多くの企業の業績が落ち込んだ中、それを外的要因ではなく、日立自身が抱えていた"大企業病"と捉えた所からの大躍進の裏側を詳細に知ることが出来る。

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    2025年02月23日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    現場経験が全ての原点。
    伝統的なニッポンのサラリーマンの成功スタイル、かつ世界に伍していける柔軟で革新的な経営者の両面を見た。見習いたい。

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    2025年02月15日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    2008年に製造業史上最大の赤字を出した日立が、今日の磐石な経営・事業体制に持っていくまでに何をしてきたのかを社長自ら書いた本。
    大企業再生系の本は経営判断がダイナミックになるので、読んでいて面白い。

    カンパニー制からビジネスユニット制への転換など、末端社員からすると何が変わるのかよく分からない改革について社長目線で考えていたことを書いているのでほへぇ〜となる部分が多かった。
    今まで属した会社でも在籍中に事業の区分改革は実施していたので、改めてその意図を考えてみたい。
    事業改革系の本はバーッと読めるし、読んでいてワクワクするので今後も積極的に手を出していきたいところ。

    日立建機や日立金属な

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    2024年02月29日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    日立がどんな性質の大企業病であったのか、いかにしてその解決に取り組んだのかがよく分かる
    様々な新しいことに挑戦している反面、本質的な部分は変わっていない、変えていないことも非常に面白く感じた
    どのようにして日立を変えていったのか、それを通して学べることが多く書いてある

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    2023年11月16日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    たった一人しかいない自分を、たった一度しかない人生を、ほんとうにいかさなかったら、人間生まれてきた甲斐がないじゃないか。
    山本有三 路傍の石
    利他の精神
    Impossible→I’m possible

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    2023年04月23日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    証券アナリスト全国大会で講演されていて、印税が寄付に回ると聞いて、購入
    日立の本は、この人も書いてたけど、川村さんのラストマンを読んで以来。
    そこからはずいぶんと事業構成が変わったようで、立て直しのあとの変革を描いてて、講演も案外聞き入ってしまったけど、この本も面白かった。

    ・トップダウン、ボトムアップの使い分け
    ・共感力 日本の価値観に拘泥しない柔軟さ
    ・グローバルロジック社(買収知らんかった)。3万人ほどのITエンジニア集団
    ・グローバル人財マネジメント

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    2025年10月24日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    巨大企業・日立製作所には「壁」があるという。内部昇進の序列、部門間の縄張り意識、外の声を遮る厚い組織文化――長年の成功体験が築いた砦だ。守りは足かせとなり社員を閉じ込める檻にもなる。社長・東原敏昭は経営危機に直面し赤字事業の撤退、部門間の人材交流、海外幹部の登用を断行。現場の声を吸い上げる対話も重ねた。閉じた組織に風を入れた結果業績はV字回復。情に流されず未来を見据えた決断、壁を壊す覚悟が日立を変えた。

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    2025年08月09日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    大企業を外から見た時の小回りの利かなさについて、内から見ることで理解出来るし、トップがそこに危機感を持つことの重要性が理解できた。
    また、今の大企業は事業の柱(この会社って何の会社?)が一見分からないことが、生き残りのバロメーターなのかも知れない。(主要事業への傾倒は移り変わりの早い今ではリスクである)

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    2025年07月17日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    倒産の危機を前会長たちによってV字回復で建て直された日立。彼らから指名されて経営のバトンを受け取った東原氏のさらなる改革を記した本です。

    ミッションは3つ
    ・営業利益率の高い「稼げる会社」にすること。
    ・モノ(製品)を売るビジネスからコト(サービス)を売る社会イノベーション事業の強化
    ・グローバル企業への成長

    日立を「大企業病」から救った縦割りのカンパニー制を廃し、すべての事業を社長の直轄とし、社長自らがハンズオンでマネジメントするBU制に移行させた東原氏。社内改革を事前に告知しなかったそうですが、「大改革を断行するときは、説明より結果が大事なときがある」という考えは、強引に見えるけれども

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    2025年06月14日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    日立の強みを実感できた。自分の強みを踏まえて、ポートフォリオを入れ替えていく経営方針は、理想とされているが、なかなか実行に移せている社は少ないのではないか。
    また、組織マネジメントについては、GoogleやNetflixのような先進的な企業との共通点が多く見られたように思う。未来投資本部に関しては、Googleの20%ルールに近いものを感じたし、自律分散型グローバル経営に関しては社員の自律的な動きを前提とするNetflixのような組織を目指す姿勢が感じられた。
    さらに、組織として目指すべき姿に応じて会社の構造を変えていくという点については、行政もしっかり向き合うべきであると感じた。マネジメント

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    2023年09月18日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    大企業病をしっかり分析されてる時点で既に他とは違う感とその後の結果に違いが出ている事に納得

    あと蓄電技術を進めて欲しいと感じた

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    2023年07月20日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    ネタバレ

    日立という会社、東原氏のことの経営観を知る上では大変面白い読み物だった。特に、自身が手掛けた鉄道管理システムのATOSが基になったご自身の経営観は非常にわかりやすいものだった。

    ・赤字は悪というマインドがないのは危険。稼がないとダメ。利益が出なければ、社会に貢献するための事業を展開するための次の投資ができない

    ・この会社とこの会社を一緒にすればシナジーがあるという理論だけではグループ会社の中で反発が起こり、合理的な判断が難しくなるケースを見てきた。社員が望んで一緒になると思えるかどうか。一緒になったらもっと大きいことができるなという自覚を持ってもらえるか

    ・経営の考えにはATOSと同じよ

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    2023年07月16日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    ネタバレ

    多額の赤字を経験し、経営危機をどのように乗り越えてきたのか、そしてこれからの日立がどのような分野に注力し、どのような企業をめざしていくのかを東原氏(日立の取締役会長)の視点で書かれた本。

    日立=日本を代表する日経企業であり、日本での売上がほとんどだというイメージがあった。しかし、実は海外での売上の方が多いグローバルカンパニーであるということを知って驚いた。
    本書を読んでいて、日立はこれからも世界をフィールドに、世界と戦っていく企業だということを確信した。

    よく「日本の経済は衰退した。日本の将来が不安だ。日本はもう終わりだ。」という声を耳にする。しかし、だからこそ私は日本の企業に頑張ってほし

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    2023年05月20日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    日立の会長による日立グループの経営戦略の内容を描いたもの。
    プロジェクトXみたいにドラマチックに社員や組合との熱い対立や、経営陣内のどろどろした権力争いなどがあるのかと期待した。
    けれども内容は日経新聞の「私の履歴書」のコラムみたいな内容だった。

    要は、日立とはどんな会社で、どんなことをやってきたのかを、真面目に描いている本。
    真面目に描いているので、真面目に読むと、すぐに眠くなる。(ごめんなさい。)若干退屈。

    日立勤務の人や日立が好きな人が読むといいかも。

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    2025年06月09日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    東大卒ではないことに関する記述もありましたが、「学校歴」の色が付いていないことは、考えながら仕事を続けてきて、腹が据わっていて、覚悟を決めることができていれば、逆に有利ではないかと最近感じていたところでした。そんな印象を感じたことと、前任諸先輩が引き際を心得ていらしたことも成功の大きな要因であったのでしょう。

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    2025年05月08日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    大企業変革の内幕。

    ◯ルマーダ
    ・コングロマリットディスカウントからプレミアムへ
    ・自立分散型経営にはプラットフォームが必要

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    2024年11月03日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    大みか工場で鉄道システムを担当していた技師が日立グループ総帥として、川村・中西改革を完成させる物語。

    東原会長自身が(も)担当した東京圏輸送管理システム(ATOS)という自律分散型システムの3つの特徴である、均質性、制御製、協調性、を会社の経営にも導入した、という説明は、(もしかしたら後付けなのかもしれないけれど)分かりやすかった。

    権力を握ると組織を弄り倒したくなるのは、どの組織でも共通に見られる現象なので、当時の当事者にとっては、一連の組織改革は、正しい方向に向かっているのか心許無く思っていたひとが多かっただろうと想像する。経営は結果が全てであり、業績の著しい改善と時価総額の増大を見れ

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    2024年09月29日
  • 日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

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    日本は沈んでも日立は沈まない、と言われた日立。
    その社長に、予想外の抜擢で就任した東原氏。
    日立では、長年、東大工学部卒で日立工場長経験者でないと社長になれない、という不文律みたいなものがあった。そんな中、徳島大学というローカルかつマイナーな学歴で、大みか工場に配属され、大多数の学卒が開発や設計といった部署に散っていく中、自ら検査部を選んで、社会人としてのスタートを切った。これまでの感覚だと主流を外れたとみなされるが、この職場を選んだ思いやそこで学んだ姿勢や取組みに非凡さを感じた。
    常に自分の成長を考え、真摯に取り組んでいく意識の高さ、それを見抜いていた前社長の中西氏の眼力もすごい。大企業にあ

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    2023年06月30日